歴史の話ー。
「ビー玉」についての話です。
ちょっと過去記事の整理をしていたら、「ビー玉」という言葉が目につきまして。
「そういえばビー玉の『ビー』ってなんだ?」と思ったので調べてみました。
改めて「ビー玉」とは小さなガラス*1玉のことですね。
子どものおもちゃなどに使われることも多いものです。
Wikipediaによれば語源に定説はないそうですが、一応「ビードロ玉」が語源ではないかという漢字のようです。
「ビードロ」とはポルトガル語で「ガラス」という意味であり、
昔の日本ではガラスのことを「ビードロ」と呼ぶ時期があったようです。
なので「ビー玉」=「ビードロ玉」という説には説得力がありますね。
ちなみにビー玉を発射するおもちゃで「ビーダマン」というものもあります。
筆者が子供のころのものなので、今の方は知らないかも…と思って調べてみましたが
2013年ごろまで、これ関連のアニメもやっていたみたいです。
なので意外と2010年前に生まれた方なら知っているかも?
ともあれ、昔からある「ビー玉」も、形を変えて残っていたりするものですね。
他のおもちゃについても調べてみると、けっこう歴史の勉強になるかもしれません。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに別の、口で吹くガラス遊具のことを「ビードロ」ということもあります。
こちらは「ぽぴん」や「ぽっぴん」とか呼ばれますね。
歴史の資料集にも載っている絵、喜多川歌麿の『ポッピンを吹く女』にも描いてあるので
これで知った方も多いかもしれません。
◆用語集
・ビー玉:
ガラス玉。主に観賞用、遊戯用。
英語では「marble(マーブル)」*2。
色々な色があって見た目も綺麗。
ちなみにかつてアポロ17号から地球*3を撮った写真*4は「ザ・ブルー・マーブル(The Blue Marble)」というらしい。
宇宙から見た地球が、巨大な青いビー玉のように見えたため、ということ。
関連用語:「マーブル・マシン」*5
・ビーダマン:
ビー玉を発射して遊ぶおもちゃ。
関連用語:「ベイブレード」*6
・喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ):1753?-1806。
江戸時代の浮世絵師*7。
色々作品があるが、女性を描いた「美人画(びじんが)」でとくに有名。
関連人名:「葛飾北斎(かつしか・ほくさい)」
・ぽぴん、ぽっぴん:
ガラス製のおもちゃ。息を吹き込んで、音を鳴らして遊ぶ。
薄いガラスの部分が動くことで音が鳴るようだが、勢いよく吹きすぎると多分割れるので注意。
*1:「ガラス」については 7/17 歴史:「黒曜石(こくようせき)」の話 ~冷えた溶岩の恵み~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:英単語「marble(マーブル)」については 7/11 生+英他:「霜降り肉(しもふりにく)」は「大理石(だいりせき)」ですか? ~「marbled beef」と「marble」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「地球(ちきゅう)」については 12/22 理科:地磁気(ちじき)の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「写真(しゃしん)」については 11/27 英語:「photo-」/フォトとフォトンとフォトケミカル! ~写真(しゃしん)と光化学スモッグ~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:ビー玉を使った楽器「マーブル・マシン」については 10/8 音+理:ビー玉を使って演奏する楽器! ~「マーブル・マシン」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「ベイブレード」については 12/19 社会:「駒止めの桜(こまどめのさくら)」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「浮世絵(うきよえ)」や「葛飾北斎(かつしか・ほくさい)」については 1/14 歴+美:(だいたい)年に1度は引っ越しする人!? ~「葛飾北斎(かつしかほくさい)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。