のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

12/25 国語:要点(ようてん)/『文章題(ぶんしょうだい)』の狩り方

 国語の話ー。
 「文*1の要点(ようてん)」をどうやって見つけるかの話、延長戦です。
 考えがまとまってないので、雑に書きます。ご無礼のほど、ご容赦を。

 慣れも大事ですが、どこがポイントか意識するのは大事。
 本当は「5W1H*2」について書いたほうがいいかもですが、思いついたのでこっち優先です、すみません。



 文を書く・読む時は、簡単に言うと「一言で言うとそれは何?」というのを思い浮かべるとよいかと思います。
 この「一言で言える力」は鍛えておくと役に立ちます。

 例えば

①「僕は青いブローチを買った」

 という文があったとしましょう。
 もしここで「主人公が買ったものを4文字で抜き出しなさい」って聞かれたら、
 答えは「ブローチ」ですね。「青い」ってのはブローチを修飾している形容詞です。
 この問題を解ける子は結構多いです。

 でも、以下のように、文が長くなると解けなくなる子は結構います。

②「僕は、12月25日夕方、西新宿で地下鉄を降り、寒空の下しばらく時間をつぶした末に、ふと思い立ち、帝立劇場の入場までの時間を利用して、もう長い間付き合っている彼女『山田花子』が務める宝飾品店『カノッサ』の店先に飾られていた青いブローチを買った」

 まあこんな意地悪な問題は出ることは少ないかもですが。
 この時、「主人公が買ったものを4文字で抜き出しなさい」と聞かれたらどうでしょう?
 文が長いのが気になりますね。4文字に当てはまるものも色々あります。
 答えはどれでしょう?「山田花子」?「帝立劇場」?「カノッサ」?

 …いえいえ、答えは①と変わりません。やっぱり「ブローチ」ですね。
 ①に比べて②は形容詞*3とか副詞とかが足されましたが、「ブローチ」を「買った」ということだけは変わっていません。
 つまり、他のことはすべて気にしなくていいのです。


 だけども、文の長さに気を取られて、強く「難しい!」と思ってしまう子はいるようで。
 例えば「4文字なら何でも当てはまりそう」と思ってしまうのか、
 上の②なら「山田花子」「帝立劇場」というような答えを選んでしまいます。

 そういう間違いをする時は、もしかしたら「全体がよく分からない」ということに圧倒されているのかもしれません。
 もしかしたら、「自分が文章を読み慣れていない」ということから苦手感を持っているかもしれません。
 でもある部分について答える時、全体を100%理解している必要はありません
 (全体について問われる問題もありますが、それはまた別の問題ですし)

 例えば②の文章には「帝立劇場」「宝飾品店」と言う単語がありますが、「主人公が買ったもの」を答えるには、それらの知識は要らないのです。あなたがこれらの単語を知らなくても、この問題は解けます。
 極端な話、「買った」という単語を見つけて、その近くにある「ブローチ」という単語を見つけられれば、この問題は終わります。
 「ブローチを買った」という8文字を理解できれば解けるのです。これが、この文の核であり、言い換えるなら『弱点』といったところでしょうか。


 つまり。「よく分からんけど結局主人公は何したのさ?」ということを考えられれば、上のような問題は解きやすくなります。
 文章題を前にしたとき、分からないなら分からないなりに、開き直ってみましょう。
 んで、問題に関係ありそうなところだけを拾い読みしてください。そうすると結構解けますよ。
 (いつもこればかりやってると「文の味わい」が薄くなるので要注意です。テスト*4で困ったときにしましょう)


 例えばゲームで「火」が弱点の敵に出会ったら、倒すのに火を使いますよね。
 なら文章題にだって同じことができるかもですよ。どんな文にも核はあるものです。
 そこを突ければ、問題はスムーズに解けるかも。「文のすべてを理解して解く」のは、あなたが実力を付けてからでも遅くありません。
 普段の勉強の時はそっちの方が力はつきますけどね。


 文章題の『弱点』を探し出すのも、簡単ではないかもしれません。
 でも、「文全体をすべて理解する」「難しい単語も全部知ってなきゃ」以外に色々倒す方法があるってのは、ちょっとワクワクしませんか?
 「こいつは何が弱点なんだ?核なんだ?」って考えながら、あるいは「苦手だったアイツの弱点を突いてやるぜ」って思いながら、
 いっちょ文章題を狩りに行きませんか?
 てな感じでー。



◆用語
・文章題を狩りに:『モンハン』のイメージで。
 少年ジャンプの漫画『暗殺教室』でも問題をモンスターに見立てており、本記事もそのイメージを多分に借りている。
 「複雑に見える問題も、実は簡単な問題の積み重ねである」的なことが書いてあって、非常に参考になる。

・『暗殺教室』(あんさつきょうしつ):
 松井優征(まつい・ゆうせい)*5先生の漫画作品。
 ざっくり言うと、いきなり謎の生物が先生になった教室での出来事などを描く。
 謎の生物「殺せんせー」は地球を滅亡させようとしているので、卒業までに頑張って「暗殺(あんさつ)」*6…つまり倒さなければ!という話。
 だが、中身は教育的にとても興味深い内容となっている。
 関連用語:「マッハ」*7、「パルクール*8
 関連人名:「竹達彩奈(たけたつ・あやな)」*9、「二宮和也(にのみや・かずや)」*10

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

*1:「文(ぶん)」については 6/30 国語:国文法/「言葉(ことば)の単位(たんい)」メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:5W1H」については 2/2 英+国:文の秘訣・「5W1H」! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「形容詞(けいようし)」や「副詞(ふくし)」については 12/18 英語:形容詞・副詞/言葉に魔法(まほう)をかけるもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「テスト」については 5/24 学習:テストについてメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:松井優征(まつい・ゆうせい)」先生については 5/17 社+英:「国民(こくみん)」は「国(くに)」で、しかも「ルーラー(支配者)」ですか!? ~「people」、「nation」、「supreme ruler」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。」

*6:「暗殺(あんさつ)」については 8/10 社+ゲーム:戦争を止めて回るゲーム!? ~ゲーム「ストップ・ザ・ウォー」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:速さの単位である「マッハ」については 7/4 理+英:「速さ」に関わる英語メモ(少し) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:パルクール」については 10/26 社+生:気になった単語の適当メモ(10/26) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:アニメ版で「茅野カエデ」役の声を担当しておられる声優「竹達彩奈(たけたつ・あやな)」さんについては 4/23 国語:読書感想文Lv.1トレーニング! ~vs世界最短の感想文(多分)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:実写版映画『暗殺教室』に声で参加しておられる「嵐」の「二宮和也(にのみや・かずや)」さんについては 2/14 国語:嵐のバレンタインデー……っていうか嵐 - のっぽさんの勉強メモ を参照。