のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容を扱っています。不定期更新ですー。

12/3 世界史:塩とコショウ、保存と時間

 夜に食べた野菜炒めが、塩(しお)*1とコショウが効いておいしかったので、そこら辺の話を。

 塩やコショウ(胡椒)は、今の日本でこそありふれた食材(しょくざい)ですが、
 昔のヨーロッパではとても貴重(きちょう)だったようです。
 確か、塩はヨーロッパ内陸部では「白い金」と呼ばれていた時期があったような。(あやふやなので要確認)

 そしてコショウですが、『世界史B用語集』(山川出版社)によれば、
 コショウは、14世紀のヴェネツィアでは同重量の「銀(ぎん)」と交換された(山川2008,p.153)ほどの貴重品だったそうです。
 つまりコショウ1gにつき銀1gと交換してもらえたと。
 上記の用語集によると、コショウを含む香辛料(こうしんりょう)はインド・東南アジア産と書いてあるので、
 元々ヨーロッパには無かったようですね。


 それにしてもなんでそんなに貴重だったか…そしてみんなが欲しがったか、というと。
 味付けのほかに腐敗(ふはい)防止、つまり食べ物を長持ちさせる目的があったといいます。
 特にヨーロッパでは肉をよく食べる→肉は腐りやすい、ということです。
 米や麦に比べて肉はどうしても腐りやすいので。

 で、中世の「大航海時代(だいこうかいじだい)」には、ヨーロッパから世界の海に飛び出していく人がいっぱいいたわけですが、
 その目的の一つには香辛料の確保もあったようです。
 あと日本にもいろんな「漬け物」がありますが、そういうものも元々は食べ物を長持ちさせるための技術だったと思います。

 ものが「腐る」システムについてはうろ覚えですが、
 とりあえず

 1、空気に触れて酸化*2する、
 2、菌が増える    

 ……あたりが食べ物の質や味、保存にとってはヤバかったかと。

 ので、塩なりコショウなり味噌(みそ)なりに付け込んでしまうことで表面をコーティングしたりする(あまり知らないですが)。
 それによって酸化を防いだり、あとは殺菌(さっきん)・防菌(ぼうきん)の効果を持たせよう…って感じですかね。
 あとネギとかショウガとかの薬味(やくみ)も、もともと殺菌の目的(もあった)と思います。

 確か、昔国語の教科書で「文明*3とは時間との闘いである」という文を見た気がしますが、上記のような技術はまさにその一部ですね。
 食べ物の確保は人間にとって死活問題。缶詰(かんづめ)や冷蔵庫(れいぞうこ)ができるまで、しばらく人間は食べ物の保存の問題と苦闘することになります。
 そういや缶詰ができたのはここ100年くらい、と教えてくれた子がいました。

 まあ今日でも腐るものは腐るんですが。
 でも「冷凍庫(れいとうこ)」で完全に冷凍してしまうと、菌は一応それ以上増えなくなるので、半永久的に保存が可能だったと思います。
 昔の人が見たらびっくりしそうですね。

 これも国語の教科書に書いてありましたが。
 冷蔵・冷凍なり、インスタントのドライフリーズなり、人間は間接的に物の「時間」をある程度操作できる所まで来た、ということができるかもしれません。



◆用語集
・塩(しお):しょっぱいやつ。
 英語で言うと「salt(ソルト)」。
 料理などによく使われる。
 関連用語:「塩田(えんでん)」*4、「ソース」*5、「サラリー」*6

・コショウ(胡椒):香辛料の一種。
 英語で言うと「pepper(ペッパー)」。

ヴェネツィア:イタリアの都市。
 町中を通る水路とゴンドラ、あとヴェネツィアングラス(ガラス*7細工)で有名。
 中世時代に「貿易(ぼうえき)」が盛んになった頃、ブイブイ言わせていた。つまり儲けていた。
 ここで商人などが力を得たことが、後の王様とかの権力*8ダウンにつながっており、
 遠因的に後の「市民(しみん)」の時代、民主主義とかを招いた、って感じだった気がする。
 関連用語:「コロンブス*9、「産業革命(さんぎょうかくめい)」*10

・上記(じょうき):「上に記してある」「上に書いたように~」という意味。
 「下に書いてある(またはこれから書く)ように~」は下記(かき)。

・香辛料(こうしんりょう):ご飯とかによく振りかけるコショウとか。
 用語集によると「刺激性嗜好品(しげきせいしこうひん)」。
 まあ読んで字のごとく、「香」ばしかったり「辛」かったりするものさ!
 コショウ、シナモン、クローブなど色々種類や効果がある。
 ハーブ*11との違いは、よくわからないので今度調べます。
 シナモンなどはよくお菓子作りでも活躍する。

・金(きん):金属(きんぞく)*12の一種。
 英語で言うと「gold(ゴールド)」。
 原子記号は「Au」。これはラテン語で金を意味する「aurum(オーラム)」から来ている。
 関連用語:「めっき」*13、「金印(きんいん)」*14

・銀(ぎん):金属の一種。
 英語では「silver(シルバー)」。
 原子記号は「Ag」。これはラテン語の「argentum(アルジェントゥム)」から来ている。
 関連用語:「アルゼンチン」*15 

・薬味(やくみ):蕎麦(そば)とか食べる時についてくるネギとかショウガとか。うまい(人による)。
 口の中をさっぱりさせ、殺菌効果もある。
 英語で言うと「spice(スパイス)」、「condiments(コンディメンツ)」、「seasoning(シーズニング)」など。


大航海時代(だいこうかいじだい):
 15世紀中ごろから17世紀中ごろ、主にヨーロッパ人が色んな所に航海(こうかい)した時代。
 でも「大航海時代」というのは日本の造語らしく、英語では「Age of Discovery(エイジ・オブ・ディスカバリー/発見の時代)」などと呼ばれている。
 いろいろと問題もあったがロマンあふれる時代でもあり、マンガやゲームでもよく取り上げられる。
 そのまま『大航海時代』というゲームも存在する。

・時間(じかん):過ぎ行くもの。
 英語でいう「time(タイム)」。
 本来、人間にとって避けられないものと思われていたが、
 上記のように間接的には文明によって対抗できてるかも。
 美容でも「アンチエイジング(加齢に抗する)」*16は今日の流行語。
 それがいいことか悪いことかはわからない…というのもSFとかではよく文明が進みすぎて人類が破滅する。えらいこった。
 だが、とりあえず便利。
 そして物理学とかでは、どうやら時の進みというのも絶対のものではないらしい。
 そこら辺は相対性理論(そうたいせいりろん)について勉強すると分かる気がするが、僕には難しいので自助努力でお願いします。
 光の速さを超えればタイムスリップが可能だった気がするが、現代の技術ではすごい勢いで死んで終わりそう。
 関連用語:「成長(せいちょう)」*17、「年表(ねんぴょう)」*18、「時差(じさ)」*19、「エイジング」*20、「未来(みらい)」*21

・SF(エスエフ):科学的な空想物語。
 「Science Fiction(サイエンス・フィクション)」の略。
 「science(サイエンス)」が「科学」、「fiction(フィクション)」が「創作」「作り話」という意味。


文献
・全国歴史教育研究協議会編,2008,『世界史B用語集 改訂版』,山川出版社

*1:「塩水(しおみず)」の浮力については12/3 地理+理科:日本とか、浮力とか、ソシャゲとかの話 - のっぽさんの勉強メモ参照。

*2:「酸化(さんか)」については 12/31 理科:酸素(さんそ)さんの本気! ~酸化(さんか)・燃焼(ねんしょう)・爆発(ばくはつ)!?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「文明(ぶんめい)」については10/5 社会:文明(ぶんめい)の進化と、欲望(よくぼう)の方向 ~物が改良される方向~ - のっぽさんの勉強メモを参照。

*4:「塩田(えんでん)」については 5/18 英+社:パンはパンでも「ソルトパン」!? ~パンの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「ソース」については 6/27 英語:ニュースソースとウスターソース! ~二つのソース~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「サラリー」については 8/7 英+歴:「ソルジャー」は「サラリーマン」ですか? ~「給料」と「兵士」の関係~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「ガラス」については 7/17 歴史:「黒曜石(こくようせき)」の話 ~冷えた溶岩の恵み~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「権力(けんりょく)」については4/30 社+こころの話:許すこと・気分の良さ・権力(けんりょく) ~よい、儂が許す~ - のっぽさんの勉強メモを参照。

*9:コロンブス」については 6/17 英+理+家:野菜(やさい)に関する英単語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:産業革命(さんぎょうかくめい)」については 2/23 歴史:さかのぼる練習/ペリー来航←蒸気機関←産業革命 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「ハーブ」については 12/6 理科→英語・社会:専門用語を調べてみると(in英語) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「金属(きんぞく)」については 5/17 学習:イメージ・ネットワーク ~色んな所にネタを探す~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「めっき」については 7/28 理科:きれいな見た目にご用心!? ~「めっき」と「騙し(だまし)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「金印(きんいん)」については 8/16 歴+英:そのスタンプはゴールデン! ~「金印(きんいん)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:「アルゼンチン」については 7/19 地理:アルゼンチンは『銀の川』ですか? ~国名と、込められた思い~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:日本語だと「抗老化(こうろうか)」など。ほかの「防ぐ」等といった意味の英単語については 5/6 英語:防ぐもの/「防~」関係の英単語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「成長(せいちょう)」については 10/4 学習:ゲームと「成長(せいちょう)」のシステムについてのメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:「年表(ねんぴょう)」については 2/3 国+歴:ゲーム「勇者年表(ゆうしゃねんぴょう)」! ~勇者の人生を適当に考える~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:「時差(じさ)」については 4/13 理科:「時差(じさ)」と太陽の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:「エイジング」については 7/2 英+家:わざと年を取ったように見せる方法!? ~「エイジング」と「アンチエイジング」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*21:「未来(みらい)」については 2/22 学習:知ることと「未来予想(みらいよそう)」 - のっぽさんの勉強メモ を参照。