のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

7/13 生+英:「ノブ」と「ノブ」は違いますか? ~「knob(ノブ)/取っ手」と「nob(ノブ)/上流の人」の話~

 生活+英語の話ー。
 またマニアックなタイトルの割に、ネタバレも早いですが。


 ドア*1などについている取っ手*2「ノブ(knob)」と、
 イギリス英語らしい「nob(ノブ)/上流(じょうりゅう)の人」などの話を。


 前置き。
 昨日は「取っ手(とって)」等について書きましたが。
 その流れで、今回は「取っ手」の訳語の一つでもある「ノブ」の話を。


 まず「ノブ」というと、「取っ手」や「つまみ」のことですね。
 特に有名なのは「ドアノブ」で、
 これはドアについている、掴(つか)んで開けるための部分という感じです。
 今の日本は建物が西洋的なので、「ドアノブ」に触れる機会は多そうですね。
 (逆に和風の家だと襖(ふすま)*3が多く、ドアノブは少なそうです)


 では、そんな身近な「ノブ」を、英語ではどう書くのか?
 皆さまは分かりますでしょうか。
 カタカナの「ノ」は「no(ノ)」と書いたりするので、
 思わず「nobu(ノブ)」や「nob(ノブ)」と書きたくなりますが…。



 …実際には、英語のスペルでは「knob(ノブ)」となるようです。



 日本では「k(ケー)」は「カ行」…、
 「カキクケコ(ka・ki・ku・ke・ko)」の印象もあるので、意外な気もしますね。
 「k」を意識するなら「knob」は「クノブ」と読みたくなりますが、それはそれで言葉が変わってしまいますね。


 英語には(日本語の感覚だと)「発音(はつおん)されない文字」もあるようで、
 上記のように「kn」と書いて、発音は「n」…みたいな例は結構あるようです。


 ちなみに上記「nob(ノブ)」の方も、ちゃんと言葉としてあるようで。
 これは英和辞典によればイギリスの俗語(ぞくご)で、
 「上流(じょうりゅう)の人」…つまり地位(ちい)の高い人などを表すようです。
 (違う語ですが「noble(ノーブル)」*4が「貴族(きぞく)」を表すので、関係ありそうですね)


 なので「『ノブ(knob)』と『ノブ(nob)』は違う!」と言えそうですが。
 …カタカナだとなかなかシュールですね。


 さて、筆者もカタカナ語、カタカナ英語は好きなのですが、
 今回はその弱点(じゃくてん)が目立っていた感じもしますね。
 「knob」という語を「ノブ」と書くことはできても、
 逆に「ノブ」を見て「knob」と書く…というのは、知らなければ難しそうです。


 カタカナ表記もとりあえずの参考にはなりますが、
 「日本でも有名な語だから…」と油断していると危なそうですね。


 なので「(ドアの)『ノブ(knob)』をつかむ」と書くつもりが、
 うっかり「『上流の人(nob)』をつかむ」と書いてしまうこともあるかも?
 会話では流れで分かって貰えそうですが、テストでは多分「×」になるので、
 学生の皆さまは、特に気をつけておくといいかもですね。



 まあそんな感じで~。




追記
 ちなみに他にも「『kn』で始まるけど『k』は発音しない」っぽい英語はあります。
 例えば以下の感じですね。


knapsack(ナップサック):いわゆる「リュックサック」(※ドイツ語)や「バックパック*5のこと。背負い袋。日本では「ナップザック」と呼ばれる印象。
knee(ニー):足(あし)の「膝(ひざ)」*6のこと。
knife(ナイフ)*7:刃物(はもの)のナイフのこと。
knight(ナイト)*8:「騎士(きし)」のこと。
knit(ニット):「編む(あむ)」などの意味を持つ英語。「ニット生地」や「ニット帽」などでも有名。
knock(ノック):「ノックする、トントン叩く」などの意味の英語。ちなみにボクシングの「ノックアウト(knock out)」はこれの関連語であり、「ノ」の字で始まるのに「KO」と略されるのはこのため(「NO」じゃなくて「KO」)。
knot(ノット)*9:「結び目(むすびめ)」等の意味の英語。船の速さの「ノット(knot)」もこの意味かららしい。
know(ノウ):「知る」という意味の英語。
knuckle(ナックル):「指関節(ゆびかんせつ)」、「げんこつ」などの意味の英語。ちなみに野球のナックルボールは「knuckle ball(ナックル・ボール)」。


 こうしてみると日本でもお馴染みの物が多いですね。
 ややこしくもありますが、逆に言えば身近な物を通じて英語を学べる、と言えるかもです。



追記2
 ちなみに本文途中で、
 「(日本語の感覚だと)発音(はつおん)されない文字もあるようで」と、
 歯切れの悪い表記をさせて頂きましたが。

 これは言語によって、文字の発音の具合が異なるからですね。
 例えば外国語には「半分だけ発音する」とか「わずかに『ッ』を入れる」、「気持ち『t』っぽい音が入る」、「ほぼ息だけ」みたいな表現もあったりするようです。
 (例えば当ブログ金曜日企画での「インドネシア語*10表記では、
  しばしば「ッ(ト)」みたいな書き方をしているのはそのためですね)

 それらは筆者が聞き取ることができなくても、そこに「ある」と思うので、
 逆に言えば、発音されて「ない」ように思えても、実際はどうか分からない…と思い、
 断定を避けて、上のような表記をさせて頂きました次第です。


追記3
 ちなみに今回「ノブ」という言葉を何回も書いていて、
 お笑いコンビ「千鳥(ちどり)」の「ノブ」さんや、
 ゲーム『Fate/GrandOrder』におけるキャラ「ちびノブ」、またその元になった「ノッブ」のことがずっと頭の中に浮かんでいました。
 が、特に関係は無いことをここに記しておきます。
 ちなみに上記キャラ「ちびノブ」は「ノブノブ」と鳴いたりするので、「ノブ」という言葉をいっぱい聞きたい方は調べてみてもいいかもしれません。



◆用語集
・knob(ノブ)
 関連用語:「にぎる(握る)」*11、「玄関(げんかん)」*12、「部屋(へや)」*13
 関連記事:『家に関する英語セブン』


・nob(ノブ):



benkyoumemo.hatenablog.com

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*1:「ドア(door)」については 4/20 学習:自作ゲーム『教科書(きょうかしょ)ゲームブック』 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「取っ手(とって)」や「handle(ハンドル)」については 7/12 生+英:「カップ」に「ハンドル」はついてますか? ~「取っ手(とって)/handle(ハンドル)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:和風の建物のドア的な存在「襖(ふすま)」については 12/18 国+歴他:「襖(ふすま)」と「衾(ふすま)」と「臥す間(ふすま)」の関係!? ~「ふすま」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「noble(ノーブル)」や「貴族(きぞく)」については 12/5 英語:ミュージック(music)の由来とギリシャ神話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:バックパックbackpack)」については 6/9 生活:女性用ファッション用語メモ2!(『ヒルナンデス!』を参考に) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「膝(ひざ)」については 2/27 英+ゲーム:「ロボット・ドクター」! ~体の部位(ぶい)の問題~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「knife(ナイフ)」については 12/26 英語:単語/関係(かんけい)を意識してみる ~石と山とか、朝と夜とか~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「knight(ナイト)」や「騎士(きし)」については 12/27 社会/騎士(きし)と馬(うま)の話(ざっくり) - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「knot(ノット)」や「結び目(むすびめ)」については 10/18 英+ゲーム:楽譜(がくふ)と得点(とくてん)、結び目(むすびめ)と速さ! ~score(スコア)とknot(ノット)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:インドネシア語」や「インドネシア」については 2/20 社会:悪→善チェンジ ~魔女ランダは白魔術を覚えた!~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:「にぎる(握る)」については 8/2 国+英:「把握(はあく)」は「にぎる」ことですか? ~「把握」と「grasp(グラスプ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:「玄関(げんかん)」については 5/16 国語:「玄関(げんかん)」は「レベルアップの門(もん)」ですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「部屋(へや)」や記事『家に関する英語セブン』については 12/21 英語:「家(いえ)」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。