2/24 英＋ゲーム他：「イントネーション（intonation）」は呪文（じゅもん）の詠唱（えいしょう）ですか？

　英語＋ゲーム＋国語の話ー。

　言葉（ことば）の上がり下がりを表す語「イントネーション（intonation）」と、
　ゲームとかでよく聞く「詠唱（えいしょう）」という語の話です。

　前置き。
　筆者はちょっと言葉に関する本を読んでいたのですが、
　そこで「イントネーション」という言葉が目に入りまして。
　「そういえば『イントネーション』って何だ？」と思ったので調べてみました。

※

　まず「イントネーション（intonation）」とは、しゃべる時に言葉が上がったり下がったりする様子のことですね。
　Wikipediaによれば「音声言語（おんせいげんご）において文または発話（はつわ）全体につけられた音*1の高低（ピッチ）のパターンを言う」らしいです。…ちょっと難しいですね。
　まあざっくり言うと、しゃべる時の言葉の上がり下がりの様子って感じです。
　日本語では「音調（おんちょう）」や「抑揚（よくよう）」、「調音（ちょうおん）」とも言われるようです。特に「抑揚」はよく聞く感じがしますね。

　そんな感じの「イントネーション」なのですが、面白いものも見つけまして。
　というのも、英和辞典で「intonation（イントネーション）」を調べたら、
　その中には「詠唱（えいしょう）」という意味もありました。

　「詠唱（えいしょう）」とは、何かを唱（とな）えることなのですが、
　ゲームとかだとよく「呪文（じゅもん）」*2を唱えるときに使われたりもします。
　「呪文を詠唱する」とか「魔法（まほう）を詠唱する」みたいな感じですね。

　なので例えば「イントネーションの扱いをマスターする」ことは、
　訳し方によっては「詠唱（intonation）をマスターする！」と言えるかもですね。
　個人的にはゲームっぽくてワクワクします。強そうで。

※

　まあ、現実ではなかなか呪文は「詠唱」できなさそうですが、
　うまく「イントネーション」を使えれば、気持ちは通じやすくなるかもしれません。
　イントネーションが重要な外国語（がいこくご）の場合は、特に大事かもですね。

　そしてうまく「イントネーション」が使えて、相手と仲良くなれたなら。
　そこから素敵な何か…「魔法（magic）的に素敵なイベント」も始まる可能性もあるとすると、
　言葉の「イントネーション」は、意外と呪文の「詠唱（intonation）」っぽくも、なりえるかもしれませんね。

　まあそんな感じで～。

追記
　ちなみに「intone（イントーン）」という動詞もあったりします。
　これは「詠唱する」、「抑揚をつける」といった意味ですね。
　辞書を見た感じでは関係性は不明ですが、「intonation（イントネーション）」の語の元になっていたり、関わっていそうですね。

◆用語集
・イントネーション：
　関連用語：「声（こえ）」*3、「方言（ほうげん）」*4、「言語学（げんごがく）」*5、「清音（せいおん）」*6、「濁音（だくおん）」、「半濁音（はんだくおん）」、「修辞技法（しゅうじぎほう）」*7、「オノマトペ」、「癖（くせ）」*8

・抑揚（よくよう）：
　英語では「intonation（イントネーション）」、「inflection（インフレクション）」、「modulation（モデュレイション、モデュレーション）」。
　関連用語：「アクセント」*9、「stress（ストレス）／アクセント」*10、「強弱（きょうじゃく）」、「強調（きょうちょう）」、「振動（しんどう）」*11、「歌（うた）」*12、「音波（おんぱ）」*13、「残響（ざんきょう）」、「エコー」、「波（なみ）」*14、「楽器（がっき）」*15、「サビ」*16、「調律（ちょうりつ）」*17、「tune（チューン）」、「メリハリ」*18
　関連記事：『波を表す外国語セブン』*19、『歌を表す外国語セブン』*20、『言語を表す外国語セブン』*21

・詠唱（えいしょう）：
　ちなみに音楽における詠唱は「aria（アリア）」ともいうらしい。
　関連用語：「短縮詠唱（たんしゅくえいしょう）」*22、「エンチャント」*23、「魔導書（まどうしょ）」*24、「巻物（まきもの）」*25、「魔力（まりょく）」*26、「結界（けっかい）」*27、「超能力（ちょうのうりょく）」*28、「専門用語（せんもんようご）」*29、「隠語（いんご）」*30、「暗号（あんごう）」*31、「暗唱（あんしょう）」*32
　関連自作ゲーム：『イングリッシュスペルキャスト』、『ハイク・スペル・キャスト』*33