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多くの人は時が過ぎて欲しくない、と思うかもですが、それはそれとして。
画像をつなげて動画のように見せる「タイムラプス(time lapse)」と、
「(時の)経過(けいか)」等の意味を持つ英語「lapse(ラプス)」の話を。
前置き。
昨日「lap(ラップ)」*1などの言葉を調べている時に、
辞書で「lapse(ラプス)」という言葉を見つけまして。
そこから「タイムラプス」という言葉を思い出したので、その話を。
※
まず「タイムラプス(time lapse)」とは、撮影(さつえい)の方法の一つですね。
Wikipediaによれば、「低速度撮影(ていそくどさつえい)」という方法の一つで、
その撮れた多くの画像・写真をつなげて動画のように見せたものが、「タイムラプス」のようです。
(パラパラマンガやアニメの手法に似てるかもです)
特に、ここ数年間で人気になった印象の語ですね。
例えば普通に動画を撮ると、5分撮ったら5分の動画ができますが、
「タイムラプス」はある程度、時間間隔(じかんかんかく)の空いた画像をつなぐこともできます。
なので同じ5分の動画でも、ある場所の長時間の変化を見ることもできるようですね。
(例えば星空が移動するのを見られたり、長期間の工事の風景を観察できたり。
普通の動画の早送りでも可能かもですが、その場合は長期間の動画データを取るのが大変そうです)
で、そんな「タイムラプス」について調べてみると。
英和辞典によれば「time(タイム)」は「時間(じかん)」、
「lapse(ラプス)」は「(時の)経過(けいか)」、「推移(すいい)」などの意味がありましたが。
…ですが「lapse」には他にも、「過失(かしつ)」、「堕落(だらく)」、「転落(てんらく)」という意味もありまして。
マイナスな言葉が多いので、正直ちょっと意外ですね。
最初に挙げた「(時の)経過」の意味も、「時が失われる」みたいな「マイナス」のイメージなのかもしれません。
こうまとめると「時が過ぎるのイヤだなあ…」みたいな感じになるかもですが。
でも上に書いた「タイムラプス」動画は、「時間(time)の経過(lapse)」と、それによる変化を楽しむ物でもあります。
なので「タイムラプス(time lapse)」動画に人気が出たということは、
ある意味「『時間の経過(time lapse)』(動画)に人気が出た!」と言い換えられるかもですね。
※
まあ大人になると「老い」の話もあるので、
「時間が過ぎて欲しくない」と思うことの方が多いかもですが。
でも色んな失敗や「過失(lapse)」があったとしても。
「時間(time)」が経った後にまとめて振り返ってみると、
「タイムラプス(time lapse)」動画のように、魅力的に見えることはあるかも?
そうでなくても、失敗から学べることもありますし。
たまには「『時間の経過(time lapse)』のおかげで、今の私がいるぜ!」
…なんて思ってみるのも、楽しげでいいかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにWikipediaによれば、「ハイパーラプス(hyperlapse)」などと呼ばれる方法もあるようです。
タイムラプスに加えて、カメラ*2が長い距離を移動する物がこう呼ばれるようですね。
◆用語集
・タイムラプス:
関連用語:「パケット」*3、「パケット通信」、「パノラマ(panorama)/回転画(かいてんが)」*4
関連記事:『歴史を表す外国語セブン』*5
*1:「lap(ラップ)」については 8/31 体+英:「ラップ」と「ラップ」は違いますか? ~「lap(ラップ)」と「rap(ラップ)」と「wrap(ラップ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「カメラ」については 10/30 生+ラテ他:「家(いえ)」に「暗い部屋(へや)」はありますか? ~「カメラ」と「カメラ・オブスクラ/暗い部屋」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:タイムラプスとはまた違うが、何かを細切れにして後でつなげる…という意味で少し似ている気もする「パケット」や「パケット通信」については 9/2 情+英:「スマホ」で「小包(こづつみ)」は受け取れますか? ~「パケット」と「packet(パケット)/小包」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「パノラマ(panorama)/回転画(かいてんが)」については 10/24 美+英他:「全方位(ぜんほうい)」を「絵(え)」で囲(かこ)めますか? ~「パノラマ」と「パノラマ/回転画(かいてんが)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:記事『歴史を表す外国語セブン』については 11/25 社+諸外:「歴史(れきし)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。