のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

12/12 英語:100個の英文を作れるようになる!?

 英語の話。
 ネタバレすると、「100個の英文を作れる」というと格好良くないですか、と言いたいがための話です。

 算数で習う「組み合わせ」の話を利用した、英語の話です。
 以前書いた「5文型の話」を参考にしつつ*1


 まず第1文型「S(主語)+V(動詞)」で考えてみましょう。
 もしあなたが1個の単語と1個の動詞しか知らなかったなら、
 作れる文は1×1=1でやっぱり1個です。
 つまり「I(私)」+「walk(歩く)」=「I walk(私は歩く)」の1択、ということになります。


 そこであなたが「run(走る)」と言う動詞を学習したとしましょう。
 すると作れる文は①「I walk」②「I run(私は走る)」の2つになりました。
 つまり選べる主語は1択しかないのに対して、選べる動詞は2択になったということです。だから1×2=2です。
 この時点で、すでにさっきの2倍ですね。


 次にあなたは主語「You(あなた)」を習いました。
 これで、2個の主語と2個の動詞を知っていることになります。だからできる文は
 ①「I walk」②「I run」③「You walk(あなたは歩く)」④「You run(あなたは走る)」の4つ。
 2つの主語に対して、2つの動詞の選択肢*2がある。だから2×2=4つの文ができた、という訳です。
 またさっきの2倍になりました。最初と比べるとすでに4倍です!


 まとめると、「主語の数×動詞の数=作れる英文の数」ということになります。
 もうそろそろ予想がついたかもですが、つまり。
 あなたが「10個の主語」と、「10個の動詞」を知っていれば、実は「100個の英文」は作れるのです!
 仮に1日10個の英語を覚えられれば、今日は主語、明日は動詞と、2日で作れるようになってしまうのです。
 1日1個でも、20日くらいあれば覚えられます。つまり一か月かからないのです。
 

 つまり。「俺は本当に英語ができないんだ…ちゃんと書ける単語も1個くらいしかないんだ…」と落ち込んでいるあなた。
 ある意味では朗報ですね。
 あなたの知識が少なければ少ないほど。
 新たに1つ単語を学ぶだけで、作れる英文の数は2倍・3倍に広がるのです!


 数が多いほど、そんなに景気よく「倍」にはならなくなっていきますが…。
 でもその頃には、「俺はちょっと英語知ってる、前よりは知ってる!」と思えるんじゃないかと思います。
 それにすでにある程度英語ができる人も、
 今から新しい主語と述語を10個ずつ覚えれば、「全く新しい英文100個」があなたの知識に加わるわけです。
 それはまさしく英文力の増加といえるかと思います。


 ま、単なる言葉のマジックにも思えるかもですが。
 改めて「2日後(または20日後)の私は、100個の英文を書けるようになった私!」とか「書ける英文を今の倍にしてやるぜ!」っていうと、
 なんか景気のいい話に思えてきませんか?
 そんな感じで、憂鬱になりがちな「最初の一歩」がちょっと楽しくなったらいいなあ、というお話でした。 



 関連自作ゲーム:『ズルワード100』*3



追伸
 作れる英文の数の説明について。
 上では「S+V」で説明したから「主語の数×動詞の数」という式でしたが、
 第3文型「S+V+O」だと「主語の数×動詞の数×目的語の数」になります。
 ここで朗報なのが、目的語には主語と同じ「名詞(めいし)」*4が使えるものが多いということ。
 つまり「S+V+O」を活用するならば、
 名詞を1つ覚えるだけで、使える「S」の数も「O」の数も一気に増えるということなのです!
 英文の数「1×1×1=1」が、すぐに「2×1×2=4」へと変化する!
 その次は「3×1×3=9」だと…!? なんて増加スピードだ!
 こいつぁかなりぼろい話ですぜダンナ!げへへへへ!*5



◆用語
・100個の英文を作れる:
 昔『魔法先生ネギま!』という漫画で1000の魔法を使いこなす「サウザンド・マスター」というキャラがいました。
 上の英文数についてのキャッチコピーはそれをちょっと参考にしています。


・数学で出てくる「組み合わせ」の話:
 高校だと「P(順列)」「C(組み合わせ)」とかの記号を使って学ぶ。
 「順列(じゅんれつ)」は順番が重要で、組み合わせは順番は自由。
 例えば「徒競走で1着はA、2着はBの確率*6」を求める場合は順番が重要になるので「順列」。
 対して「AとBが1位か2位になってる確率」だとABでもBAでもいいので「組み合わせ」になる。
 Pは「permutation(パーミュテイション)」、Cは「combination(コンビネーション*7)」のこと。


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