生活+英語の話ー。
色んな人が中古品などを売る場所「フリーマーケット」と、
その表記「flea market」や「free market」についての話です。
用事があるので簡単に。
前置き。
まず「フリーマーケット」というと、色んな人がお店を出してる市みたいな感じですね。
広場(ひろば)などを使って、中古品や手作りの物を売っているイメージです。
で、日本で「フリー」というと「free(フリー)/自由(じゆう)」を意味することも多いので、
筆者も「フリーマーケット」は「自由な市(マーケット)」かと思っていたのですが。
調べてみると、元々の由来はどうも違うようですね。
というのも、Wikipediaによれば。
フリーマーケットのスペルは元々「flea market(フリー・マーケット)」であり、
日本語だと「蚤(のみ)の市」を意味するようです。
(「蚤(のみ)」とは、小さな虫の一種ですね)
さらなる由来にフランスの「marché aux puces(マルシェ・オ・ピュス)」という市があったらしく、
この「ピュス(puces)」が「蚤(のみ)」を意味するようです。
(この由来については諸説あるようです)
なので英語でも虫の「蚤(のみ)」を意味する「flea(フリー)」の語が使われ、
「フリーマーケット(flea market)」と呼ばれるようになったようですね
で、この話には続きがありまして。
Wikipediaによれば、日本ではより親しみやすくするなどのために、
わざと「フリーマーケット」に「free market」の方の英語表記を使っているようです。
なので冒頭で筆者は「フリーマーケットのフリーは『free』」と思っていたのは、あながち間違いでもなかった訳ですね。
なのでまとめると、
「(元々の)『フリーマーケット(flea market)』と(日本での)『フリーマーケット(free market)』(のスペル)は違う!」
と言えるかもしれません。
…字面的には中々ややこしいですね。
※
ちなみに英語の「free market」は「自由市場」等を意味するらしいので、
ちょっとまた違う意味になってしまうのですが。
でも個人的に「蚤(flea)」の語はちょっとかゆくなりそうな感じもするので、
日本の「フリーマーケット(free market)」表記はありがたい気がしますね。
まあ最近は便利な「フリマアプリ」などもあるので、
実際のフリーマーケットの場に行かなくても、良いのかもですが。
でも新型コロナウイルスが落ち着いて、集まれるようになったら、
「フリーマーケット(free market)」で「自由(free)」に顔を合わせて買い物…なんてのも、楽しいかもですね。
まあそんな感じで~。