数学の話ー。
「変な数学」シリーズでございます。
今回は貨幣*1を利用した話。
タイトルを見て気づいた方はちょっとすごい。
「100円硬貨×5枚=(500円硬貨)1枚分」ということでございます。
途中で単位変わってるんですね。
というわけで「貨幣算(かへいさん)」の話。
「貨幣(かへい)」ってのはお金のことです。
日本の硬貨(こうか)は1円、5円、10円、50円、100円、500円。
紙幣(しへい)は「千円札」「5千円札」「1万円札」がありますね。
「1円硬貨」も「5円硬貨」も同じ「1個」ですが、価値が違います。
だからタイトルのようなことが起こる訳ですね。
これを使うと連立方程式*2や「鶴亀(つるかめ)算」みたいにして遊ぶこともできます。
例えば、AとBという硬貨があったとして
「A+B=3個」、「A+B=120円」だとすると
AとBは「100円硬貨」「10円硬貨」(※逆でもいい)と分かる訳です。
市販のパズルにはこれを利用したものもあります。
ちなみにファンタジー*3世界では「金貨」「銀貨」が出てくるので、
また違った計算パズルを作ることができるのですが、それはまた今度*4。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・金貨(きんか)・銀貨(ぎんか):「金でできたお金」と「銀でできたお金」。
英語で言うと「gold coin(ゴールド・コイン)」と「silver coin(シルバー・コイン)」。
あとは銅で作られた「銅貨(どうか)」や真鍮(しんちゅう)で作られたお金などがある。
「金貨」というと西洋っぽい感じもするが、江戸時代とかの「小判(こばん)」や「大判(おおばん)」も金でできているので、金貨と言える気もする。
世界史の教科書とかでは「ソリドゥス金貨」「ディナール金貨」「フローリン金貨」などが出てくる。
関連用語:「不換紙幣(ふかんしへい)」*5、「兌換紙幣(だかんしへい)」、「金本位制(きんほんいせい)」、「金塊(きんかい)」*6
関連人名等:「ゲオルギウス」*7
関連記事:『お金を表す外国語セブン』*8
・鶴亀算(つるかめざん):
計算問題の一種。
鶴(つる)*9の足が2本、亀(かめ)の足が4本として、合計頭数と「足」の情報を教え、鶴と亀がそれぞれ何匹いるか答えさせる問題。
・ソリドゥス金貨:
古代ローマなどで使われていた金貨の一種。
関連用語:「ウィクトーリア」*10
*1:「貨幣(かへい)」や「紙幣(しへい)」については10/23 英語:ノート/「メモ書き」で、「お金」で、「音符」なものなーんだ? - のっぽさんの勉強メモ参照。
*2:「連立方程式(れんりつほうていしき)」については 1/26 数学:方程式/言葉からのアプローチ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「ファンタジー」については 12/16 英語:鑑定(かんてい)だー!単語をよこせ! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:これに関しては 1/21 数+社:「12+1=1」だってよ!~色んな数字の話~ - のっぽさんの勉強メモ も参照。
*5:「不換紙幣(ふかんしへい)」や「兌換紙幣(だかんしへい)」、「金本位制(きんほんいせい)」については 8/31 社会:「不換紙幣(ふかんしへい)」や「兌換紙幣(だかんしへい)」についてのメモ(仮) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「金塊(きんかい)」については 3/9 生+英:「ナゲット」といえば「金塊(きんかい)」ですか? ~「chicken nugget(チキン・ナゲット)」と「gold nugget(ゴールド・ナゲット)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「ゲオルギウス」については 7/22 歴+地:竜殺しの聖人とアフリカン・ドラゴン!? ~「聖ゲオルギウス」とドラゴンの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:記事『お金を表す外国語セブン』については 11/18 社+諸外:「お金(おかね)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:「鶴(つる)」については 6/4 国+英:「鶴(ツル)」はツルでも、鋼(はがね)の「ツル」!? ~「つるはし」と鶴(ツル)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*10:ローマ神話の女神「ウィクトーリア」については 9/18 歴+英:「靴」と「女神」と「ミサイル」の話!? ~女神「ニケ」「ナイキ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。