のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

10/18 音+英他:「ハスキー」と「ハスキー」は違いますか? ~「ハスキーボイス」と、「ハスキー犬(けん)」の話~

 音楽+英語+理科+社会の話ー。


 少ししゃがれた声*1を指す「ハスキーボイス(husky voice)/ハスキー」と、
 「シベリアン・ハスキー」や「アラスカン・ハスキー」などがいる、
 犬*2の一種「ハスキー(husky)/ハスキー犬(けん)」の話を。


 前置き。

 まず「ハスキーボイス(husky voice)/ハスキー」というと、声(こえ)の特徴の一種ですね、
 ちょっとしゃがれた、かすれた声を指す感じですが、
 でもWikipediaによれば、ハスキーボイスは良い意味で使われる言葉らしいです。
 確かに「あの人はハスキーな声で素敵」という表現を聞いた覚えがある気がします。


 ところで「ハスキー」は、犬の種類でも使われる言葉だったりします。
 日本では「ハスキー犬(Husky)」と呼ばれる種類で、
 例えばシベリアン・ハスキー(Siberian Husky)」や、アラスカン・ハスキー(Alaskan Husky)」などがいたりするようですね。


 声と犬、2つの「ハスキー」はどういう関係があるのか?と調べてみると。
 …実は特に関係はなく、そもそも語原が違うそうです。


 実は、Wikipediaの「ハスキーボイス」のページに既に説明されていまして。
 ざっとまとめると、

 
 ・ハスキーボイス…トウモロコシの皮の意味の「husk(ハスク)」から
          →乾いた殻(から)、からからのしゃがれ声という意味に

 ・ハスキー犬…「エスキモー」*3という人々が「ハスキー」と呼ばれており、
        その人々が飼っていた犬だから
  (「エスキモー」は「イヌイット」と呼び換えられたりもしているようですが、
   今回改めて調べたら複雑だったので、詳細は追記で)


 …って感じのようですね。


 なるほどという感じですが、
 ハスキー犬の「『ハスキー(エスキモー)』という人々が飼っていたから『ハスキー』」という流れは、
 「『日本人』が飼っていた犬が後に『日本人/ニホンジン』と呼ばれた」
 的な感じと考えると、なかなかシュールですね。


 ともあれ2つの言葉は違うので、
 「『ハスキー(ボイス)』と『ハスキー(犬)』は違う!」と言えそうですが。
 …どちらも英語では「husky」と書くようですし、かなりややこしいですね。
 "Husky" isn't "Husky".


 ちなみに「ハスキー(husky)」は他でも色々なものにつけられる名前らしく。
 Wikipediaによれば人名やヘリコプター、
 作戦名や自動車の種類の名前にもなっているようです。


 まあ、主に英語圏の国での話のようなので、
 日本国内ではそんなに混乱することは少ないかもですが。


 でも今度どこかで「ハスキーボイス(husky voice)」を聞いたり、
 「ハスキー犬(husky)」などを見ることがあれば。
 「そういえば他の『ハスキー』ってどんな感じなんだろ…」
 なんて調べ始めてみるのも、面白いかもですね。



 まあそんな感じで~。





追記(※反省や訂正、補足)

 ちなみに以前「エスキモー」に関する記事を書いた時、
 「エスキモー」は悪口的な意味合いがあったたので、「イヌイット」と呼び換えられている…という話を説明しましたが。

 今回改めてWikipediaを調べてみると、
 「イヌイット」は「エスキモー」集団の中の一部であり、
 他にも「イヌピアット」(Inupiat)や「ユピク」(Yupik) といった人々がおられるようです。
 なので「エスキモー」をそのまま「イヌイット」と呼んでしまうと、不正確になってしまうようです。

 また「エスキモー→イヌイット」の呼び換えもカナダでの事例であり、
 呼び換えの必要を感じるかどうかも、人々によって異なるようですね。
 以前の記事ではその辺りの把握&説明が抜けており、「エスキモー」、または「イヌイット」全体の問題として書いてしまった、また筆者も誤解していた…という点で、いろいろ誤りがありました。すみません。


追記2
 ところでハスキーな声のハスキー犬がいたら
 「『ハスキー(声)』な『ハスキー(犬)』」と言えるかもですね。
 さらに本文の内容と合わせると、
 「『ハスキー(声)』は『ハスキー(犬)』じゃないけどあの『ハスキー(犬)』は『ハスキー(声)』」なんて言えるかもです。
 そしてここに人名や作戦名、乗り物系のハスキーを絡めることも出来そうですが、
 流石にややこしすぎるので略させて頂きます。


追記3
 ちなみにカードゲーム『遊戯王』(遊戯王OCG)には、
 《ドラゴンメイド・ハスキー》という名前のモンスターもいたりします。



◆用語集
・ハスキーボイス:
 関連記事:『声を表す外国語セブン』*4


・husky(ハスキー)【英語】:


・ハスキー犬/ハスキー【犬】:
 関連記事:『犬を表す外国語セブン』*5


・「シベリアン・ハスキー(Siberian Husky)」【犬】:
 Wikipediaによれば、ロシアのシベリア地方を主産地とする犬。
 日本ではマンガ『動物のお医者さん』に出てきたことから、知名度が上がったようだ。


・「アラスカン・ハスキー(Alaskan Husky)」【犬】:
 Wikipediaによれば、アメリカ合衆国アラスカ州*6原産の犬ぞりレース用の犬、とのこと。
 「アラスカン・スレッジ・ドッグ」とも言う。
 ちなみに英語の「sledge(スレッジ)」は「そり」などを表す。


・ハスキー(エスキモー)【人々・呼び名】:


・《ドラゴンメイド・ハスキー》【遊戯王】:
 カードゲーム『遊戯王』(遊戯王OCG)の融合モンスター。
 外見はドラゴン(竜)の角や尾が生えた女性のメイド*7という感じだが、
 「ドラゴンメイド」系の特徴として、ドラゴン形態に変形して戦ったりする。
 ハスキーのドラゴン形態は、モンスター《ドラゴンメイド・シュトラール》のようだ。
 関連用語:「バウンス」*8





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*1:「声(こえ)」については 5/20 理科+こころ:すべての「声(こえ)」には「ズレ」がある!? ~「声(こえ)」と「音速(おんそく)」、伝わる時間~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*2:動物の一種「犬(いぬ)」については 12/29 国+理:「犬(いぬ)」も「侍(さむらい)」になりますか? ~「犬侍(いぬざむらい)」と「文化(ぶんか)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*3:エスキモー」や「イヌイット」については 11/21 理+社:「アリジゴク」と「アリクイ」と「イヌイット」!? ~「食べるもの」と「名前」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*4:記事『声を表す外国語セブン』については 6/19 英諸+音:「声(こえ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*5:記事『犬を表す外国語セブン』については 9/16 理+諸外:「犬(いぬ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*6:アメリカの州の一つ「アラスカ州」については 12/28 地理:それぞれの「経度(けいど)」に近い都市メモ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*7:「メイド」や、カードゲーム『遊戯王』のモンスター群「ドラゴンメイド」については 1/7 英語:「バーメイド(barmaid)」と「マーメイド(mermaid)」! ~「女給」と「人魚」と、あとマーライオン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。

*8:カードゲームでは、フィールドのカードを手札や山札に戻す効果「バウンス」については 10/17 社+英他:「バウンド」と「バウンド」は違いますか? ~4つの「bound(バウンド)」と「インバウンド(inbound)消費」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。