11/28 社＋理他：「コスタリカ」に「オーパーツ」はありますか？　～「コスタリカの石球（せっきゅう）」の話～

　社会＋理科＋スペイン語 *1の話ー。

　日本が先日サッカーで戦った、中央アメリカの国「コスタリカ」と、
　「オーパーツ」*2という説もある謎の石*3の球*4、
　「コスタリカの石球（せっきゅう）」の話を。

　前置き。
　先日のサッカーＷ杯で、日本がコスタリカに負けた、と聞きましたが。
　ふと「そもそもコスタリカについてあまり知らないな…」と思い、
　調べたら面白い語を見つけたので、その話を。

※

　まず「コスタリカ（スペイン語：República de Costa Rica）」は、中央アメリカ南部にある国ですね。
　北でニカラグア、南東でパナマと接した、
　いわゆる「カリブ海 *5に面した国」という位置のようです。

　筆者は不勉強で、コスタリカはコーヒーなどでしか知りませんでしたが。
　でも今回調べてみると、なかなか面白い物があるようです。
　というのも「コスタリカの石球」という、オーパーツともされる物があるからですね。

　Wikipediaによれば「コスタリカの石球（せっきゅう）」は、1930年代の初め、コスタリカの密林（みつりん）で発見された石の球体（きゅうたい）らしいです。
　筆者も画像を見てみましたが、かなり綺麗な球だったりしますね。
　大きさは２ｃｍ～直径２ｍ超えと、大小様々な物があるようで、
　最大級の石球は重さが約２５トンと、かなり重いようです。

　昔の時代にこれらを作るのは大変そう…ということもあってか。
　この石球は「オーパーツ」、つまりその時代にそぐわない、当時の技術では作れなさそうな物か、とも言われているようです。
　オカルトなどの話だとここから「宇宙人（うちゅうじん）*6がいたんだ！」とか「超古代文明（ちょうこだいぶんめい）の証拠か！」と展開する感じですね。

　ただ、この「コスタリカの石球」については
　一応当時の技術でも作れ、オーパーツではないのでは？という話もあるようです。

　なので、（他のコスタリカの遺産はともかく）「コスタリカの石球」について、
　「『コスタリカ』に『オーパーツ』はありますか？」という質問をされたら。
　「はい」か「いいえ」か、答えは人によって異なるかもですね。

※

　まあ、「コスタリカの石球」が「オーパーツ」かどうかはともかくとして、
　「古代（こだい）*7の謎めいた物」というのは、なかなかワクワクしますね。
　なんか「コスタリカの石球」という名前も格好良いですし。

　なので、「歴史を学ぶのは面倒だけど、謎めいた物は好き」とか、
　筆者と同様、「コスタリカのことあまり知らないな～」という方は。
　この機に「コスタリカの石球」などについて、調べてみるのも面白いかも？

　まあそんな感じで～。

追記
　ちなみに「コスタリカの石球」を含む遺跡*8は
　「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」という名前で、世界遺産 *9に登録されているようです。…インパクトのある名前ですね。
　この「ディキスの石球」というのが、本文で書いた「コスタリカの石球」のことですね。

追記２
　ちなみにある物が「オーパーツ」（その時代・場所にそぐわない物）かどうかを考えることは、
　「当時のその土地の技術で出来るか出来ないか」を考えることでもあります。
　なので突き詰めれば、けっこう理科や歴史・地理の勉強にもなりそうですね。

◆用語集
・コスタリカ【国】：
　首都*10は「サンホセ」。
　関連国：「メキシコ」*11、「ジャマイカ」*12、「ハイチ」*13、

・コスタリカの石球（Stone spheres of Costa Rica）：
　関連用語：「巨石記念物（きょせききねんぶつ）／メガリス」*14、「古墳（こふん）」
　関連記事：『石を表す外国語セブン』*15、『球を表す外国語セブン』*16、『謎を表す外国語セブン』*17、『歴史を表す外国語セブン』*18

・「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」【世界遺産】：

・サンホセ／サンジョゼ（San José）【コスタリカ・都市・首都】
　Wikipediaによれば、コスタリカの首都および同国「サンホセ州」の州都（しゅうと）。
　また、コスタリカの最大の都市でもあるらしい。
　世界に姉妹都市（しまいとし）が複数あり、例えば日本の「岡山市（おかやまし）」*19や、アメリカの都市「サンノゼ」などが姉妹都市だったりするらしい。