数学の話ー。
「変な数学」シリーズです。
角度*1と、それ以外のものを絡めた話です。
前記事とかで角度の話を書いてて思ったのですが
円の中心の角度は「360°」であり、1つの角度の最高値も360°になります。
いわば「360」という数字*2がよく出てくるわけですが、
円の形をしたほかのものは、また違う数字を使っていたりします。
それらとの対応をちょっと見てみましょう。
学校の発表とかでも時々使う「円グラフ」。
あれは「パーセント(%)」*3を使って全体を表すのですが。
割合が円の「角度」に対応しているので
円グラフの「100%」=「360°」という感じになります。
だからぱっと見(単位を除けば)
「100=360」みたいな感じになりますね。
まあ単位を除けば何でも言える気もしますが。
なので「1%」は「3.6°」ということになります。
(360°÷100=3.6)
何かの割合が1%増減したときは、3.6°ずつ動かせばいいわけですね。
そして日常で使う「時計(とけい)」。
デジタル*4(数字式)じゃなくてアナログ(秒針*5とかある式)は1~12の数字が書いてありますが。
アナログ時計の形は円であり、文字の配置もそれぞれ角度に対応しています。
「12時間」=「360°」という感じなので、
これも単位を除けば「12=360」。
360÷12=30なので
「1時間」は「30°」に対応しているわけですね。
よって文字盤の数字は「30°」の間隔で配置されているということになります。
覚えておくと、時計の絵を描く時には便利かもしれません。
(もちろんこれは1~12の数字の話なので、
仮に「36時間時計」という1~36の数字が書いてある時計だったら、
1つの数字の間隔は360÷36=10で、10°ずつとなります)
いろいろ勉強していると「数字が多すぎてややこしいよ!」と思うかもですが。
それぞれの対応関係を見てみると、ちょっと面白かったりします。
あるいは、隠れていた理屈が見えてくるかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
ここら辺の話を延長すると、理科の話に繋がったりもします。
つまり天体の「1時間あたりに星は15°動いてみえる」(360°÷1日(24時間)=15°)とか
地理の「経度(けいど)15°で1時間ズレる」(これも360°÷1日(24時間)=15°)*6ってことが理解しやすくなる訳ですね。
つまりは全部「地球が丸い」(360°の円から構成されている、完全ではないけど)ってことが関わっているわけです。
逆に言えば地球が丸くなかったら、また違った計算式になっていたかもしれません。
筆者は数学に詳しくないですが、そういう「もしも」を計算してみるのも面白そうですね。
*1:「角度(かくど)」や「円(えん)」「中心(ちゅうしん)」については1/18 算数+英:図形/「3+3=4」のフシギな計算! - のっぽさんの勉強メモ参照。
*2:「数字(すうじ)」については 1/5 数学:なぜ「1+1=2」ができるのか(雑考) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「パーセント」については12/20 数学:パーセント/とりあえずピザを100等分だ! - のっぽさんの勉強メモ参照。
*4:「デジタル」については 5/23 数+ラテ他:「デジタル」と言えば「指(ゆび)」ですか? ~「digital(デジタル)」と「digitus(ディジトゥス)/指」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「秒針(びょうしん)」については 10/4 国+英:その「時計(とけい)」は「手(て)」を持ってますか? ~アナログ時計の「針(はり)」と「hand(ハンド)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:この「時差(じさ)」や「経度(けいど)」については4/13 理科:「時差(じさ)」と太陽の話 - のっぽさんの勉強メモも参照。