国語+英語+理科の話ー。
蛇(へび)*1を表す「うわばみ」という言葉と、
それの英訳にもある「アナコンダ」などについての話です。
風邪でちょっとだるいので、簡単に。
前置き。
筆者が和英辞典で調べものをしていると、
「うわばみ」という言葉の英訳が「anaconda(アナコンダ)」、「boa constrictor(ボア・コンストリクター)」、「python(パイソン)」などになっていました。
ちなみに「うわばみ」というのは「大きな蛇」のことですね。
Wikipediaによれば昔に使われていた「おろち(大蛇)」*2という言葉に代わって使われるようになったそうです。
ただこれは15世紀ごろ(つまり~1500年)からの話らしいので、結構途中までは「おろち」という言葉を使っていたことになりますね。
そして「anaconda(アナコンダ)」も「boa(ボア)」も「python(パイソン)」も蛇、または蛇の種類の名前ですね。
アナコンダとボアはメキシコ、または南米などに住み、どれも体が大きい蛇だったりするようです。
ちなみに過去記事でもちょっと書いたように、「うわばみ」は「大酒飲み」の人のことをあらわすことがあります。
(Wikipediaによれば、大きな蛇が獲物を丸のみにする様子から、あるいは上記のヤマタノオロチの話から「蛇」と「酒」が結びついたようだとされていいるようです)
が、飲み会とかで「あの人は『うわばみ』(大酒飲み)だから…」というのと、
「あの人は『アナコンダ』だから…」というのでは、なかなかイメージが違いますね。二つ名感あります。
訳語にしただけのはずなのに、イメージが変わって面白い、という話でした。
まあそんな感じで~。
関連用語:「猪(いのしし)/boar」*3
追記
ちなみに歌手で「BoA」(ボア)さんという方もいらっしゃったりします。
あとプログラミング言語で「Python(パイソン)」というものもあったりするようです。
◆用語集
・うわばみ:
関連用語:「ニシキヘビ」*4
・アナコンダ:
・パイソン:
Wikipediaによれば、この名前はギリシャ神話の蛇の怪物「ピュートーン」に由来するらしい。
*1:「蛇(へび)」については 1/29 国語:蛇(へび)/「虫へん」の「虫」は(元々)「昆虫(こんちゅう)」じゃない!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「大蛇(おろち)」や「ヤマタノオロチ(八岐大蛇)」、「酒(さけ)」については 7/23 歴+国:鬼は呑みます、蛇も呑みます ~酒と退治と未来の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:英語では「boar」である「猪(いのしし)」については 1/6 社会:「豚(ぶた)」と「タブー(taboo)」の話! ~あと「猪(イノシシ)」を添えて~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「ニシキヘビ」については 3/10 国+理他:「ニシキ」・「ニシキゴイ」・「ニシキヘビ」!? ~織物の「錦(にしき)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。