音楽*1+英語の話ー。
音楽業界で使う「レーベル(label)」という言葉と、
その語源に絡む道具の「レコード(record)」などについての話です。
前置き。
筆者が本を読んでいたら、音楽関係で「レーベル」という言葉を目にしまして。
それを調べてみたら、昔の「レコード」とというものとつながりがあったので、そこら辺の話を。
まず音楽などの「レーベル(label)」というと、
なんかよくわかってない筆者にとっては「音楽会社」みたいな感じもしますが。
本来は違う意味だったようです。
Wikipediaによれば、音楽の「レーベル」は「レコードレーベル(record label)」の略であり、
昔は、音楽の「レコード」の中央に張り付けられていた「ラベル紙」のことであったそうです。
ちなみに「レコード」が何か、というと音楽を記録・再生するための道具ですね。
黒い大きな円盤みたいな感じです。
また「ラベル(label)」というとまあシール*2の紙みたいな感じですね。
で、その中央のラベルに曲目(きょくもく)や、音楽家・レコード会社の名前とかが載っていたので、
それがいつの間にか転じて、「レーベル」は、「レコード会社やレコード部門のこと」を指すようになったそうです。
今、音楽を聴こうとすると、ネットの「ストリーミング再生」*3や「ダウンロード*4配信」などが多いようなので、
若い方が「レコード」を使うことはないかもですが。
一方でレコードに絡んだ「レーベル」という言葉自体は、今の音楽業界に残っているようです。
もしあなたが「レーベルってなんだ?」と思ったら、その時に。
ついでに「レコード」のことを思い出してみるのもいいかもしれません。
そうすると音楽を再生するみたいに、黒い円盤の姿が脳裏に「再生」されるかもしれませんね。
まあそんな感じで~。
追記
英和辞典で調べてみると「label」には「ラベル」と「(音楽)レーベル」、両方を表す言葉として書いてあります。
もともとは「レーベル」もレコードの「ラベル」から来てますし、特に別のものではなかった、ということですね。
ちなみに「label」の発音は「leibl(レイブル)」みたいな感じでした。
…「ラベル」とも「レーベル」ともまたちょっとずつ違いますね…。複雑です。
まあ英語を取り入れる時に、日本のカタカナ発音にしてしまうことはよくあるので、
そこら辺の問題かもしれません。
追記2
ちなみに音楽などではよく「インディーズ」という言葉も耳にしますが、
Wikipediaによれば、「インディーズ」とは主にある業種において「メジャー(大手)」*7に属さない、独立性の高い状態を指す言葉のようです。
独立系を意味する「Independent(インデペンデント)」*8から派生してる、とのことですね。
関連した言葉には「マイナー」*9というものもあります。あと「ニッチ」や「ベンチャー企業」なども。
ちなみに会社が大きいほど商品が優れているか、自分の好みに合うか、というと、必ずしもそうとは限りません。
多くの人々に人気の商品を売っていたりするので、特徴が大人しくなりやすい、という点もあったりします。
例えば、一部の人しか食べられない激辛(げきから)のカレーは、全国では多くは売りにくいですね。
それよりは多くの人にとりあえず食べてもらえる辛さにしておくと、商売としてはもうかりやすいことになります。
一方でマイナーだったり、ちょっと小さな会社の方が、特徴が強かったりすることもあります。
会社同士の競争で生き残るためには、個性*10を出していく必要もあるかと思います。
なので例えばその中の一部の会社は激辛のカレーを売ったりするかもしれません。
激辛好きな人にとっては、こちらの方が嬉しいかもしれませんね。
なので、メジャーよりマイナーの方が自分の好みにぴったり合う、という可能性があるわけです。
◆用語集
・レーベル:
・ラベル:
英語では「label(レイブル)」。
ガラス瓶の横に貼ってある紙もこれ。
ちなみにお酒では「サッポロ生ビール黒ラベル」や「淡麗グリーンラベル」など、よく使われる用語でもある。
ちなみにWikipediaによれば、紋章学(もんしょうがく)*11の用語で「レイブル」というものがあるらしい。
関連用語:「ラベリング効果」*12、「糊(のり)」*13
・レコード【音楽】:
ちなみにレコードを再生する物は「レコードプレイヤー」などという。
イベントや番組では「日本レコード大賞」というものも有名。
ちなみに「record(レコード)」という言葉は「記録’(きろく)」という意味もある。
ちなみに音楽演奏装置の「オルゴール」は、レコードに少し仕組みが似ている気もする。
また、オカルトでは「アカシックレコード」という用語もあるが、これは音楽のレコードとはまた別の用語。
関連用語:「カセットテープ」*14、「CD(シーディー)」*15、「DJ(ディージェイ)」、「記録媒体(きろくばいたい)/recording media」*16、「回路(かいろ)」*17、「ダビング」*18、「アフレコ」、「試聴(しちょう)」*19、「オーディション」、「track(トラック)/レコードの溝(みぞ)」*20、「スピーカー」*21、「拡声器(かくせいき)」、「scratch(スクラッチ)」*22、「ソノシート」*23
・レコードプレイヤー:
関連用語:「ターンテーブル」*24、
・インディーズ:
関連用語:「アイデンティティ」*25、「オリジナリティ」*26、「属性(ぞくせい)」*27
・レイブル【紋章学】:
紋章学(もんしょう)の用語。または紋章(もんしょう)に使われている模様の一つ。
Wikipediaをざっくり訳しつつ参考にすると、「鞍(くら)から、馬*28の胸(むね)の前を横切る、垂れのある飾り紐(かざりひも)に非常によく似たチャージ」であるらしい。
すごいざっくり言うと「馬のまえについてる飾り紐っぽい模様」ということか。
またレイブルは「同じ家系(かけい)の個人や分家(ぶんけ)を識別(しきべつ)するために行われる『ディファレンシング』に用いられた最も古いしるし」らしいのだが…不勉強な筆者にとって、調べれるほど分からない単語が出てくるのであった。
まあ紋章は家とか個人を示すものだったらしいので、色んな模様で特徴を付けて分かりやすくした、という感じだと思われる。とりあえず騎士は兜かぶったら個人が分かりにくい、ということはあったらしい。
その意味では今の「ID」とか「QRコード」、画像的には「SNS」*29や「LINE」などのプロフィール*30画像に似ているかもしれない。あとはゲームで言う「スキン」や「コスチューム」とか。
関連用語:「紋章学」、「血統(けっとう)」*31
・アカシックレコード(akashic records):
宇宙全てのものが記録されているというもの。
Wikipediaによれば近代「神智学(しんちがく)」の概念らしい。
名前と設定がカッコいいのためか、ゲームや漫画などに出てくることもある。
*1:「音楽(おんがく)」については 12/5 英語:ミュージック(music)の由来とギリシャ神話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「シール」については 7/13 英語:「封印(ふういん)」はそこらに溢れてる!? ~「封印」と「シール(seal)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「ストリーミング」については 11/24 英+国:stream/ゆく川の流れはストリーミングですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「ダウンロード」については 12/4 技+英:パソコン用語から英語を学ぶ! ~「アップデート(update)」と「ダウンロード(download)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「スマートフォン」については 2/21 学習:身近なことから学ぶ ~ハイレベル→基礎~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:音楽ストリーミングサービスの「Spotify」については 6/13 社+ゲーム:気になった言葉メモ(主にバーチャルやゲーム関係) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:「メジャー(major)」については 11/5 生+英:「メジャー」は「メジャー」と違いますか? ~「major(メジャー)」と「measure(メジャー)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「独立した」などを意味する英語「independent(インディペンデント)」については 1/7 英+ゲーム他:「侵略者(しんりゃくしゃ)」なのに喜ばれた!? ~「invader」と『スペースインベーダー』~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*9:「マイナー(minor)」については 11/7 英+社:「未成年(みせいねん)者」は「マイノリティ」ですか? ~「minority(マイノリティ)」と「少数派(しょうすうは)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*10:「個性(こせい)」については 11/10 英語:個性(こせい)、この分かちがたきもの - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*11:「紋章学(もんしょうがく)」については 11/13 英語:冷蔵庫の中の「コンパートメント」! ~区画(くかく)、仕切りの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*12:「ラベリング効果」については 3/5 学+こころ:学力(がくりょく)と「できなさ」と「リミッター」 ~なんとなくの自信(じしん)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*13:「糊(のり)」については 4/6 生+国:「のりしろ」を漢字で書けますか? ~「糊代(のりしろ)」と「代(しろ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*14:記録媒体の「カセットテープ」については 9/5 歴+英他:「カセット(cassette)」は「小さな箱(はこ)」ですか? ~「カセット」や「カセットテープ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*15:「CD(シーディー)」や「DJ(ディージェイ)」については 6/21 音+英:「DJ(ディージェイ)」と「ディスク」と「レコード」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*16:「記録媒体(きろくばいたい)」については 7/16 歴史:「粘土板(ねんどばん)」はパソコンですか? ~記録媒体の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*17:「回路(かいろ)」については 12/31 理科:回路(かいろ)/「開く」と「止まり」、「閉じる」と「流れる」ものなーんだ? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*18:「ダビング」や「アフレコ」については 9/13 ゲーム+英他:「アフレコ」はつまり「dubbing(ダビング)」ですか? ~ドラマやアニメの録音(ろくおん)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*19:音楽などを試しに聴くこと「試聴(しちょう)」、また「オーディション」については 2/1 音+英他:ちょっと「音楽(おんがく)」を「オーディション(試聴)」しますか? ~「試聴(しちょう)」と「audition(オーディション)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*20:「レコードの溝(みぞ)」と言う意味もある英語「track(トラック)」については 6/26 社+英他:「トラック」と「トラック」は違いますか? ~自動車の「truck(トラック)」、陸上・音楽の「track(トラック)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*21:「スピーカー」や「拡声器(かくせいき)」については 9/21 音+英他:「スピーカー」は「うるさい」ものですか? ~「スピーカー/loudspeaker(ラウドスピーカー)」と「loud(ラウド)/うるさい」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*22:英語の「scratch(スクラッチ)」については 11/21 音+英他:「ネコ」は「DJ(ディージェイ)」になれますか? ~「scratch(スクラッチ)/引っかく」と、DJの「スクラッチ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*23:薄くて柔らかいレコード的な物「ソノシート」については 3/6 音+社他:「そのシート」で「音楽(おんがく)」は聴けますか? ~薄いレコード、「ソノシート」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*24:レコードプレイヤーの回転台や、レコードプレイヤー自体も指す語「ターンテーブル」については 11/22 音+英他:「ターンテーブル」と「ターンテーブル」は違いますか? ~色んな「ターンテーブル(turntable)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*25:「アイデンティティ」については 11/29 国+こころ:自分の「顔(かお)」は一つじゃない!? ~こころといろんな「面」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*26:「オリジナリティ」については 9/18 国+社:新しいもの、古いもの、そして「オリジナリティ」の話 ~真似(まね)と原始時代~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*27:「属性(ぞくせい)」については 1/19 理科:理科の領域(りょういき)と「属性魔法(ぞくせいまほう)」の話! - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*28:「馬(うま)」や「騎士(きし)」については 12/27 社会/騎士(きし)と馬(うま)の話(ざっくり) - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*29:「SNS」については 6/4 社会:「SNS(エスエヌエス)」についてのメモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*30:「プロフィール」については 10/22 国+英:「紹介(しょうかい)」と言えば「横顔(よこがお)」ですか? ~「profile(プロファイル)/横顔、プロフィール」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*31:「血統(けっとう)」については 11/3 英語:貴族の「血統(けっとう)」とペットの関係!? ~「pedigree(ペディグリー)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。