社会の話ー。
いわゆる「人間国宝(にんげんこくほう)」と呼ばれる、
すごい技術を持っておられたりする人についての話です。
今日は用事があるので簡単に。
前置き。
先日ニュースとかで「人間国宝(にんげんこくほう)」という言葉を聞きました。
「人間国宝(にんげんこくほう)」というのはすごい技術を持っておられたりする人々のことですね。
勲章(くんしょう)*1の一種。をもらっておられたりします。
で、存在は前から知ってはいたのですが、よく考えてみると
「そういえば具体的なことは知らない…」ということに気づいたので、ちょっと調べてみました。
まずWikipediaのページを見ると、そもそも「人間国宝」というのは通称(つうしょう)みたいですね。
国の「重要無形文化財(じゅうようむけいぶんかざい)」というのがあって、それの保持者(ほじしゃ)、つまりそれを持っていると認められた人が人間国宝と呼ばれるようです。
この「無形文化財(むけいぶんかざい)」というのは「技(わざ)」や「文化(ぶんか)」など、物ではなく技術とかの財産を指す言葉のようです。
「重要無形文化財(じゅうようむけいぶんかざい)」はその中でも重要なものですね。
で、どういう技術で人間国宝と認めてもらえるのか?
パッと見なので詳しいことは分かりませんでしたが、
例えば大きくは芸能(げいのう)と工芸(こうげい)の分野があるようで。その中でも以下のように分かれるようです。
◆芸能(げいのう)…①雅楽(ががく)、②能楽(のうがく)、③文楽(ぶんがく)、④歌舞伎(かぶき)、⑤組踊(くみおどり)、⑥音楽(おんがく)、⑦舞踊(ぶよう)、8演芸(えんげい)
◆工芸(こうげい)…①陶芸(とうげい)*2、②染織(せんしょく)、③漆芸(しつげい)、④金工(きんこう)、⑤金工(刀剣(とうけん))、⑥人形(にんぎょう)、⑦木竹工(「きたけこう」、または「もくちくこう」?)、8諸工芸(しょこうげい)、9和紙(わし)
…みたいな感じですね。個々の内容も気になりますが、長くなるのでまた今度。
「日本は土地が狭いから、人材を活用しないと」という話は時々聞きますし、筆者もそう思ってはいたのですが。
一方で「日本にどんな技術があるのか、どんな人材がいるのか」というのはよく分かっていませんでした。
お恥ずかしい話でございます。
これからどういう技術が大事にされるか、というのは分かりませんが、
とりあえず上の技術や、「人間国宝」の方々は、大事な存在であるといえるでしょう。
上の文章を読んでいて見慣れない言葉も多かったかと思いますが。
それらをちょっと調べてみると、
日本の「宝」と言うべき人や技術を知れて、面白いかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
関連用語:「伝統工芸(でんとうこうげい)」*3、「組紐(くみひも)」、「鎚起(ついき)」*4
◆用語集
・人間国宝(にんげんこくほう):
関連用語:「陶工(とうこう)」
*1:「勲章(くんしょう)」については 10/8 国+生:「勲章(くんしょう)」と「燻製(くんせい)」のあいだ! ~「熏(くん)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「陶芸(とうげい)」や「陶工(とうこう)」については 5/20 生+国他:「ろくろ回しのポーズ」って何ですか? ~陶芸(とうげい)の「ろくろ台」と、色んな「ろくろ(轆轤)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「伝統工芸(でんとうこうげい)」や「組紐(くみひも)」については 5/11 社会:「組紐(くみひも)」についてのメモ ~テレビ番組を見て~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「鎚起(ついき)」については 4/23 歴史:テレビ番組から、「鎚起(ついき)」などのちょいメモ (日本の伝統工芸) - のっぽさんの勉強メモ を参照。