のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容を扱っています。不定期更新ですー。

11/26 歴史:幻想AR(げんそうエーアール) ~災害に神を見る、燃える火に精霊を見る~

 歴史の話ー。
 「現代のAR(拡張現実)*1と、昔の神*2とか妖精*3を感じる感覚って、現実への情報足してる点で似てるかもー」という話。
 思いついたことを書くので雑です。すみません。

 
※注意
 以下では話がしやすいように、神や妖精など自然的なものについて否定的な立場から話をしています。
 が、別に実在を否定するわけではないので悪しからず。
 あとタイトルに「幻想(げんそう)」とついてますが
 これは「存在しない」という意味ではなく「幻想的なもの」位の意味です。
 「(現代からすると)幻想的な物を見出す感覚」ってことです。



 過去記事でとりあげた「AR(拡張現実)」。
 あれは「情報を現実に上乗せする」ような感じでしたが
 考えてみると、昔の「神」とか「妖精」がいると信じられていた時代の感覚もある意味「AR」っぽい感じもします。
 というのは、自然現象に対して「意味」や「生命」と見出していた、という意味でです。

 例えば昔は、災害*4は「神の怒り」とされることもありました。
 だから災害もただの自然現象ではなく、「神の意志」をそこに感じるわけです*5
 (だから「天災」、「天」による災害と呼ばれたりもするわけです)
 逆に畑の豊作は「神の恵み」と呼ばれたり。


 今ではここら辺のことは、「迷信(めいしん)」として片づけられることもありますが、
 その感覚は時に強く世界*6を左右します。

 例えばガリレオ・ガリレイの「地動説(ちどうせつ)」。
 つまり「地球が太陽の周りを回っている」という説は、当時は認められにくかったらしいです。
 当時信じられていたのは「天動説(てんどうせつ)」、
 つまり地球が宇宙の中心にあり、太陽などはその周りを回っているというものでした。
 彼の話を聞いた教会とかにしてみれば
 「神が作った地球が従属的な存在のはずがない→地球の方が回っているわけない」ということで
 「地動説」は認めるわけにはいかない、って話もあったと聞きました。


 ここまで色々書きましたが、現代の知識が正しいとも限りません。
 例えば今、「情報を表示してくれるメガネ」(以下、「ARメガネ」)で「火」を見た時。
 今は火というのは酸素と結びついて燃えて起こるもの、という風に理解されているので
 ARメガネには「火:物質の燃焼*7する現象」と表示されるかもしれません。
 我々はそこに「酸素」や「原子」の動きをイメージするでしょう。

 でも将来この常識が覆って(昔のようになって)、「実は火の精霊*8サラマンダーが物を燃やしている」と「判明」したならば、
 「火」をARメガネで見たら「火:サラマンダーによって起こる現象」と表示されるでしょう。
 そして我々はそこに、「精霊」の存在をイメージするようになるでしょう。


 世界で起こることに対して何を思うのか、見出すのか。
 それはその人の知識や宗教、その時代の常識。世界観にも左右されます。
 今信じていることが、「天動説」のようにひっくり返る確率*9もゼロではありませんし。

 信心・宗教を含め、感覚の違う人のことは理解しにくいですが。
 あなたには感じ取れなくても「その人にとっては真実」ということもいっぱいありそうです。
 まあ余裕があったら(そして自分に害がなかったら)受け入れてみると
 色んな人と仲良くなりやすい……かもしれませんね。


 まあそんな感じで~。



追記
 一方、現代でも「何か超自然的なものを見出す」ことはそれほど遠いものでありません。
 わっかになったキノコ*10はイギリスでは「妖精の輪」と詠んだりもするようです。
 国語の詩とかで出てくる「擬人化(ぎじんか)」という手法も「対象に心を見出す」物ともいえます。
 本文ではわかりやすいように「昔」「今」と対比させましたが、
 お互い繋がっているものもいっぱいありそうです。


追記2
 あくまで「仮想」的な話になりますが、
 「迷信(めいしん)」とされているものも現実にポイントを付けたす手段としては有用かもしれません。
 (迷信というか、考え方や宗教の領域になりますが)
 例えば孤独*11であるとき、自分が一人であると思って絶望するよりは、
 何か超自然的な存在が側にいる(例えば天使*12)、と思うと心が楽になるでしょうし。
 (実際にいるかいないかは置いておいて)
 それはつまり物理的なものからではなく、精神的なものから補助を受けているわけです。
 とらえようによっては追加ポイント、追加エンジン。
 ただ、過信すると自分に都合のいい妄想ばかり産んでしまうかもなのでご注意を。 


追記3
 本文で書いたような感覚は、京極夏彦氏の小説シリーズ(いわゆる『百鬼夜行シリーズ』『京極堂シリーズ』と呼ばれるもの)にちょっと関連してたりもします。怖い部分も多いですが、面白いのでご興味があればぜひ。


◆用語集
ガリレオ・ガリレイGalileo Galilei):1564-1642。天文学者
 「ピサの斜塔」の実験の話でも有名。
 『モンスト』にも出演している。ただし女性化している。
 カードゲーム『遊戯王(ゆうぎおう)』でも彼をモデルにした《DD魔導賢者ガリレイ》というカードが存在する。
 関連用語:「マイノリティ」*13

・天動説(てんどうせつ):
 地球は固定されていて、その周りを星々が回っているという考え。
 英語では「geocentric system(ジオセントリック・システム)」。

・地動説(ちどうせつ):
 宇宙の中心は太陽で、地球や他の星とその周りを回っているという考え。
 英語では「heliocentric system(ヘリオセントリック・システム)」。

benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:「AR(拡張現実)」については 10/21 社+英:「VR」と「AR」の話 ~色んな現実~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「神(かみ)」については3/3 国語:運命(うんめい)、神(かみ)、そして社会(しゃかい) - のっぽさんの勉強メモ参照。

*3:「妖精」については5/23 英語:「妖精(ようせい)」と炭酸(たんさん) ~スプライト~ - のっぽさんの勉強メモ

*4:「災害(さいがい)」については 5/6 社+英:災害(さいがい)関係の英語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:これに関しては 5/29 歴史:この妖精(ようせい)はむかし神だった!? ~妖精の分類と変化~ - のっぽさんの勉強メモ の「自然の擬人化」を参照。

*6:「世界(せかい)」については 2/11 学習:世界(せかい) is テキストブック!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「燃焼(ねんしょう)」については 12/31 理科:酸素(さんそ)さんの本気! ~酸化(さんか)・燃焼(ねんしょう)・爆発(ばくはつ)!?~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「精霊(せいれい)」については5/22 理科:四大元素(しだいげんそ)の話 ~地水火風~ - のっぽさんの勉強メモ参照。

*9:「確率(かくりつ)」については 4/19 数学:確率の話メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「キノコ」については 6/17 英+理+家:野菜(やさい)に関する英単語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「孤独(こどく)」については 7/1 数学+こころ:「2÷1」は「4÷2」ではない!? ~仕事と孤独と一匹狼~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「天使(てんし)」については 12/11 歴史:モンスト、堕天使と西郷さんと作曲家の乱舞 - のっぽさんの勉強メモ を参照。「守護天使(しゅごてんし)」については 5/25 英+歴:「聖霊(せいれい)」と死者、鬼と人 ~色んなゴースト~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「マイノリティ」については 11/7 英+社:「未成年(みせいねん)者」は「マイノリティ」ですか? ~「minority」と「少数派」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。