数学+国語の話ー。
「連立方程式*1は、国語的なクイズと似てるかも」って話です。
簡単に。
当ブログでも「連立方程式」については何度か書いていますが。
「なんで連立方程式は式が2個も必要なの?」ということは、
数学が苦手な方には、やっぱり難しいかと思います。
まあそれ自体がルール*2であり、ヒント*3であるからかな…、と思いますが、
ややこしいことは置いておいて。
今回はクイズの話。
例えば国語的な、言葉に関するクイズで
「□の中に入る正解を答えなさい」
というものがあります。
例えば
①「水□」
②「色□」
の両方に入る漢字*4を答えよ、みたいな。
ちなみに上の□に入るのは「彩(さい)」ですね。
①は「水彩(すいさい)」*5、②は「色彩(しきさい)」になります。
(他にも答えはあるかもしれませんが。)
これは①と②の両方に入る答えを求めているから、一応正解が絞られますが、
どっちか一方だけだと答えがいっぱいできてしまう可能性があります。
例えば①「水□」だけなら、「水彩」の他にも
「水上(すいじょう)」「水運(すいうん)」などが正解になって、きりがありません。
②も同様。「色々(いろいろ)」や「色味(いろみ)」など多くの言葉がありますね。
でも「何でもあり」にしちゃうとクイズとしてはちょっと簡単すぎますね。
(もちろん多くの言葉を答えてもらう形式もありますが)
それを「①と②に共通する漢字」というルールで縛ることで、「正解」が決めることができます。
同じように連立方程式でも、どちらか一方の式では正解が決まりません。
例えば
x*6+y=17 …①
2x+y=27 …②
という連立方程式があったとしても、
①「x+y=17」だけでは、
「xが1の場合、yが16の場合」「xが2の場合、yが15の場合」…と
実に17通りがあり得てしまうことになります。
②についても同様です。
これでは「いろんな場合があるよね~」って式を眺めることはできますが、正解を出すことはできません。
①と②の両方があって、「xは○○、yは△△」という答えを出せるわけです。
なので国語か数学が苦手という方は、
言葉のクイズと連立方程式、一方を通じてもう一方を考えてみてもいいかもしれません。
まあそんな感じで~。
*1:「連立方程式(れんりつほうていしき)」については 1/26 数学:方程式/言葉からのアプローチ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「ルール」については 3/27 こころの話+体育:不自由(ふじゆう)だからゲームは面白い!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「ヒント」については 12/1 数学:「文章題(ぶんしょうだい)」は難しい - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「漢字(かんじ)」については 6/6 国語:まとめ・システムとしての漢字 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「水彩(すいさい)」については 7/20 理+国他:「水色(みずいろ)」と「水色」は違いますか? ~水色と水色(すいしょく)、そして水は透明ではなくて青いらしい話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「x」については 9/8 数学:変数(へんすう)/変幻自在のカメレオンX ~そしてその限界~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。