学習の話ー。
勉強とかイヤなものを、自分の取ってのごほうびとセットにしちゃおうって話です。
過去記事の発展形ですね。
人それぞれイヤなことはあるかと思いますが、
そういうものに限ってやらなくちゃいけなかったり。
でも、それでもやる気は湧かなかったりします。
そういう時はイヤなことに対する「ごほうび」を考えるといいかもしれません。
自分にやる気をくれるものを過去記事では「ポーション」*1と呼びましたが、
「イヤなことを乗り切るためにどのポーションを使うか」ってのを決めておくってことですね。
名づけて「ポーション登録ゲーム」。
(必殺技やスキル*2・アビリティのセットと考えてもいいです)
手順はこんな感じ。
①今、いやなことを3つ考える(大・中・小って感じで)
②自分が好きなこと、あるいは自分にとっての「ごほうび」を3つ考える(こちらも大・中・小)
③やなことと「ごほうび」をそれぞれつなぐ
ってもんです。
試しにやってみますと。
①いやなことを三つ考える
例えば
やなこと大:受験勉強とか
やなこと中:今度の中間テスト*3
やなこと小:今日の宿題
…って感じだとしましょう。
次に自分にとってのご褒美を考えてみましょう。
②自分にとってのごほうびを考える
ごほうび(大):新作ゲーム
ごほうび(中):休日遊びに行く
ごほうび(小):お菓子を食べる
って感じだとします
そして最後に、①と②を組み合わせてみますと。
③両方を組み合わせてみる
やなこと(大):受験勉強とか ⇔ ごほうび(大):新作ゲーム
やなこと(中):今度の中間テスト ⇔ ごほうび(中):休日遊びに行く
やなこと(小):今日の宿題 ⇔ ごほうび(小):お菓子を食べる
って感じでしょうか。
で、左の「いやなこと」をクリアできたら右にある「ごほうび」がゲットできると。
こうすると、いろんなイライラが少しだけ整理できるかもしれません。
「自分が何にどれくらいイライラしているのか」も少しわかりますし、
また「このイヤなことが終わったら何が得られるのか」というのがわかると
それを楽しみにちょっと頑張れるかも?
まあそんな感じで~。
追記
本文では左の「イヤなこと」クリアからのごほうび」という流れでしたが、
逆に右の「ごほうび」を先にしてもいいです。
上でのイヤなことと「ごほうび」は「→」でなく「⇔」で結んでいるのはそういう意味ですね。
「どちらを先にしてもいい」という意味です。
あまりにやる気が無かったら「ごほうび」を先にしてから取り組んでもいいかも。
まあ後でバランスを取るために「イヤなこと」の方もやった方がいいですが。
追記2
もちろん小さなレベルの嫌なことに対して無制限で「ごほうび」を与えてもいいかもですが、
あんまりバランスが悪いと、あとで「サボりすぎたな…」と自分でイヤになる可能性もあります。
それだったら、初めになんとなく決めちゃうのもありかもしれません。
とっておきの「好きなこと」に回数制限があったら(例えば一個しかないケーキとか)、
それはより大きな「イヤなこと」にとっておいた方がいいかもですしね。
特に受験の時とか、長丁場でイライラするかもしれません。
そういう時、長い時間で考えるだけではなくて
期間をこまめに区切って(ゲームの「ステージ」みたいな感じ)、
その中で「この勉強だけやる。そしてできたらこれくらい遊んでいい」ってのを考えてみてもいいかもしれませんね。
追記3
今回の記事は過去記事で書いたような
「プログラム」*4や「撤退条件(てったいじょうけん)」*5に関係したものでもあります。
しんどくなってから考えるのは、いろいろめんどいものですが、
先に考えておくとちょっと楽になるかも…という意味でプログラム的かなと。
また「できるだけ勉強しよう」と考えると、終わりがなくて辛かったりもしますが
「これくらいでやめとこう/休憩してごほうびゲットしよう」と決めておくと
逆に集中して勉強できることもあります。
これは「撤退条件」、やめられる条件を確認したことで安心して挑戦できるってことですね。
*1:「ポーション」については 12/12 英語+学習:あなたのポーションはなあに? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「スキル」については 12/1 数学:「文章題(ぶんしょうだい)」は難しい - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「テスト」については 5/24 学習:テストについてメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「プログラム」については 10/11 数学:プログラム/ロボに指示(しじ)を出すゲーム! ~条件(じょうけん)と予約(よやく)のゲーム~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「撤退条件(てったいじょうけん)」については 3/26 こころの話:撤退条件(てったいじょうけん)が、次の挑戦を生む!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。