英語+社会+こころの話ー。
英語の「take in(テイク・イン)」の色々な意味から、
「理解(りかい)する」や、「人を騙(だま)す」などの話を。
前置き。
まず「take in(テイク・イン)」は、英語の熟語の1つですね。
といっても別に「テイクアウト(take out)」*1の反対語という訳ではありません。
(「in(イン)」と「out(アウト)」で反対っぽく見えますが)
過去記事でも書きましたが、「take in」は「吸収(きゅうしゅう)する」や「受け入れる」という意味を持っていたりします。
今のテイクアウトの「持ち帰り」イメージとは、特に関係ない感じですね。
で、今回改めて英和辞典を調べてみると、
「take in」にはまだまだ色んな意味があるようで。
例えば「take in」には①「理解(りかい)する」という意味があるようです。
「take(テイク)」が「取る」、
「in(イン)」が「中(なか)/中に」といった意味なので、
「知識を取って(take)自分の頭の中(in)に入れる」→「理解する(take in)」って感じですかね。
こう書くと良さげですが、「take in」にはさらに別の意味…、
②「人を騙(だま)す」という意味もあるようです。
この場合は「(人を自分の計画に)取り(take)入れる(in)」→「人を騙す(take in)」って感じですかね。
同じ「take in」なのに、良さげな意味も悪そうな意味もあるのが面白いです。
上記の「理解する」意味と、「人を騙す」意味。
この2つは、辞典の「take in」の欄の中で近くにあったので、
ある意味で「(『take in』において)『理解』と『騙すこと』は『近い』!」なんて言えるかもですね。
…「相手を理解していれば騙しやすそう」とか、ブラックなこともありそうですが。
※
さて、ちょっと話はずれますが。
「詐欺(さぎ)」に関しては、
「自分は『頭がいい』と思っている人ほど騙されやすい」という話もあるようです。
油断(ゆだん)とか、意識の死角(しかく)を突かれる感じですかね。
なので、あなたが誰かにうまい話を持ちかけられた時。
「完全に『理解した(take in)』から大丈夫!」と思っていても、
実は「騙され(take in)」ている…なんてことがあるかも?
そうならぬよう、事前に対策知識を「吸収しておく(take in)」と良いかもですね。
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに本文最後で「騙され(take in)」とかノリで書いてますが。
この場合は受け身…「受動態(じゅどうたい)」の形なので、
正しくは「騙され(be taken in)」とかになると思われます。すみません、ご注意を。
◆用語集
・「take in(テイク・イン)」:
関連用語:「お人好し(おひとよし)」*2
*1:「テイクアウト(take out)」については 10/11 英+生他:「テイクアウト」は「テイクアウェイ」ですか? ~「take out」と「take away」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「お人好し(おひとよし)」については 12/31 こころ+英他:「お人好し(おひとよし)」は「ソフト」な「ハート」ですか? ~「お人好し/softhearted person(ソフトハーテッド・パーソン)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。