英語+国語の話ー。
なかなかマニアックなネタですがご容赦を。
「もちろん」の意味で知られる英語「オフコース(of course)」と、
日本でもカタカナ語としてよく使われる英語、
「of(オブ)」や「off(オフ)」*1の話を。
前置き。
筆者が国語辞典で調べ物をしていたら、
「オフコース」という語が目に留まったので、その話を。
※
まず「オフコース」は、英語での「もちろん(勿論)」的な言葉ですね。
中学英語の教科書などでも、早い時期に習う気がします。
返事としては「Yes(イエス)/はい」でもいいのですが、
「オフコース(もちろん)!」とも答えられると、表現が広がって楽しそうです。
で、筆者も今まで気にしてなかったのですが、
ふと「『オフコース』の何が『オフ(off)』なんだろう?」と思いまして。
英和辞典で「off」周りを調べてみたのですが…、載ってなくてですね。
そこで思いついて、「of」周りを調べたら載ってました。
つまり「オフコース」は「of course」という訳ですね。
「off course」では無かったわけです。
ちなみに「of」+「course」で「もちろん」になる理由は不明ですが、
英和辞典によれば「of(オブ)」は「~に属する」、
「course(コース)」は方針や方向、それこそ「コース」的な意味を持つので
「コース(course)に属する(of)話」→「想定内/お約束/自然な流れ」→「もちろん!」的な感じですかね。
(※この辺りはあくまで筆者の仮説なので注意です)
まあ、つまり単に筆者が勘違いをしていた…という話なのですが。
しかし日本のカタカナでは「of」は「オブ」、
「off」は「オフ」と書かれることが多い気がいます。
(ただネットで英語の「of」を聞いたら、発音は「オフ」に近い気もしましたが)
なのでその流れで行くと、
「『of course(オフコース)』」は『オブコース』!」とつい読みたくなる気もしますが。
…これは外国どころか日本でも通じないかもなので、注意が必要ですね。
※
まあ皆さまは、筆者と違いミスはあまりしないかもですが、
でも「知ってるつもり」の単語は、逆に油断してミスが起こりやすい気がします。
その意味では、早めに習う「オフコース」も要注意かもです。
日本でも集中力切れを「スイッチが『オフ(off)』になる」と言ったりしますが。
「『オフコース(of course)』のスペルは間違えないでしょ…」と思いつつ、
学校のテスト等で「off course」と書いてしまわぬよう、
集中力は、最後まで「オフ(off)」にしないのがいいかもですね。
まあそんな感じで~。
追記(※名称等敬称略)
ちなみに本文では「『オフコース』は『off course』ではない」話をしましたが、
日本の昔の音楽バンド「オフコース」(1967年~1989年)は、
英語にすると「OFF COURSE」(off course)らしいです。
…筆者がうっかり勘違いしてた原因の一つかもですね(だとしてもひとえに筆者が悪いのですが)。
他にも音楽バンド名とかには「ある言葉のスペルをちょっと変えている」ものもあるので、
そちら(音楽系)が好きな方は、テストの時に気をつけておくと良いかもですね。
◆用語集(※名称等敬称略)
・of course(オフコース、オフ・コース)【英語表現】:
・「オフコース(OFF COURSE)」【音楽バンド】:
・もちろん(勿論):
*1:英語の「off(オフ)」や「on(オン)」については 6/21 英+国:色んな「カタカナ対義語(たいぎご)」の話! ~ソフトとハード、オンとオフ、ホットとコールドなど~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。