のっぽさんの勉強メモ

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9/27 理+社:今と昔の「水銀(すいぎん)」の話 ~「水俣病(みなまたびょう)」と「錬金術(れんきんじゅつ)」~

理科+社会の話ー。
金属の一種、「水銀(すいぎん)」についての話です。


この頃新聞などのニュースで「水俣条約(みなまたじょうやく)」というものについてよく聞きます。
「水銀(すいぎん)」という物質の使用を規制するものですね。

「水銀(すいぎん)」とは金属の一種です。
金属は大体固まっている、つまり「固体」であるだったりするものが多いのですが、
水銀は常温でも「液体」であるという、不思議な性質を持っています。
画像を見て頂ければわかりますが、なんだかトロっとしていますね。

色々な所で使える物質ではあるのですが、
人体に対して毒性を持っているという欠点があります。
皆様が社会科で習う「水俣病(みなまたびょう)」もそれによって引き起こされたものですね。
そもそも今回の「水俣条約」は
水俣病」のことを受けて、日本が主導して世界に呼びかけたということらしいです。


そんな水銀ですが、昔はアジアやヨーロッパなどで、特別な物質とされていたこともあります。
中国(や日本)では「不老不死の薬」として考えられていたらしい(※実際には有害です)ですし、
ヨーロッパの錬金術*1でも重要視されていたようです。

あと水銀は英語で「mercury(マーキュリー)」なのですが、
これはローマ神話の「マーキュリー/(メルクリウス)」という神様の名前から取られているようです。
Wikipediaを見るに、錬金術の中で、
「液体」である水銀の自由な性質が、自由に動く「水星(すいせい)」の性質と結び付けられたという説があります。
そして過去記事でも書いたように、水星は「マーキュリー」神の星でもあるわけです。
また「マ-キュリー」神のモデルとなったギリシャ神話の「ヘルメス」という神と結び付けられたという説もあります。


今と昔の話をちょろっと書きましたが。
水俣病」のイメージから「水銀」を知った方は、古代の話に違和感を覚えるかもしれません。
逆に神話などのイメージから知った方は、現代の水俣病の話などにショックを受けるかもしれませんね。
ですが、どちらが正しいというわけではなく、どちらも水銀の両面です。

広く使われる物質ほど、色んなところで色んな事態に絡み合っていたりします。
ある所では人々の生活を助けながら、別のある所では人々の生活を害していることもあるかもしれません。
「じゃあどうすればいいんだよ!?」と思うかもしれませんが、
それを考えるためには、まず物質について「知る」ことが大事ですね。


しばらくはニュースで「水銀」や「水俣条約」の名前を聞くことが多いかもしれません。
よければその時に「水銀ってどんなもの?」とか、「どうしてこの条約ができたの?」とか、
考えてみて頂ければ幸いです。



まあそんな感じで~。


◆用語集
・水銀(すいぎん):
 金属の一種。原子番号80で、原子記号は「Hg」。
 原子記号はラテン語「hydrargyrum(ハイドラギルム?)」の略。
 英語では「mercury(マーキュリー)」。
 生物に対して毒性があり、水銀中毒などを引き起こす。
 錬金術では「賢者の石」*2の材料とされることも多い。
 古代では不老不死の薬、またはその材料とされており、
 Wikiediaによると日本の「持統天皇」や中国の「始皇帝(しこうてい)」*3なども飲んでいたらしい。
 だが毒なので、中毒によって死んだ人も多いらしい。

・ヘルメス(Hermes):
 ギリシャ神話の神。
 「マーキュリー」と同一視されることも多い
 企業の「エルメス」の語源になった神様でもある。
 関連用語:「リュラ―、リラ」*4

・「ヘルメス・トリスメギストス」(Hermes Trismegistus):
 錬金術で考えられている、伝説上の人物。
 エジプトの知恵の神「トート」と「ヘルメス」、あと「錬金術師」が融合したものらしい。
 つまり錬金術師てあり神。
 名前の意味は「3倍偉大なヘルメス」らしい。
 ちなみに『遊戯王』では《ヘリオス・トリス・メギストス》というカードがあるが、これはギリシャ神話の「ヘリオス*5という神に対して、上記の「ヘルメス・トリスメギストス」の要素を足したものっぽい。


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