5/14 理＋諸外：「翼（つばさ）」を表す外国語７つ＋α！　～今週の外国語セブン～

　理科＋外国語*1（英語などいろいろ）の話ー。

　金曜日企画「今週の外国語セブン」、
　今回は「翼（つばさ）」*2を表す外国語７つ＋αについての話を。

　前置き。
　今週は「愛鳥週間」なので、「鳥」について書くことが多かったですが。
　でも「鳥」を表す外国語は一度調べたので、
　今回は鳥も持つ、「翼（つばさ）」を表す語を調べてみました。

※

☆「翼（つばさ）」を表す外国語セブン
①英語：「wing（ウィング）」
②ラテン語 *3：「ala（アラ、アーラ）」
③イタリア語*4：「ala（アラ）」
④スペイン語 *5：「ala（アラ）」
⑤フランス語*6：「aile（エール）」
⑥ギリシャ語*7：「φτερά（フテラ）」
⑦ドイツ語*8：「Flügel（フリューゲル）」

　…って感じですかね。

　結構②ラテン語の「ala（アラ、アーラ）」に近い物が多かった印象です。
　ラテン語は色んな語の母体になっているようなので、不思議ではないですが、
　逆に①英語の「wing（ウィング）」がどこから生じたのかが気になりますね…。
　（⑦ドイツ語や⑥ギリシャ語が他と違うのはよくありますが）

※

　さて「翼（つばさ）」には、「自由（じゆう）」のイメージもありますね。
　「鳥みたいに自由に飛べたらいいのに…」というセリフはよくある気もしますし、
　歌には『翼をください』なんてものもありますね。
　なので「人間にはないもの」、「届かない自由」というイメージがある気がします。

　でも代わりに、人は翼のある「飛行機（ひこうき）」*9で飛べますし、
　芸術や文学では、「想像の翼を広げる」みたいな表現もあります。
　そう考えると、人が自由に使える「翼」も結構あるかもですね。

　今は新型コロナウイルスで、「飛行機の翼」は使いづらい感じもありますが。
　たまに「想像の翼」を広げてみると、
　それこそ「飛ぶ」ような開放感を、味わえることもあるかも？

　まあそんな感じで～。

　関連用語：「ドラゴン」*10、「龍（りゅう）」、「筋肉（きんにく）」*11、「肩甲骨（けんこうこつ）」*12
　関連記事：『鳥を表す外国語セブン』*13、『筋肉を表す外国語セブン』*14、『空を表す外国語セブン』*15、『旅を表す外国語セブン』*16、『天使を表す外国語セブン』*17、『妖精を表す外国語セブン』*18

追記
　他にも「翼（つばさ）」を表す外国語をメモっておきます。

・ロシア語*19：「крыло（クルィーロ、クリロ、クルーロ）」
・韓国語*20：「날개（ナルゲ）」、（文学作品などで）「나래（ナレ）」
・中国語*21：「翼（イ、イー）」、「翅膀（チーバン、チーバァン）」、「膀子（パァンツゥ）」、「翮（フア）」
・インドネシア語 *22：「sayap／サヤ（ッ）」、「kepak／クパッ（ク）」

追記２
　ちなみに古代の翼竜（よくりゅう）に「プテラノドン」がいますが、
　Wikipediaによればこの名前は、古代ギリシャ語の「πτερόν（プテロン）／翼」に関係しているようです。
　上記の⑥ギリシャ語：「φτερά（フテラ）／翼」に似ている語ですね。

◆用語集
・Flügel（フリューゲル）【ドイツ語】：
　ドイツ語で「翼（つばさ）」などを意味する言葉。
　ちなみに楽器で「フリューゲルホルン」というものもあるようだ。
　また昔、サッカーでは「横浜フリューゲルス」というチームもあった。
　そしてライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活』には「フリューゲル」というキャラクターが出てくるようだ。

・プテラノドン：
　Wikipediaによれば、中生代白亜紀後期（約8,930万 ~ 7,400万年前）に生息していた翼竜（よくりゅう）の一種、とのこと。
　ちなみにゲーム『ポケットモンスター』シリーズには「プテラ」というポケモンもいたりする。
　またカードゲーム『遊戯王』には《暗黒プテラ》や《ダイナミスト・プテラン》、《ダイナレスラー・カパプテラ》などのモンスターがいたりする。