のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容を扱っています。不定期更新ですー。

5/29 歴史:海賊/一つのナンパが歴史を動かす!? ~女海賊アンとメアリー~

 歴史の話ー。またまた海賊*1の話です。

 「海賊」というと「黒ひげ」などの影響もあって
 ひげもじゃの男のイメージがありますが、女性の海賊というのも実在しました。
 それが「アン・ボニー」と「メアリー・リード」のコンビです。


 舞台は18世紀のカリブ海
 二人は「ジョン・ラカム」と言う海賊の団に所属していました。
 アンは銃の名手、メアリーはカットラス(西洋の刀)の使い手であり、
 男性海賊からも一目置かれていたと言います。


 ちなみに二人が出会ったきっかけは「ナンパ」だったりします。
 しかもアンがメアリーをナンパしたという。

 どういうことかというと。
 まず、「アン・ボニー」は海賊ジョン・ラカムと酒場で出会い、夫のもとを去って海賊になりました。
 (以前から海賊になっていたという説もある)
 そうしてある日襲った船から、一人の美少年が仲間になりました。
 アンは「彼」を気に入り、人目のないところで誘惑しました。

 すると「彼」は、実は自分が女であることを打ち明けたのです。
 この人物こそが「メアリー・リード」ってなわけです。
 ちなみにメアリさん、仕送りのために男装で育てられたり、男装して陸軍に入ったりと色々やってます。
 だから男装のレベル*2は相当高かったのかもしれません。


 ちなみにこのことは後でバレたのですが、
 船長のラカムはメアリーが男装していたことなどを問題視せず、
 他の船員にも事実を公表したうえで受け入れたそうです。
 なかなか器が大きいですね。


 この後アンとメアリーの二人は女海賊コンビとして有名になる訳ですが、
 アンがメアリーをナンパしてなければ、こんな風にコンビを組むことはなかったかもしれません。
 その場合、現代の「海賊(女海賊)」の物語や語られる歴史も違っていたと考えると
 「1つのナンパが歴史を動かすことがある」と言えるのかもしれませんね。


 まあそんな感じで~。


◆参考文献
武光誠,2004,『世界史に消えた海賊』,青春出版社


◆用語集
・ナンパ:見ず知らずの人を何かに誘ったりする行為。
 もともとは「軟派(なんぱ)」、つまり(悪い意味で)なよなよしている、という意味からきている。

・アン・ボニー(Anne Bonny)/1700?-1782,
 メアリー・リード(Mary Read)/1685?-1721:
 18世紀カリブ海で活動した伝説の女海賊たち。
 数々のゲーム(『Fate*3シリーズなど)にも登場している。
 ただ格好がきわどいものもあるので、調べる時は自己責任で。
 本『世界史に消えた海賊』によれば、メアリーが女だと知った時、アンはたいそう落胆したという。
 どれだけハンサムだったんだ……。
 

・ジョン・ラカム(John Rackam):1682-1720。海賊団船長。
 キャラコ(Calico、白木綿)の帽子や衣服を愛用していたため「キャラコ・ジャック」の名で呼ばれたらしい。
 wikiによれば、小さな船を襲うなど他の海賊に比べて地味な活動を行っていた。
 ただし小型船を使って日に何隻も襲い、大きな利益を挙げていたようだ。
 あとラカム自身の証言では「他人を傷つけたことはない」そうなので、海外では人気が高いらしい。
 (『世界史に消えた海賊』ではアンとメアリーがいたので船長は飾りだったと表現している)


・キャラコ(Calico、白木綿):インドの平織の「綿布(めんぷ)」のこと。
 綿布は「木綿(もめん)」を負った布のこと。「木綿」はワタ(植物*4)から取れる繊維。
 wikiによるとインドは「木綿」の原産地らしい。
 軽いしあったかいし柔らかいということでヨーロッパで大人気になった。
 「これを国内でもたくさん作りたい!」という思いが産業革命*5の一つのきっかけとなったという。
 ただし機械で大量生産できるようになったせいでインドの職人がかなり職を失ったともいう。難しい。
 今の「グローバル化*6の影」の始まりのようなものがここに垣間見える。
 (キャラコと機械については少しだけ過去記事*7でも触れている。ほんとに少しだけだが)

 産業革命時、イギリス国内でさえ機械が人の仕事を奪うということがあり、
 いわゆる「機械打ちこわし運動」が起こるのだが……それはまた別の話。


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