数学の話ー。
現場で「確率」*1の話を書いてほしいとリクエストがあったのですが、実はもう書いてました。
(4/19 数学:確率(かくりつ)の話メモ - のっぽさんの勉強メモ)
でも分かりづらいので修正とか解説が必要ですね。
とりあえず少し書きます。
過去記事でも書きましたが、確率の話は
「ある場合」が「全体の場合」に対してどれくらいの数になっているかが重要です。
例えばトランプ*2を使ったカードゲームを想像してみてください。
1~10の数字*3とか絵札とか色々あるので、確か全部で53枚くらいあるので、
(1~13の札×4種類=52、+ジョーカー*4で53)
そこから適当に1枚引いた時、望んだ札を引き当てるのは難しそうですね。
「予告しよう、俺はスペードのAを引くぜ!」とか言っても、
そうでないものが52枚あるので、予告が叶う可能性は低いです。
そうでないものを引くパターンが52個あるとも言えます。
これを数字で表すと
「スペードのAを引く場合」は1パターン。
「スペードのAを引かない場合」は52パターンある、という感じです。
んで、全体としては53枚なので53パターン。
だから「スペードのAを引く場合/とにかく何かのカードを引く場合」
で確率としては「1/53」*5という感じですね。
ゲームで言うと
「スペードのAを引いた未来」が1パターンあって、
そうでないものが52パターンあるといってもいいかもしれません。
まあでもどっちでもルートには違いないよと。それで53個。
しかし事前に山札の数を調整できる、としたらどうでしょう?
例えば引くカードの山札(やまふだ)を「2枚」にしておくと、
「スペードのA」か「そうでないカード」を引くだけなので、
1/2、およそ50%*6でスペードのAが引けます。
そして山札を1枚にしちゃうと、
「スペードのAを引く数/全体の数」とか言ってても
まあスペードのAしかないので、必ず引けます。
分数で表しても1/1、100%です。
確率は色々とややこしいですが、
まずはこの「1/1」くらいから考えてみると
極端ですがわかりやすいかもしれません。
まあそんな感じで~。
追記
カードゲームで考えるとちょっとわかりやすい部分もあります。
例えば『遊戯王』*7ではデッキという山札を40~60枚の好きな数にできます。
それなら多い方がいいんじゃないか?と思ったりするかもですが。
もし強いカードが1枚しかない時、強いカードを引く確率は
例えば最初の1枚の場合「1/40」から「1/60」になり、むしろ確率は下がっています。
なのでお目当てのもの(ここでは強いカード)が少ない場合は、むしろ全体は少なめにした方が良い、ということになります。
*1:「確率(かくりつ)」については4/19 数学:確率(かくりつ)の話メモ - のっぽさんの勉強メモを参照。
*2:「トランプ」「カードゲーム」については 4/4 数学:メモ/数学とカードゲーム - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「数字(すうじ)」については1/5 数学:なぜ「1+1=2」ができるのか(雑考) - のっぽさんの勉強メモを参照。
*4:「ジョーカー」については 3/11 英語:二つの「クラウン」の話! ~「王冠(crown)」と「道化師(clown)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「分数(ぶんすう)」については 2/4 算数:わり算/強欲(ごうよく)なやつらの宝石(ほうせき)採り! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「パーセント」については 12/20 数学:パーセント/とりあえずピザを100等分だ! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:『遊戯王(ゆうぎおう)』については 1/25 音楽:音楽が試験の助けになる!?…かもしれない - のっぽさんの勉強メモ を参照。