理科+英語の話ー。
地震*1などで聞く「マグニチュード」に関する話です。
体調が悪いので簡単に。
「マグニチュード」というとよく「地震」に関して聞く言葉ですね。
地震自体のエネルギーとか大きさ*2を示す言葉です。
ちなみに似たような「震度(しんど)」とどう違うかというと、
震度は「その地点での揺れの大きさ」を表すものになります。
なので、マグニチュードが大きな地震でも地中深くで起こった場合、
離れている地上はあまり揺れなかったりする(震度が小さい)わけですね。
そんな「マグニチュード」に関してですが、先日和英辞典を読んでいるときに、
星*3の「等級(とうきゅう)」も英語では「magnitude(マグニチュード)」ということを知りました。
(この場合の等級というのは、「光度(こうど)」、地球から見てどれくらい光って見えるかを表すものです)
「地震」(地面のこと)と星(空のこと)に関して同じ言葉が使われている、というのはなかなか面白いですね。
改めて調べてみると英語の「magnitude(マグニチュード)」は別に地震用語でもなく、
もともとは「大きさ」「重大さ」を表す言葉のようですね。
色んな所に使われて、その中で地震のものが有名になったということでしょう。
ちなみに明るく輝く大きな星でも、地球から遠くに行けばその光は弱く見えます。
上にあげた「マグニチュード」と「震度」が違うように、
そのものが持つ「パワー」と「見え方」(や与える影響)はまた違ったりします。
ここでは「距離(きょり)」が重要だったりするわけですね。
考えようによっては、これは人間にも言えるかもしれません。
もし「自分は実力があるのに、あまり評価されていない…!」と思ったときは、
相手との距離や環境を見直してみるのも、一つの手かもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
ここでは詳しく取り上げませんが「マグナ(magna)」(もしくは短縮形の「mag-」)という言葉はしばしば「大きな」「偉大な」といった意味を持っています。
調べてみると語源や語幹*4があったりすると思われます。
とりあえずマグニチュードに関係のありそうなものとしては、「magnificent(マグニフィセント)/壮大な、豪華な」や「magnification(マグニフィケーション)/拡大、倍率*5」などの言葉があります。
またゲームなどでもよく出てくる「マグナム(magnum)弾」やそれを撃つ銃としての「マグナム」等は、「普通の弾丸より火薬を増やした弾」という意味を持ちます。
これはワイン*6の「マグナム(magnum)」を語源としているらしいですが、Wikipediaによればこれは「ワインの増量瓶」(普通より量を増やした瓶)ということですので、ここでもやはり「大きい」「多い」といった意味が関わっているようです。
関連用語:「マグナ・マーテル」*7
◆用語集
・光度(こうど):
関連用語:「新星(しんせい)」*8、「超新星(ちょうしんせい)」
*1:「地震(じしん)」については 5/6 社+英:災害(さいがい)関係の英語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「大きさ(おおきさ)」については 8/14 数+ゲーム:大きさを適当に比べるゲーム! ~自作ゲーム『てきとう不等式(ふとうしき)』~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「星(ほし)」については 10/27 英語:色んな「スター」 ~ハムスターとシスターのポスター~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「語幹(ごかん)」については 10/13 英+学+ゲーム:「ズル」して「100語」を覚えるゲーム!? ~自作ゲーム『ズルワード100』~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「倍率(ばいりつ)」については 5/21 数+国他:色んな「倍率(ばいりつ)」の話! ~ゲーム、レンズ、あと受験(じゅけん)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:「ワイン」については 6/24 英語:ゲーム/「英語サバイバル」食事編 ~ゲーム実況的な感じで~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「マグナ・マーテル」については 11/20 社+生:「妊婦加算(にんぷかさん)」についての話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:急に光の量が増える星・現象「新星(しんせい)」や「超新星(ちょうしんせい)」については 1/9 理+国他:今年の「新人(しんじん)」は「ノヴァ」ですか? ~期待(きたい)の「新星(しんせい)」と「nova(ノヴァ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:『バイオハザード』については 12/6 理科→英語・社会:専門用語を調べてみると(in英語) - のっぽさんの勉強メモ を参照。