のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

3/30 国+社他:「変化」は何と読みますか? ~「変化(へんか)」と「変化(へんげ)」の話~

 国語+社会+数学+理科+体育+ゲームの話ー。
 「実は今まで読みを知りませんでした…」という話ではなく。


 物などが変わることを表す語「変化(へんか)」*1と、
 神仏(しんぶつ)・妖怪(ようかい)が変身した姿「変化(へんげ)」の話を。


 前置き。
 ちょっと調べ物をしている時に、
 ふと「変化」という語が目に入ったのでその話を。


 まず「変化(へんか)」とは、物の状態などが変わることですね。
 例えば「氷(こおり)が溶けて水(みず)になる」というのも変化ですし、
 「人間関係に変化が生まれる」という風に、人や生物・関係などについて使うこともあります。


 学校の数学・理科でも「変化量(へんかりょう)」はよく出てくる語ですし、
 野球でも「変化球(へんかきゅう)」というのもあります。
 なのでわりと日常的な用語の気もしますね。


 そんな「変化」ですが、これと同じ字を書いて、また違った読みをする語もあります。
 それが「変化(へんげ)」ですね。


 国語辞典によれば「変化(へんげ)」は「神や仏が人の姿になって現れたもの」と紹介されていますが、
 同時に「動物などが人の姿に化(ば)けたもの」ともあります。
 いわゆる「妖怪変化(ようかいへんげ)」とかですね。
 (「化(ば)ける」とは、変身することです)
 ちょっと「非日常的」な感じなので、日常的な「変化(へんか)」とのギャップが面白いです。


 「変化(へんげ)」は、もちろん妖怪などが出るゲーム・マンガ等でよく見る語ですが、
 実は、学校の歴史や国語・古典などででも見る語でもあります。
 昔話には「動物が人を化かす」という話も多いですし、
 筆者も、「神仏が人に化けて僧を試したのでは?」みたいな話を、テストの古典で読んだ覚えがあります。


 なので「『変化』は何と読みますか?」という質問に対しては、
 数学や理科、体育が好きな人は「変化(へんか)!」と答え、
 国語や歴史、ゲームが好きな人は「変化(へんげ)!」と答えたりするかもですね。
 どちらも間違っていないのが面白いです。


 ちなみに上記のように、数学や理科では「変化量(へんかりょう)」という語が出てきます。
 これは例えば「数がどれくらい変化したか」というものですが、


 「変化(へんげ)」という語を見てからだと、「変化量(へんげりょう)」とも見えますね。
 「変身(変化)した量!」とか「妖怪(変化)の量!」みたいな感じもして面白いです。
 (あと野球の「変化球」が強そうな感じになりますすね)


 まあ妖怪嫌いな方にとってはホラーかもですが。
 今度どこかで「変化(へんか)」や「変化(へんげ)」、
 「変化量(へんかりょう)」などの語を見たら、
 色々読み方を変えて想像してみるのも面白いかもですね。



 まあそんな感じで~。



◆用語集
・変化(へんげ):
 関連用語:「権現(ごんげん)」*2、「妖(よう)」*3、「怪(かい)」
 関連記事:『神を表す外国語セブン』*4

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