のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

10/13 英+学+ゲーム:「ズル」して「100語」を覚えるゲーム!? ~自作ゲーム『ズルワード100』~

 英語+学習+ゲームの話ー。
 まあ実はズルというほどのことではなく、ある意味正攻法なのですが。

 「似たような言葉を集めれば、意外と100語覚えられるんじゃ?」という
 自作ゲーム『ズルワード100』の話です。


 前置き。
 筆者は現場でよく、「英語の単語が全然覚えられない」という声を聞きます。
 で、覚えやすい方法を考えていたのですが、
 英語は似た単語や関係語(かんけいご)が結構あるので、それを活かせるのではないかと。

 と思ったのでゲームを作ってみました。


☆ゲーム名:『ズルワード100』
 (※いつも100語覚えなくても大丈夫です)


☆ルール
①まず自分がいくつ単語(英単語)を覚えたいかを決めます。
 最初は「3個」とか「5個」とか少なめがいいかもしれません。

②決まったら、どこかから簡単な英語を一つ選んで、メモします。
 中学1年の教科書に載っているものとかがいいかもしれません。

③次に辞書を見てみて、その言葉に関係する他の単語があるかを調べてみます。
 例えば「fight(ファイト)/戦う」という動詞には
 「fight」に「-er」を付けた「fighter(ファイター)/戦士」という単語があります。

④あったらその関係語もメモしておきます。
 いくら似ていても、それぞれは「1語」として数えます。 
 例えば「fight」と「fighter」は別の言葉なので、これらを覚えたら「2語覚えた」となります。

⑤関係語がなくなったら、または飽きたら他の単語でもやってみましょう。
 メモした言葉の数が目標に達したらゲームクリアです。


 …みたいな感じですね。


 「100語覚える」というといろんな言葉を覚えなきゃいけない気になりますが、
 数だけが問題なら、実は結構簡単にクリアできます。その意味で「100種類」と「100語」は違うんですよね。
 ちょっと「ズル」みたいな感じですが。
 でも英語の「語幹(ごかん)」(色んな単語に関わる根っこの部分)を使う記憶法でもあるので、ある意味ではとても正攻法(せいこうほう)です。


 人との勝負では「ズル」は嫌われても、
 自分の記憶のためなら問題はないかと。
 むしろ積極的に「ズル」をしていこうってな感じですね。


 中でも特に「自分の記憶力に自信が無い」「英語に苦手感がある」という方は、
 まずはこうやって覚えやすい「関係語」を集めてみるのもいいかもしれません。



 まあそんな感じで~。



関連記事:『100個の英文を作れるようになる!?』*1 



追記
 今回は英語でやりましたが、実は他の教科でも関係語は使えます。
 例えば
 ・国語:「人(ひと)」から「人間(にんげん)」「人形(にんぎょう)」、または「にんべん」
 ・数学:「三角形(さんかっけい)」から「二等辺三角形(にとうへんさんかっけい)」、「正三角形(せいさんかっけい)」など
 ・理科:「酸(さん)」から「酸化(さんか)」、そして「二酸化炭素(にさんかたんそ)」など
 ・社会:「株式(かぶしき)」から「株式市場(かぶしきしじょう)」、「株式会社(かぶしきがいしゃ)」
 を覚えてみるって感じですね。
 その意味では、皆様も知らず知らずにやっている勉強法なのかもしれません。


追記2
 本文の記事は「しりとり」のテクニックを思い浮かべながら書いているところもあります。 
 例えば
 ①「相手の言った言葉に、何か付け足した言葉を使って仕返しする」
   (例:「味噌(みそ)」と言われたら後で「みそ汁」や「味噌カツ」と言うとか)
 ②「最初と最後が同じ言葉を使って追いつめる」
  (例:「母(はは)」とか「パパ」とか、あるいは一文字の「蚊(か)」とか)
 とかですね。
 特に①は本文で書いた「関係語」に似ているので、利用できるかもしれません。

 また、しりとりをやっていると「便利な言葉」というのは不思議と頭に入るものです。
 例えば日本語に「ルで始まる言葉」は少ないので、みんなそれを使ったり探したり。
 また逆に相手を攻撃するために「ルで終わる言葉」を探したり、というのもあるかもです。
 (例:「ルビー」、「ルクセンブルグ」や「ビール」、「ルール」など)
 そういった仕組みを利用して英語を覚えられるかもしれませんね。
 英語でも「Q」で始まる言葉などは少ないので、「英語しりとり」の時には重宝するかもしれません。


追記3
 単語によってはかなり多くの「関係語(かんけいご)」を持っていたりします。
 例えば「act(アクト)」という言葉の関係語は「action(アクション)「actor(アクター)」「active(アクティブ)」「activity(アクティビティ)」などがあります。
 これだけで「5個」単語が書けますので、5個覚えようという「ズルワード5」の時は瞬殺ですね。すぐにクリアです。
 100個が目標の時でも、「1/20」は埋まるわけです。こんなセットを20揃えるのも大変ですが、全く関係のない単語100個を覚えるよりは覚えやすいかなと思います。
 難点は「関係語は見た目と意味が似てて複雑」なことですかね。慣れないうちは見分けるだけで大変かもしれません。
 でもそこは逆に、品詞とかをきっちり区別すると、品詞の勉強になるかと思います。
 例えば「名詞の時と形容詞・動詞の時は、どう使い方が違うのか?」みたいな感じですね。


◆用語集
・語幹(ごかん):
 言葉の根っこ、基礎(きそ)になる部分。
 英語では「stem(ステム)」。ちなみにこの「stem」とは木の「幹(みき)」などを表す単語でもある。
 関連用語:「比較級(ひかくきゅう)」*2、「最上級(さいじょうきゅう)」、「接辞(せつじ)」*3、「接頭辞(せっとうじ)」*4、「接尾辞(せつびじ)」*5、「対義語(たいぎご)」*6


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