3/16 国＋英：「進級（しんきゅう）」も「プロモーション」の一つですか？　～「進級」と「promotion（プロモーション）」の話～

　国語＋英語＋学習＋こころの話ー。
　別に「進級シーンの動画で、アクセス数アップやで…！」という話ではありません。

　学校で次の学年に進むこと「進級（しんきゅう）」と、
　その英訳「promotion（プロモーション）」の話を。
　少し「ＰＶ（プロモーションビデオ／promotion video）」の話も添えて。

　遅くなってしまったので簡単に。

　前置き。
　今日は３月１６日ということで、３月も半ばを過ぎました。
　生徒の方は、次の学年への「進級（しんきゅう）」が近づいてきた…ということで、
　今回は「進級」について調べてみました。

※

　まず「進級（しんきゅう）」というのは，次の「級（きゅう）」に進むことですね。
　書道（しょどう）や格闘技の「級」（腕前とか）が上がるという意味もありますが、
　学校での「学年（がくねん）が上がる」というイメージも強い言葉ですね。

　で、そんな「進級」ですが、和英辞典によれば、
　英語で「promotion（プロモーション）」というようです。
　英和辞典によれば、これは「促進（そくしん）」…何かを進ませるなどの意味の言葉ですね。
　動詞の「promote（プロモート）」が「促進させる」、「進級させる」等の意味を持っているようなので、それの名詞形でもあります。

　ちなみに日本では、「プロモーション」はビジネス関係で聞く語でもありますね。
　この場合は「promotion」の中の「販売促進（はんばいそくしん）」…売り上げを上げる、という意味合いですね。
　またそれに関して「ＰＶ（プロモーションビデオ／promotion video）」という用語もよく聞きます。
　販売促進用のビデオ…売り上げを増すための動画（どうが）、ということですね。

　英和辞典の方でも「promotion」に「進級」の意味はあったので、
　「『進級』も『プロモーション（promotion）』の一つ！」と言えるかもですが。
　…なんかこれだと進級するときに、ＰＶ撮ってるみたいですね。

※

　ちなみに英和辞典によれば、
　英語の「promotion」には、「昇進（しょうしん）」という意味もあるようで。
　昇進とは、（会社*1などで）地位（ちい）が上がることなので、ちょっと景気（けいき）がいい感じもしますね。

　とはいっても学校での「進級（promotion）」は、
　今まで仲が良かったクラスメイトと離れるかもですし、
　「ちょっと怖い」と思う方もおられるかもですが。

　そんな時は「これも『昇進（promotion）』みたいなものかも？」とか、
　「また新しい友達と知り合えるかも？」と思ってみると、
　少しだけ、楽しい気分が「促進（promotion）」されるかもしれませんね。

　まあそんな感じで～。

追記
　記事を書いていてふと思ったことを。
　次学年へ進めないことを「留年（りゅうねん）」と言ったりしますが、　
　かといって次学年へ勧めることを「進年」とは言わない印象ですね。
　今回のテーマのように、「進級」という感じです。
　かといって、「留級（りゅうきゅう）」という言葉も聞きませんし…。
　「級」と「年」が食い違っている印象もありますね。
　（「進級」と「留級」、または「進年」と「留年」でなく、「進級」と「留年」となっているわけです）
　理由は調べればどこかに載ってそうですが、今のところ不明です。要追加調査ですね。

◆用語集
・進級（しんきゅう）：
　関連用語：「成績（せいせき）」*2、「grade（グレード）」、「学力（がくりょく）」*3、「テスト」*4、「卒業（そつぎょう）」*5、「卒業式（そつぎょうしき）」、「入学式（にゅうがくしき）」*6、「自己紹介（じこしょうかい）」*7、「成長（せいちょう）」*8、「階級（かいきゅう）」*9、「ランク（rank）」*10、「ランキング」、「レベル（level）」*11、「居残り（いのこり）」*12、「閻魔帳（えんまちょう）」*13
　関連記事：『卒業を表す外国語セブン』*14