のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

7/16 生+国他:「アジ」の「刺身(さしみ)」は「鳥(とり)」ですか? ~魚の「アジ(鯵)」と、鳥の「アジサシ(鯵刺)」の話~

 生活+国語+理科の話ー。
 別に「料理から、別の生命を生み出してしまった…」的な話ではありません。


 お寿司・刺身(さしみ)でもおなじみの魚*1「アジ(鯵)」と、
 その字が名前に入っている鳥、「アジサシ(鯵刺)」の話です。
 

 前置き。

 まず「アジ(鯵、鰺)」というと魚(さかな)の一種ですね。
 いわゆる「青魚(あおざかな)」…背中(せなか)が青(あお)っぽい魚です。
 Wikipediaによれば、「味(あじ)が良い」ことが名前の由来という話もあり、
 だからか寿司(すし)*2や刺身(さしみ)、アジフライにも使われる魚ですね。


 なので「アジは魚」というのはお馴染みかと思いますが、
 一方で、この「アジ(鯵)」の字を名前に含む「鳥(とり)」もいたりします。
 それが「アジサシ(鯵刺)」という鳥ですね。


 Wikipediaによれば「アジサシ(鯵刺)」は、チドリ目カモメ科の鳥類ですね。
 大きさはハトくらいで、体は全体的に白、頭やクチバシなど一部が黒いようです。


 この「アジサシ」の主食が「アジ」なのかは不明ですが、
 Wikipediaに載っていた画像が、ちょうど魚を咥(くわ)えて飛んでいる姿で、
 まるでクチバシに魚を「刺(さ)して」いるようにも見えました。
 なので、こういう姿から「アジサシ(鯵刺)」と名づけられた可能性はありそうです(※仮説なので注意)。


 さて、イカの刺身は「イカ刺し」、フグの刺身は「フグ刺し」と呼ばれるので、
 その流れで「アジの刺身」を「アジ刺し(鯵刺し)」と呼べそうですが。
 でも鳥の「アジサシ(鯵刺)」を知ってからだと、
 少し「『アジの刺身』は『鳥(アジサシ、鯵刺)』だった…!?」って気分になりますね。


 ちなみに話は変わりますが、
 アジサシは「渡り鳥(わたりどり)」*3…色んな所を旅(たび)する鳥らしいです。
 一方で、魚のアジの動きは場所によっても異なるようですが、
 色んな所を「回遊(かいゆう)」…動き回る場合もあるようですね。
 ちょっとのびのびしてて、楽しそうでもあります(自然界も過酷でしょうが)。


 さて、日本では今「新型コロナウイルスの第7波」という話なので、
 人間の方は動きづらく、旅なども行きにくくなりそうですが。


 今度何か「アジ(鯵)」の料理でも食べることがあれば、
 「アジ」や鳥の「アジサシ(鯵刺)」の移動に想いを馳せてみると、
 ちょっとだけ自由な気分になれるかも?




 まあそんな感じで~。





追記
 ちなみにWikipediaによれば「キョクアジサシ(極鯵刺)」という種もいるようです。
 この鳥は「渡り(わたり)」…移動距離が最も長い種の一つらしく、
 なんと、1年のうちに北極圏(ほっきょくけん)と南極圏(なんきょくけん)の間を往き来(いきき)するらしいです。
 「毎年、自力で世界一周旅行してるぜ!」みたいな感じですごいですね。
 Wikipediaによれば「白夜(びゃくや)を求めて旅をする鳥」でなんて表現もあり、カッコいい感じがしました。


追記2
 ちなみにWikipediaによれば、
 アジは「赤身(あかみ)*4白身(しろみ)の味を併(あわ)せ持つ」そうです。
 …いいとこ取りしてる感がすごいですね。
 ゲームとかの「光と闇の力、両方持ってるキャラ」っぽくて強そうです。



◆用語集(※人名・生物名等敬称略)
・アジ(鯵、鰺)【魚】:
 英語では「horse mackerel(ホース・マカレル)」。
 関連用語:「サバ(鯖)/mackerel(マカレル)」*5、「海(うみ)」*6
 関連記事:『魚を表す外国語セブン』*7、『寿司ネタに関する英語セブン』


・アジフライ:
 関連用語:「バッター液」*8


・アジサシ(鯵刺)【鳥】:
 名前をよく考えると「アジ(鯵)を刺す者(鳥)」。これはアジにとってはすごい怖い可能性もある。
 ホラーゲームでも「人間(man)」*9を「食う(eat)」怪物「マンイーター(man eater)」とかがいて怖かったりするが、アジも似たような気分を味わっているかもしれない。
 ちなみに鳥が一杯出てくるボードゲーム*10に『ウィングスパン』というものがあるが、そこにも「アジサシ」の名を持つ鳥が出ていたりするようだ。
 関連用語:「アリクイ」*11、「アリジゴク」、「イヌイット」、「ネズ(杜松)/ネズミサシ」*12
 関連記事:『鳥を表す外国語セブン』


・キョクアジサシ(極鯵刺)【鳥】:
 Wikipediaによれば最も長距離の「渡り」をする鳥の一つらしい。他には「ハシボソミズナギドリ」という鳥もいるようだ。
 ちなみに「キョクアジサシ/極鯵刺」の「極」は北極圏・南極圏の関係と思われる。
 ゲームだとよく「極(きょく)」とついているキャラが強かったり、「極」と書いて「エクストリーム(extreme)」*13的な雰囲気で強かったりするが、特にそういう意味ではないと思われる。
 ちなみにネット上には、カードゲーム『遊戯王』(遊戯王OCG)のカード群「ふわんだりぃず」に描かれる青い鳥は、この「キョクアジサシ」がモチーフではないか、という説があった。


・「ふわんだりぃず」【遊戯王】:
 カードゲーム『遊戯王』(遊戯王OCG)におけるモンスター群・カード群。
 遊戯王の「通常召喚」は1ターン1回が普通なのだが、
 ざっくり言うと「ふわんだりぃず」の場合この「通常召喚」が何回もできるようになる、的な特徴を持っているようだ。
 カード効果が強かったりするので、ネット上には様々な意見も見られるが、
 とりあえずカードイラストは可愛かったり綺麗だったりするので、そういうのが好きな方は見てみてもいいかもしれない。
 ちなみに遊戯王には《増殖するG》 という「特殊召喚」に反応する強いカードもあるが、「ふわんだりぃず」の何回のも「通常召喚」には反応できなかったりするようだ。
 一方で《原始生命態ニビル》という、外見が隕石(いんせき)的なカードは通常召喚の数にも対応する。ので、たくさん「ふわんだりぃず」の鳥を出していると、「突然空から隕石(二ビル)が!」的なことは起こったりするようだ。


・ハシボソミズナギドリ(嘴細水薙鳥)【鳥】:
 Wikipediaによればミズナギドリ目ミズナギドリ科に分類される鳥類の一種。
 上記「キョクアジサシ」と同様、最も長距離の渡りをする鳥の一種らしい。
 漢字の「嘴細水薙鳥」がカッコいい。


・ミズナギドリ科【鳥・分類】:
 Wikipediaによれば鳥類ミズナギドリ目の科。
 漢字では「水凪鳥」や「水薙鳥」と書かれるようだが、「凪(なぎ)」は風*14が無いこと、「薙ぐ(なぐ)」*15は横に打ち払うことなどを表すため、名前によって少し意味合いが変わるかもしれない。


・『ウィングスパン』(WINGSPAN)【ボードゲーム】:
 鳥、野鳥(やちょう)をテーマにしたボードゲーム、またはゲーム。
 森や水辺などの環境に、鳥たちを多く住まわせていくのが目的。
 鳥は能力を持っていたりもするので、コンボ要素などもあったりする。
 元はアナログなボードゲームだが、ゲーム機の『Nintendo Switch*16でも遊べたりする。


・凪(なぎ):
 風が無いこと、またはそれによって海面(かいめん)が穏やかなこと。
 英語では「calm(カーム)」など。
 「calm(カーム)」には「穏やか(おだやか)」等の意味もあるが、和英辞典によれば「大なぎ(大凪)」は「dead calm(デッド・カーム)」ともいうらしい。…なんか物騒な感じになってしまった。
 漢字の「凪」は、「風」と同じフレーム(外側部分)の中に「止まる」という字が入っているので、まさに「風が止まってるぜ!」という感じの字である。
 ちなみにゲーム『ファイナルファンタジーX』(FF10)には「ナギ節」という言葉もあり、上記「凪」に近い意味を持っているようだ。
 また特にマンガ・アニメ等において「凪」は人名に使われることも多かったりする。
 関連用語:「静寂(せいじゃく)」*17、「silence(サイレンス)」
 関連人名等:「久川凪(ひさかわ・なぎ)」*18【デレマス】、「勇凪エレナ(ゆうなぎ・エレナ)」*19【バーチャル】、
 関連記事:『風に関する外国語セブン』*20


calm(カーム)【英語】:
 「冷静な」、「穏やかな」、「静かな」、また名詞では「静けさ」等の意味を持つ英語。
 ちなみにカードゲーム『遊戯王』には《ガスタの静寂 カーム》というカードもあったりする。
 関連用語:「チル/くつろぐ」*21


・ナギ節(ナギせつ)【FF10】:
 ゲーム『ファイナルファンタジーX』(FF10)の用語。
 ざっくりいうと、恐ろしい怪物である「シン」がいない時間のようだ。
 嵐(あらし)の間の風が落ち着いた、「凪(なぎ)」を思わせる言葉である。


マンイーター【ホラー・ゲーム等】:
 ざっくり言うと人食いの怪物など。
 全体として特に縛りは無く、動き出して人を襲いだした食中植物モンスターなどもこの名前で呼ばれたりもする。
 ホラーだけでなくRPGなどで普通に敵として出てきたりもする。が。意味をよく考えると怖い。
 ちなみにカードゲーム『遊戯王』にも《マンイーター》 というモンスターはいたりする。
 ところで「man(マン)」は「男性(だんせい)」の意味もあるので、最近の社会の流れだと「human(ヒューマン)」の語を使ったりした方がいいのかもしれないが…、それはそれとしてマンイーターは男女ともに襲うので、名前を変えても変えなくても特に逃げ場は無さそうだ。
 ちなみに『Maneater(マンイーター)』という、サメになって人を襲うゲームもあったりする。
 関連記事:『人間を表す外国語セブン』


・回遊(かいゆう)/回游、洄游:
 主に海の生物が、移動して住む場所を変えること。
 これを行う魚を「回遊魚(かいゆうぎょ)」という。
 また関連して「死滅回遊(しめつかいゆう)」という言葉もあるようだ。
 関連用語:「放浪(ほうろう)」*22、「漂流(ひょうりゅう)」、「漂泊(ひょうはく)」*23


・死滅回遊(しめつかいゆう):
 Wikipediaの内容をざっくり参考にすると、
 本来は回遊しないはずの魚などが、合わない場所に行って死んでしまうこと。
 だが移動した先で生き残る場合もあるらしい。
 いわば事故(じこ)や遭難(そうなん)に近いのかもしれないが、全部が(種の保存・拡大の点で)無駄に終わるわけでもない…という話が書いてあった。
 関連用語:「外来種(がいらいしゅ)」*24、「外来(がいらい)」
 関連作品:『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』*25


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*1:「魚(さかな)」や「鳥(とり)」については 1/9 英語:素材(そざい)/生物(せいぶつ)系あれこれ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:「寿司(すし)」や、記事『寿司ネタに関する英語セブン』については 3/1 英+家:「寿司(すし)ネタ」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:「渡り鳥(わたりどり)」や「移住(いじゅう)」、記事『鳥を表す外国語セブン』については 9/25 理+諸外:「鳥(とり)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:「赤身(あかみ)」や「白身(しろみ)」については 7/6 理+生他:「マッスルパワー」で魚の色が変わる!? ~紹介記事、魚の赤身(あかみ)と白身(しろみ)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:魚の一種「サバ(鯖)/mackerel(マカレル)」については 6/15 生+英他:「サバ」は「チート」に使えますか? ~「サバ(鯖)」と「サバを読む(cheat in counting)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:「海(うみ)」については 1/13 英語:海(うみ)とか船(ふね)に関する言葉メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:記事『魚を表す外国語セブン』については 9/11 理+諸外:「魚(さかな)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:「バッター液」については 7/2 生+英:「バッター」といえば「揚げ物(あげもの)」ですか? ~揚げ物の「バッター液/batter(バッター)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*9:「人間(にんげん)」や、記事『人間を表す外国語セブン』については 1/20 生+諸外他:「人間(にんげん)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*10:ボードゲーム」については 7/15 社会:シリアスゲーム追記:カード&ボードゲーム紹介 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*11:まさにアリを食う、と言う名前の「アリクイ」、また「アリジゴク」、そして昔は「エスキモー」の名で呼ばれることもあった人々「イヌイット」については 11/21 理+社:「アリジゴク」と「アリクイ」と「イヌイット」!? ~「食べるもの」と「名前」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*12:ネズミを刺すことが名の由来という植物「ネズ(杜松)」については 1/9 理+国:「ネズ(杜松)」は「ネズミ(鼠)」を刺しますか? ~「ネズ」と「ネズミサシ」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*13:「極度の」等の意味を持つ英語「extreme(エクストリーム)」については 7/29 英語/接頭辞「ex(エクス)」の話 - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*14:「風(かぜ)」については 5/22 理科:四大元素(しだいげんそ)の話 ~地水火風~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*15:「薙ぐ(なぐ)」については 3/28 歴史:向こうで薙刀(なぎなた)を振っている彼女は、巫女(みこ)さんですか? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*16:ゲーム機『Nintendo Switch』については 11/4 体+ゲーム:「運動(うんどう)」で「冒険(ぼうけん)」するゲーム!? ~ゲーム『リングフィット アドベンチャー』の(勝手に)紹介記事~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*17:「静寂(せいじゃく)」や「silence(サイレンス)」については 8/24 体+社:その「スポーツ」には「静寂(せいじゃく)」が必要ですか? ~視覚障がい者用スポーツ「ゴールボール」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*18:ゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』の登場アイドル「久川凪(ひさかわ・なぎ)」さんについては 11/24 国+英:ここにもそこにも、「oxymoron(オクシモロン)」!? ~「撞着語法(どうちゃくごほう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*19:ViViD所属のバーチャルYoutuber「勇凪エレナ(ゆうなぎ・エレナ)」さんについては 1/27 英語:翻訳(ほんやく)を利用して魔王(まおう)を女子にする、だと…!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*20:記事『風に関する外国語セブン』については 5/8 英+諸:「風(かぜ)」に関する外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*21:カタカナ的な意味などでは「くつろぐ」等の意味を持つ語「チル」については 8/25 英+国他:「チル(chill)」は「くつろぎ」で「寒気(さむけ)」ですか? ~「チル」と「chill(チル)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*22:「放浪(ほうろう)」や「漂流(ひょうりゅう)」については 9/29 国+英他:この「船(ふね)」は「ドリフト」してますか? ~「漂流(ひょうりゅう)」と「drift(ドリフト)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*23:「漂泊(ひょうはく)」については 9/11 生+国他:「ひょうはく」と「ひょうはく」は違いますか? ~「漂白(ひょうはく)」と「漂泊(ひょうはく)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*24:外来種(がいらいしゅ)」や「外来(がいらい)」については 1/6 理+社他:それは、外から持ち込まれた生物! ~「外来種(がいらいしゅ)」についての話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*25:マンガ・アニメ『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』については 5/6 社+国:「拍手(かしわで)」は「柏手」じゃない!? ~「拍手(かしわで、はくしゅ)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。