こころ+ゲームの話ー。
自分の話しづらさとか弱点*1から、相手に優しくするテクを学ぶゲーム、
自作ゲーム『ぼっち*2力(りょく)・リバーシブル』の話です。
前置き。
4月も半ば近くなりましたが、皆様調子はいかがでしょうか?
新しいクラスなどに入り、新しい人に会ったりするかと思いますが。
もしかすると、そこで「相手に自分が話しかけて迷惑にならないか?」ということが気になったりするかもしれません。
相手の性格などがわからないと、緊張しやすいですしね。
そして「話しかけられない自分はダメだ」と思っている方もいるかもしれません。
相手の心は分からないものなので、冷静に見える相手も実は緊張しているかもしれません。
明るく見える人も、無理をしているだけかも。
一人でいる人も、誰かに話しかけてもらいたいのかも。
…ということは理屈では言えても、どうにも緊張はしますよね。
なので、「後ろ向きな自分の心を利用して相手への接し方を考えるゲーム」を考えてみました。
名づけて『ぼっち力(ぼっちりょく)・リバーシブル』!
(あ、ここではリバーシブル*3
は「逆に利用する」くらいの意味で使ってます)
☆ゲーム名:『ぼっち力(りょく)・リバーシブル』
☆ルール
①人づきあいに関して、自分の嫌な所とか、苦手な所を考えてみます。
緊張しやすいとか、つい格好をつけてしまうとか。速く話せないとか。
もちろん思い出すときに無理はしなくて大丈夫です。本当にイヤになっちゃうのも難ですし。
でもその上で行うなら、ベッドの上で転げまわりながらやるといいかもしれません。
②その上で、「じゃあ相手がどういう人だったら自分は話しやすいか?」というのを考えてみましょう。
例えば「自分は速く話せない」ことが気になるようだったら、「待ってくれる人」がいいな、みたいな感じです。
「話題が思いつかない」だったら、「自分と同じ話題を持ってる人」とか。
③それを人に対しての「テクニック」として考えてみましょう。
上では自分は「速く話せなくても待ってくれる人」がいいとしましたが、
逆にそれを相手に置き換えて、「相手がゆっくり話す人だったら、自分はちょっと待ってあげようかな」という形にする感じです。
ゲームで言うところのアイテムを「装備」するみたいな感じですね。
④機会があれば、考えた「テクニック」を実際に使ってみましょう。
もちろんそのままうまくいくとは限りません。その時はちょこっと修正しましょう。
⑤うまくいくことがあったら、良かったですね。
にやにやしましょう。
…って感じです。
「自分が気にしていることを利用して相手の気持ちを考えてみる」ってことですね。
世間では、「明るくてよく話す人」がいいとされることが多いですね。
もちろん「明るい」「生まれつき心が強い」ことも大事かもしれません。
でも「傷つきやすい」「繊細である」ことも、いいことであったりもします。
何故なら、同じことを気にする人に、優しくできるかもしれないからです。
例えば速く話すのが当たり前、と思っている人は、ゆっくり話す人にとてもイライラするかもしれません。
その様子を見て、ゆっくり話す人は余計緊張して、話しづらくなるかもしれません。
でも、自分も話すのがゆっくり、という人は、その気持ちを分かってあげることができるかもしれません。
どうされると、相手がうれしいかということも。
つまり、「世界一傷つきやすい」人は、世界一色んなことを気にして、相手に優しくできる可能性がある、とも言えるのではないか…?
(ここら辺は過去記事の「天才」*4と「先生」タイプの話も参照)
なんてことを、思いまして。
実際にそうできるかはともかく、相手の気持ちについての「知識」は多く持っていそうですね。
なので、「ぼっちがイヤだなー」とか「でもなりがちだな」と思っている人は、
「ぼっち」の状態になって、でもそこから動きづらい人に対して、ちょっと優しくできるかも。
それは自分が「生まれつきコミュニケーション力があるから」ではなく。
「自分がぼっち気質であるから」「一人になりやすいから」、逆に優しくできる可能性があります。
言うなれば、「ぼっち力」の高さを、逆転(リバーシブル)させて、優しさ*5にできるかもしれないわけです!
もちろんそう簡単にはうまくいかないかもしれませんが。
でも世間でも、傷ついた人や苦労した人は、優しくなれるとも言いますしね。
「自分のこういうとこいやだなー」とか、
あるいは「クラスのあの子、気になるけど気持ちが見えないなー」という時は、
ちょっと自分の中になるモヤモヤや弱点を、「リバーシブル」させてみるのもいいかもですね。
まあそんな感じで~。
関連用語:「孤独(こどく)」*6、「個性(こせい)」*7、「やる気」*8、「撤退戦(てったいせん)」*9、「心抵抗(しんていこう)」*10、「疲労(ひろう)」*11、「ストレス」*12、「システム」*13、「テンション」*14
関連自作ゲーム:『適当イライラネーミング』*15、『コレ・シャベレール・フダ』*16
関連記事:『思いをうまく伝えられなさそうなときの方法』*17
追記
筆者は臆病ですし、傷つきやすかったりで残念な性格ですが、
逆にそこが時に(まれに)、人に対する優しさの元にもなってるかなーと思うことはあります。
まあ実際に優しくできているかは疑問ですが…。
筆者の目は節穴なので、よけいに、経験しないとわからないんですよね。
(想像力の優れた方はもっと効率がいいかも)
だからせめて、自分が味わったイヤな事とかは、できるだけ人にしない、とか、
自分が気にしがちなことは、それを逆転して、人への気遣いにならないかなーとか、
そういうことは思ったり(もくろんだり)しています。
筆者は色んな人に楽してモテたいし、「良い人」って言われたいし(あとそれに対して「いやぁ~、そんなことないっすよぉ~」とか言いたい)、
そんなとことん残念な小物な感じですけど、
だからこそ理解できることも、あるかもしれませんしね。
*1:「弱点(じゃくてん)」については 3/15 国語:トムに「弱点(じゃくてん)」を追加します ~物語(ものがたり)を動かすもの~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「ぼっち」については 9/28 こころの話:「ぼっち」という言葉について考察メモ ~行動と思いの9分類~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:英語の「reversible(リバーシブル)」については 2/15 理+英他:「リバーシブル(reversible)」は「物理(ぶつり)」で「ファッション」ですか? ~「可逆(かぎゃく)」と「不可逆(ふかぎゃく)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「天才(てんさい)」などについては 12/27 学習:「天才(てんさい)」タイプと「教師(きょうし)」タイプ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「優しさ」については 5/14 国語:「優しさ」と「優しみ」! ~「さ」と「み」の間~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「孤独(こどく)」については 7/1 数学+こころ:「2÷1」は「4÷2」ではない!? ~仕事と孤独と一匹狼~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「個性(こせい)」については 11/10 英語:個性(こせい)、この分かちがたきもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「やる気」については 2/15 社会:「罰(ばつ)」と「やる気」の話 ~「叱る」ことの難しさの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:「撤退戦(てったいせん)」については 3/23 学習:「不退転(ふたいてん)」、「撤退戦(てったいせん)」、「全力撤退(ぜんりょくてったい)」 - のっぽさんの勉強メモを参照。
*10:筆者の造語「心抵抗(しんていこう)」については3/24 こころの話+理科:心電流・心電圧・心抵抗(※造語) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*11:「疲労(ひろう)」については 5/13 国+英:言い回し/「疲労回復(ひろうかいふく)」?「疲労解消(ひろうかいしょう)」? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*12:「ストレス」については 2/7 こころの話:「怠惰(たいだ)」に見えるもの、そこに広がるもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*13:「システム」については 2/19 社+こころ:自信のなさを力に変える!? ~システムの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*14:「テンション」については 3/29 学習:お気に入りの文房具(ぶんぼうぐ)を買いに行こう - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*15:筆者の自作ゲーム『適当イライラネーミング』については 9/15 こころ+ゲーム:悩みに名前を付けちゃうゲーム!? ~ゲーム「適当イライラネーミング」!~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*16:筆者の自作ゲーム『コレ・シャベレール・フダ』については 6/11 こころ+学:言いたいことを「札(ふだ)」にしちゃうゲーム!? ~自作ゲーム『コレ・シャベレール・フダ』~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*17:記事『思いをうまく伝えられなさそうなときの方法』については 5/16 国+学+こころ:思いをうまく伝えられなさそうな時の方法いろいろ(雑考) ~発表とか告白とか~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。