生活+社会+国語+中国語の話ー。
「やっぱ『ほうれん草』はネパール産に限るぜ!」という話ではありません。
身近なのに漢字を見ることは少ない「ほうれん草(菠薐草)」*1と、
その由来らしい国「菠薐(ホリン)」国(今でいうネパール辺り)の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
昨日「緑色(みどりいろ)」について調べた流れで、
緑の野菜である「ほうれん草」を思い出したのですが。
そこで、ふと
「『ほうれん草』の『ほうれん』って何だ?」と気になったので調べてみました。
結論から言うと、国の「ネパール」が関わっているようです。
というのもWikipediaによれば、
ほうれん草は、中国の唐代に「頗稜(ホリン)国」(現在のネパール)から伝えられ、
後に改字して「菠薐(ホリン)」、それが日本で変化して「ホウレン」となったのだとか。
(なので、中国での呼び方の影響が大きそうです)
なので国語辞典などで「ほうれん草」を調べてみると、
上記の「菠薐(ホリン)」が関わる、「菠薐草(ほうれんそう)」という漢字も書いてありました。
この「菠薐(ホリン)/頗稜」を大体「ネパール」と考えると、
「(名前的に)『ほうれん草(菠薐草)』は『ネパール(菠薐)の草』!」ということになりそうですね。
…ネパールにも色々草はあるでしょうから、ちょっとややこしいですが。
※
ちなみに「ほうれん草」の「菠薐草」表記ですが、
現代では、普段この漢字はあまり見ませんね。
難しいからか、「ほうれん草」とか「ホウレンソウ」といった表記を見る印象です。
なのでテスト等にはあまり出ないかもですが、
「『ほうれん草』の『ほうれん』は昔のネパール由来らしいぜ!」
と(いう説を)知っているのは、ちょっと頭がいい感じもします。
「ほうれん草を食べると頭が良くなる」という話もありますが、
「『ほうれん草(の名の意味)』を知っていること」でも、実は頭が良くなるかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみにネットで「ほうれん草」を表す中国語を調べてみたら、
「菠菜(ボーツァイ)」というものが見つかりました。
また違う名前ですが、「菠」の字が入っている辺り、上の話と関係ありそうですね。
◆用語集
・ネパール【国】:
関連用語:「ツツジ」*2、「コア」*3【食品】
*1:「ほうれん草」については 6/17 英+理+家:野菜(やさい)に関する英単語 - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:植物の「ツツジ」については 5/18 理+国他:その花(はな)の名前は「5月」ですか? ~「サツキ(皐月)」と「皐月(さつき)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:濃縮乳「コア」については 4/12 家+社:世界一甘いお菓子! ~インドの「グラブジャムン」の話(簡単に)~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。