1/19 英＋学：「コスパ」（コストパフォーマンス）の話２　～受験の話を添えて～

　英語＋学習の話ー。
　「コスパ」もとい「コストパフォーマンス」という言葉についての話です。
　以前「コスト」*1の記事でも書きましたが改めて。

　前置き。
　テレビなどでは時々「コスパがいい」という言葉が出てきますが。
　では「コスパ」とは何かというと、「コストパフォーマンス（cost performance）」という言葉の略称だったりします。
　これは払った「費用（ひよう）」と「効果（こうか）」とを比べたものですね。
　日本語ではそのまま「費用対効果（ひようたいこうか）」とも言います。

　ざっくり言うと「お金に見合った価値があるか？」みたいな感じです。
　例えばある料理に対して
　「値段の割においしい」という場合は「コストパフォーマンスが良い」ということになり、
　「値段の割に味はいまいち」という場合は「コストパフォーマンスが悪い」ということになります。

　英語の部分を分析すると
　「コスト（cost）」が「費用（ひよう）」、つまりかかった「もの」とかお金」、
　「パフォーマンス（perfomance）」は「動作（どうさ）」や「効果」を意味します。
　なので「コストに対してどれくらい動けているか？」というのがコスパなわけですね。
　そういう意味では「効率（こうりつ）」に近い言葉です。

　さて、勉強でも、できれば「コスパのいい」勉強法ができるとはかどりますね。
　そのためには以前書いたように*2、健康状態や睡眠を確保するのが大事かと思います。
　なぜなら体調が悪いと集中しづらく「パフォーマンス」の質が落ちるからです。
　そうするといっぱいコストを使っても、大したパフォーマンスが得られないということになります。

　あと言ってしまえば体調を崩して試験が受けられないと、パフォーマンスは「０」になります。
　そうするとコスパ以前の話になってしまいますね。

　この時期、試験までの時間が少ないと焦ったりしますが、
　やたら無理をすれば効果が伴ってくる、とは限りません。
　ひどいようですが、０に何をかけても０。
　ということは学力がついていても試験を受けられなければ、受験に関して発揮できる効果は「０」になってしまいます。
　なので、みなさま、どうかお体をお大事に。

　まあそんな感じで～。

追記
　ちなみにカードゲーム『マジック：ザ・ギャザリング』*3に関しての用語で「マナレシオ（Mana Ratio）」というものがあります。
　これはゲーム中のポイントある「マナ」１つに対して、どれくらいの効果を得られるか？という意味の言葉ですね。
　本文で取り上げたコストパフォーマンス的な意味を持っています。
　過去記事で書きましたが「ratio（レイティオ、レシオ）」は「比（ひ）」*4を表すので、「（１）マナ（に対する効率の）比率」みたいな感じですね。
　あとゲーム『ゴッドイーターバースト』*5の攻略本では「DPO（Damage Per Oracle point）」という単位が使われていました。
　これはゲーム中のコストである「オラクル（Oracle）」辺り、どれくらいのダメージを与えられるか？という考え方ですね。
　「バレットエディット」*6という、自分で弾を作れるシステムがあったので、どういう組み合わせが効率がいいか、ということが重要になったのでしょう。
　ちなみに「DPO」の「P」は「per（パー）」ですが、これは「～あたり」「～につき」という意味であり、「時速」*7などの速度をあらわす時によく使われる英語だったりします。
　例えば「時速～ｋｍ」というのは「１時間あたり～ｋｍ」なので、「～km per hour（キロメートル・パー・アワー）」といった英語になるわけです。
　ちなみに「分速（ふんそく）」や「秒速（びょうそく）」の場合でも単位を変えればいいだけなので「～km per mitute（キロメートル・パー・ミニット）」や「～km per second（キロメートル・パー・セカンド）」といえばＯＫです。割と便利ですね。

◆用語集
・コストパフォーマンス
　Wikipediaにおいて関連する言葉は「燃費（ねんぴ）」や「費用便益分析（ひようべんえきぶんせき）」などの言葉が挙げられていた。
　関連用語：「利益（りえき）」*8、「儲け（もうけ）」*9、「維持費（いじひ）」*10、「原子力発電所（げんしりょくはつでんしょ）」*11、「生産（せいさん）」*12、「消費（しょうひ）」、「産業革命（さんぎょうかくめい）」*13、「バリアフリー」*14、「燃費（ねんぴ）」*15、「リーズナブル」*16、「仕事率（しごとりつ）」*17
　関連記事：『お金を表す外国語セブン』*18