学習+ゲームの話ー。タイトルがダサいのはご容赦ください。
過去問*1をやる方法の一つ、「マネマネ・カコモンゲッター」の話です。
ゲームっぽく書きましたが、筆者が今やっている方法についてのメモです。
前置き。
以前過去記事で「100点を取れるまで過去問を繰り返してみる」*2というものを書きましたが、
最近、筆者が現場でさせて頂いているのもそんな感じの方法です。
具体的には
①過去問の問1だけやってみる
(とりあえず1教科、可能なら5教科)
②一緒に間違ったところを確認する
③同じ問題をもう1回やる
④答えは合ってても、それを選んだ理由を説明してもらう
⑤しばらく繰り返して、できるならもうちょい先へ進む
という感じです。
5教科の場合は過去記事で書いた「学力サーキットトレーニング」*3みたいな感じですね。
人にもよりますが、説明してもらっているうちにちょっとずつ理屈を覚えていったりもします。
これは個人的な経験談でしかないのですが。
ある教科が苦手な方は「できない」という思いがとても強く、
途中であきらめてしまうケースが多いですね。
そして「自分には全く分からない」「センスがない」ということをよく仰りますが。
でも一緒にちょっとずつ確認していくと、意外とわかったりもします。
才能の有無は筆者にはわかりませんが、
それ事前の「できないという思い」が第一の壁になっている*4ようですね。
なのである意味では「才能以前の問題」と言えるかもしれません。
(実力が伸びる余地があっても出し切れていない感じ)
まあ逆に言えば、その思いを軽くできれば力が出やすいかもってことです。
とりあえず、苦手な教科の過去問を50分やり通すのはきつそうなので、
問1などだけに、細かく区切っている、という感じです。
本当に1問だけやる場合もありますね。
そして「できる」という感覚を味わってほしいので、同じ問題を繰り返したりしています。
2回目からは答えを覚えているので、もちろん正答率は上がりますが。
でもそれだけじゃ力になりづらいので、説明してもらうようにしています。
もちろんどんどん新しい問題に挑戦していってもいいのですが。
苦手な教科だと点数が悪いことが多く、「できない」と思いやすいようです。
それが積もると元気がなくなっていくようなので、
確実に「できる」と思えるところを増やせたら、という狙いでやっています。
一つの問題でも、きっちりやると色々学べたりしますしね。
「学ぶ」という言葉の語源は「真似ぶ」ということだと聞いたことがあります。
今回のやり方も、解答や説明を「真似する」ことから学ぶ感じですね。
人それぞれ勉強方法は違うでしょうが、もし困ったら、
答えだけでなく理屈も「真似」することで学んでみるのもいいかもしれません。
過去問は難しく、最初は訳の分からない文字列かもしれませんが、
一つ一つ意味が分かるようになり、説明できるようになれば
それはもう「自分のものにした」と言えるかもしれません。
そう考えると、過去問を解くというのは「一つ一つ過去問をゲットしていく」過程とも言え、
ゲーム『ポケモン』っぽく言えば、「過去問をゲットしていくゲーム」と言えるかもしれません。
「カコモン」って書くとなんかポケモンっぽいですしね。あんまり書くと著作権的にアレですが。
よければ「真似(まね)」の力で、ぜひ多くの「カコモン」をゲットしてみてください。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・カコモン:
過去問をモンスターっぽく呼んだもの。
最初は恐ろしく難しく、手も足も出ないようにも見える。
でもだんだん行動パターンがあることに気づくだろう。
時間をかければ攻略パターンも見つけられると思われる。
『ポケモン』と違って「伝説のカコモン」とかは多分ない。あったら見てみたい気もするが。
*1:「過去問(かこもん)」については 1/14 学習:入試/1日1回過去問の勧め! ~過去問と『モンハン』の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:詳細は 5/26 学習:テスト3/テストと本とキャンプ画面! - のっぽさんの勉強メモを参照。
*3:「学力サーキットトレーニング」については 6/13 学習:短い時間でまんべんなく勉強する!? ~「学力サーキットトレーニング」!~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:ここら辺の「できなさ」については 3/5 学+こころ:学力と「できなさ」と「リミッター」 ~なんとなくの自信の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。