数学の話ー。まだ風邪*1っぽいので簡単に。
「数学の文章題*2をゲーム的に考えてみよう」という話です。
どういうことかというと。
数学の文章題は「長さを求めろ」とか「~であることを証明せよ」と色々タイプがありますが、
ゲーム、例えばRPG*3では色んな「勝利条件(しょうりじょうけん)」*4があったりします。
(あるいは「戦闘終了条件(せんとうしゅうりょうじょうけん)」)
「どうすればその戦いに勝てるか」という条件のことです。
大抵の場合は「敵をみんな倒せ!」とかなのですが。
イベント戦闘の場合は「3ターン以内にボスのHPを半分にしろ!」とか、
勝てない戦闘では「逃げろ!」とかあります。
当然、逃げなきゃいけない戦闘で攻撃ばっかしててもダメなので、
状況によって勝利条件は確認した方がいいですね。
これは数学で考えると、「問題文を読んだ方がいい」ということになります。
数学では例えば以下のような書き方があります。
・「~を求めよ」:計算によって数字*5の答えを出すパターン。
・「……にあてはまる~を答えよ」:条件に当てはまるものを答えるパターン。
・「~であることを証明せよ」:すでに決まった結論を出すためにがんばるパターン。図形でよく出てくる。
言うなればそれぞれ「勝利条件」が違う訳ですね。
中には「大問」「小問」に分かれてて、少しずつ答えを出させるパターンもあります。
問題数が多くてややこしいようにも見えますが、
全部が1つになってる大問よりはやりやすいことが多いです。
何故かと言うと。
例えば三角形*6ABC(△ABC)と三角形DEFがある、という問題で
①「ABの長さを求めよ」②「角DEを求めよ」
③「△ABCと△DEFが合同(ごうどう)*7であることを証明せよ」という問題形式の場合、
①と②で出した答えが問③のヒントになっていることが多いからです。
逆に言えば③を解くには①や②できっちり答えを出さなければなりません。
対して、いきなり大問で「△ABCと△DEFが合同であることを証明せよ」と聞かれると、
そこに至るまでに必要なデータは、自分で考えなければならないので難しいです。
小問に分かれてると必要なものの一部は①や②というのはバレているわけで。
なので、ちょっとやりやすいという。セーブ*8ポイントがこまめにあるとも言えます。
数学が苦手だと問題文はつい読みたくなくなってしまいますが、
そこにはゲームに勝利するためのルールが書いてあったりもします。
余裕があったらじっくり読んでみると、攻略法が見つかるかも?
まあそんな感じで~。
追記
問題文や状況によって求めるものが違う、というのは
推理小説の「ハウダニット(How done it?)」「フーダニット(Who done it?)」と絡めて考えることもできます。
すなわち「犯人は分かってるけど、方法が分からない」場合と、
「犯人が分からない」場合では、調べる物が違ってくるわけですね。
ちなみにここら辺の用語については過去記事
2/2 英+国:文の秘訣・「5W1H」! - のっぽさんの勉強メモ
をご参照ください。
*1:「風邪(かぜ)」については 1/5 英語:「風邪(かぜ)」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「文章題(ぶんしょうだい)」については 12/1 数学:「文章題(ぶんしょうだい)」は難しい - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「RPG」については 3/14 こころの話:人生(じんせい)/君と道を行くRPG - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「条件(じょうけん)」については 10/11 数学:プログラム/ロボに指示(しじ)を出すゲーム! ~条件(じょうけん)と予約(よやく)のゲーム~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「数字(すうじ)」については 1/5 数学:なぜ「1+1=2」ができるのか(雑考) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「三角形(さんかっけい)」「角(かく)」については 1/18 算数+英:図形/「3+3=4」のフシギな計算! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「合同(ごうどう)」については 9/4 ギリ+国他:「Ξ」と「三」と「≡」は違いますか? ~「Ξ(クシー)」と「三(さん)」と「≡(コングルエント)/合同(ごうどう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「セーブ(save)」については 7/24 英+理:薬草/セージと賢者(けんじゃ)と救世主(きゅうせいしゅ)! - のっぽさんの勉強メモ を参照。