のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

11/24 国+英:ここにもそこにも、「oxymoron(オクシモロン)」!? ~「撞着語法(どうちゃくごほう)」の話~

 国語+英語の話ー。
 別に「オクシモロン」とかいう怪獣に地球が支配された…とかではありません。


 「急がば回れ」など、一見、矛盾(むじゅん)*1しているっぽい言葉を表す言い方、
 「撞着語法(どうちゃくごほう)/oxymoron(オクシモロン)」というものについての話です。



 前置き。
 筆者はちょっとゲーム(『アイドルマスター*2系)の曲を聴いていたんですが、
 その歌詞(かし)の中で「oxymoron(オクシモロン)」という言葉が出てきたので、
 気になって調べてみました。



 まずこの「oxymoron(オクシモロン)」――
 ――日本語にすると「撞着語法(どうちゃくごほう)」と呼ばれるものについての話ですが。


 Wikipediaによればこの「撞着語法(どうちゃくごほう)」とは、
 通常は互いに矛盾(むじゅん)していると考えられる複数の表現を含む表現のことを指す、とのことらしいです。

 辞書によれば「撞着(どうちゃく)」というのは、前に言ったことと後に言ったことが食い違ってたりすること、つじつまが合わないことであり、
 「語法(ごほう)」とは、言葉の使い方のことらしいです。
 なので「撞着語法」とは、そんな感じで「意味が反対なものが、同じ表現の中にある言い方」ということですね。


 例えば、上にも書いた急がば回れということわざ*3も「撞着語法」らしいです。
 急いでいる時は近道を通りたくなるところを、あえて遠回りすると。そういうあたりが矛盾しているわけですね。
 他にも「負けるが勝ち」、「小さな巨人」、「無知の知とかがあるようです。


 これらはただ意味が矛盾しているようにも見えますが、意外と筋が通っていることもあります。

 例えば「急がば回れ」について考えてみますと。
 急いでいる時は近道をしたくなるものですが、その道が渋滞(じゅうたい)していたとします。
 そのまま通ろうとすると、時間がかかりそうですね。
 なのでその道を避けてあえて「遠回り」をすると、逆に早く着く…、ということがありえるわけです。
 

 そんな風に「撞着語法」には「複雑なことをシンプルに表せる」とか、
 「聞いた人にあえて違和感を抱かせて、興味を引ける(かも)」といった機能もあったりするようです。



 ちなみにこれらの手法は、ゲームやマンガ、ライトノベル*4などでも見る気がします。

 例えば最近、『○○なのに世界最強』といったラノベ作品が多い印象ですが。
 これは「○○なら、普通、世界最強にはなれねーだろ!」という前提(ぜんてい)・イメージを利用して、
 「いや、○○なのに世界最強になったぜ…」ということに、驚きやドラマ性を持たせているわけですね。


 その意味では「不利な状況から逆転する」ことは、色んな作品で行われているので、
 実は色んな所に「撞着語法」的な要素はあるのかもしれません。
 言ってみれば、ここにもそこにも、「oxymoron(オクシモロン)/撞着語法」が。


 なので、あなたが触れた作品の中で、
 誰かが「○○なのに」何かを成し遂げた時。
 絶対無理だ、と思ったピンチが切りかれた時。
 そこに実は「撞着語法(オクシモロン)」的なものが、あるかもしれませんね。



 まあそんな感じで~。




追記
 マンガなどの作品で「○○なのに」頑張る、ということは、
 あるいは「ジレンマ」や「ハンディキャップ」を克服する、といった方が正しいかもしれません。
 または「コンプレックス」を克服するって感じですね。

 以前「弱点(じゃくてん)」についての記事でも書きましたが、
 主人公があまりにも完璧だと、逆に物語を動かしづらかったりもします。
 逆に主人公にある弱点を持たせ、「弱点を持っているのに」頑張らせたり、
 あるいはその弱点を克服させてみると、それだけでちょっとした物語になりそうですね。

 あと恋愛ゲームとかでは特に「ギャップ萌え」というものもあります。
 例えば「クールなのに、実は可愛いところがある」とか。

 そういう意味では「○○なのに△△」というものは、かなり色んな所に関わっているかもしれません。


追記2
 記事を書いていて、なんか「撞着語法」の書き方に見覚えがあるなあ…と思っていたのですが。
 よく考えたら先日も「『暖簾(のれん)』なのに(「暖」という字が入っているのに)『涼しい』物がある」ことをネタにしてました。

 なのでこのブログのタイトルの書き方は、割と「撞着語法」的なものが多いかもしれません。
 ウケを取ろうとすると、そうなりやすいのかもしれませんね。


追記3
 ちなみに冒頭で書いた、「oxymoron」が歌詞に入っている曲というのは、
 『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』の「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」という曲のことです。
 「久川凪 (ひさかわ・なぎ)」さんと「久川颯 (ひさかわ・はやて)」さんという、双子*5のユニットが歌っている曲ですね。



◆用語集(人名敬称略)
・撞着語法(どうちゃくごほう):
 Wikipediaによれば、修辞技法(しゅうじぎほう)の一つ。
 通常は互いに矛盾(むじゅん)していると考えられる複数の表現を含む表現のことを指す、とのことらしい。
 ちなみにこれに関係しそうな哲学の用語に「弁証法(べんしょうほう)」というものもある。
 またWikipediaのページには撞着語法に関して「見えざるピンクのユニコーン」という存在の話もあった。
 関連用語:「パラドックス*6、「ダブルスタンダード二重基準(にじゅうきじゅん)」、「空集合(くうしゅうごう)」*7
 関連人名等:「ブロントさん」*8


小さな巨人
 巨人(きょじん)*9というのは大きい人のことだが、なのに「小さい」あたりが「撞着語法」。
 以前ドラマで『小さな巨人』というものもあった。
 またアニメで『小さな巨人 ミクロマン』という作品があったようだ。
 ちなみにマンガ『ハイキュー!!』にも、この「小さな巨人」という名前で呼ばれる人物がいたりする。


・修辞技法(しゅうじぎほう):
 Wikipediaによれば、、文章やスピーチなどに豊かな表現を与えるための一連の技法のこと。
 これは英語やフランス語から輸入した概念で、
 かつての日本語では「文彩(ぶんさい)」、また単に「彩(あや)」と言ってたらしい。綺麗な表現である。
 擬態語(ぎたいご)・擬声語(ぎせいご)などの「オノマトペ」などもこれに含まれるようだ。
 関連用語:「抑揚(よくよう)」*10、「イントネーション」、「清音(せいおん)」*11、「濁音(だくおん)」、「半濁音(はんだくおん)」


オノマトペ/擬態語(ぎたいご)/擬音語(ぎおんご)/擬声語(ぎせいご):
 何かの様子や音、声*12などを言葉で表したもの。
 例えば「ワンワン」や「ガタガタ」など。


・見えざるピンクのユニコーン
 Wikipediaによれば有神論(ゆうしんろん)を風刺(ふうし)したパロディカルトにおける女神らしい。
 「見えないのにピンク色」という逆説的なユニコーン*13の形をとっている、とのこと。
 英語では「Invisible Pink Unicorn(インヴィジブル・ピンク・ユニコーン)」。略称は「IPU」。
 ざっくり言うと有神論…つまり「神は存在する」と言う人の説得の中の「神」という言葉を「見えざるピンクのユニコーン」に変えると、説けば説くほどなんか逆効果じゃない?みたいな感じのシミュレーションらしい。ちょっと説明が難しいが。
 ちなみにこれに関連するものに「ラッセルのティーポット」や「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」などもあるようだ。
 ちなみに筆者は略称の「IPU」をビールの名前で聞いたことあるな…と思ったが、それは「インディア・ペールエール (India pale ale) /IPA」の勘違いであった。
 関連用語:「証明(しょうめい)」*14


・「インディア・ペールエール (India pale ale) 」:
 関連用語:「エール(ale)」*15
 
 
弁証法(べんしょうほう):
 哲学の考え方の一つ。
 「ヘーゲル*16や「マルクス」によるものが特に有名。


・「カール・マルクス」: 1818 - 1883。
 ドイツ・プロイセン王国出身の哲学者。
 「社会主義(しゃかいしゅぎ)」の運動などに大きな影響を与えた。


社会主義(しゃかいしゅぎ):
 関連用語:「社会(しゃかい)」*17、「共有(きょうゆう)」*18、「主義(しゅぎ)」*19、「思想(しそう)」、「イデオロギー」、「資本主義(しほんしゅぎ)」*20、「システム」*21、「権利(けんり)」


・「久川凪 (ひさかわ・なぎ)」【デレステ】:
 関連用語:「マンションポエム」*22


・「久川颯 (ひさかわ・はやて)」【デレステ】:


benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

benkyoumemo.hatenablog.com

*1:「矛盾(むじゅん)」については 7/13 国語:「黒」い「白」地図、「白」い「赤」ん坊!? ~色とさまざまな表現の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:ゲーム『アイドルマスター』シリーズについては 4/24 英語:お遊び/中二病的な英文例 ~あいつは魔王で魔眼使い~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「ことわざ」については 12/24 国語:「ことわざ」は「言葉(ことば)」の「技(わざ)」ですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:ライトノベル」や「権利(けんり)」については 7/7 社+英:色んな「ライト」の話! ~「権利(けんり)」と「光(ひかり)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:「双子(ふたご)」や、「ダブルスタンダード」または「二重基準(にじゅうきじゅん)」については 2/6 数+国:数字の「2」から考える話 ~双子、ペア、対立~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:パラドックス」については 5/28 英語:色んな「パラ」の話! ~パラオ・パラソル・パラダイス~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:数学の「空集合(くうしゅうごう)」については 1/22 数学:「集合(しゅうごう)」なのに「何もない」!? ~「空集合(くうしゅうごう)」の話(※未完メモ)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「黄金の鉄の塊」という名言がある人物「ブロントさん」については 1/11 地理:「暖流(だんりゅう)」+「寒流(かんりゅう)」=「魚フィーバー」! - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「巨人(きょじん)」については 3/2 社会:ウサギの話(を少し) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:「抑揚(よくよう)」や「イントネーション」については 2/24 英+ゲーム他:「イントネーション(intonation)」は呪文(じゅもん)の詠唱(えいしょう)ですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「清音(せいおん)」や「濁音(だくおん)」、「半濁音(はんだくおん)」については 1/26 国語:重さのイメージと音の話 ~清音(せいおん)、濁音(だくおん)、半濁音(はんだくおん)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「声(こえ)」については 5/20 理科+こころ:すべての「声(こえ)」には「ズレ」がある!? ~「声(こえ)」と「音速(おんそく)」、伝わる時間~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:一つ角を持った馬「ユニコーン」については 3/21 社+国:「ユニコーン」の色は白、水色、ピンク? ~「ゆめかわいい」という言葉の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「証明(しょうめい)」については 3/14 数学:逆に証明を作ってみるゲーム!? ~ヒント量と「解けない問題」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:お酒の「エール(ale)」については 7/20 体+英他:「エール(yell)」は「叫び(さけび)」で「応援(おうえん)」ですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:哲学者「ヘーゲル」については 1/25 理科:電気/ペルティエ効果・追記 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「社会(しゃかい)」や「女神(めがみ)」については 3/3 国語:運命(うんめい)、神(かみ)、そして社会(しゃかい) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:「共有(きょうゆう)」については 2/19 英語:特別(special)もまた嬉し、楽し - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:「主義(しゅぎ)」や「思想(しそう)」、「イデオロギー」については 9/6 社+英:政治(せいじ)とかの「主義(しゅぎ)」に関する英語+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:「資本主義(しほんしゅぎ)」については 4/21 数+社:売買ゲーム ~儲け(もうけ)と借金(しゃっきん)のシステム(軽く)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*21:「システム」については 2/19 社+こころ:自信のなさを力に変える!? ~システムの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*22:「マンションポエム」については 1/14 理+社他:あの「巣(す)」の「価値(かち)」はどれくらい? ~テレビ番組『鑑定!どうぶつ不動産』の紹介記事~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。