1/18 生＋数他：「低い（ひくい）」ほど「高い（たかい）」ものはなーんだ？　～「低燃費（ていねんぴ）」と「効果（こうか）の高さ」の話～

　生活＋数学＋国語＋理科の話ー。
　クイズっぽいタイトルですが、サブタイでネタバレしています。

　車*1などが、ある燃料（ねんりょう）*2で進める距離*3を表す「燃費（ねんぴ）」と、
　それに関わる「低燃費（ていねんぴ）」などの語の話を。
　燃料から引き出せる「効果（こうか）の高さ」に注目しつつ。

※調べつつも思いつきで書いているので、言葉の扱いに誤解やミスもあるかもです。その場合はすみません。

　前置き。
　この頃「餅（もち）」の記事をよく書いていますが、
　その流れで「腹持ち（はらもち）がいい」という語、
　さらに「燃費（ねんぴ）がいい」などの言葉を連想したので、その話を。

※

　まず「燃費（ねんぴ）」とは、自動車（じどうしゃ）などの用語ですね。
　国語辞典によれば「一定の燃料（ねんりょう）でどれくらいの距離（きょり）を走れるか」を表す語のようです。
　（例：１リットルのガソリンでで○○ｋｍ走れる、など）
　「燃料消費率（ねんりょうしょうひりつ）」ともいうらしいですね。

　で、燃費に関しては「低燃費（ていねんぴ）」という語もあったりします。
　自動車のＣＭ等でも、車の魅力（みりょく）…「良さ」としてアピールされている印象ですね。

　しかし世の中には「効果（こうか）が高い／低い」など、
　「高い＝いい」、「低い＝悪い」といった関係性も多いので、
　筆者は「（燃費が）『低い』のが『いい』の…？」などと少し不思議でしたが。

　でもネットなどによれば「低燃費」は、
　同じ仕事をより「低い」（少ない）燃料でできる…ということみたいです。
　お得（おとく）な感じですね。

　なので、ざっくりとは「燃費は『低い』ほど『いい』」と言えそうですが。
　しかし低燃費で「同じ距離を少しの燃料で走れる」ということは。
　それだけお得で、「（燃料から引き出せる）効果（こうか）が高い」と言えるかもしれません。
　（ある面では「パフォーマンスが高い」と言えるかもです）

　そう考えると、
　「（車の）『燃費（ねんぴ）』は『低い』ほど（燃料の効果が）『高い』！」と言えるかもですね。
　なんだか矛盾（むじゅん）っぽくて面白いです。

※

　まあ最近は、自動車などを持たない方も増えているようなので、
　燃費の話はあまり興味は無いかもですが。

　でももし興味があったら、「燃費」や「低燃費」周りを見てみて、
　「低いのに（効果が）高い…いや、低いから高い…？」などと、
　ナゾナゾっぽく考えてみるのも、面白いかもですね。

　まあそんな感じで～。

追記
　本文では「燃費は低い方が良さげ」って感じで書いてしまいましたが。
　実際には、自動車によって目的が違うと思うので、
　必ずしも燃費が低い方がいい…、という訳でもないと思われます。
　（例えばスポーツカーなどだと、燃費が悪くてもハイパワー、ハイスピードが出せることが重要視されるかもですし）

　でも最近は、物価や原油価格が高い、という話はよく聞くので、
　普段の生活では「低燃費」、「燃費に優れている」ということは重要かもですね。

追記２
　ちなみに燃費に関しては、「燃費がいい（良い）」という言葉もあります。
　こちらは、「少ない燃料で多くの距離を走れる」ことを表すようです。
　逆に「燃費が悪い」は、「ある量の燃料で少ししか走れない」ことを表すようですね。

　そして「燃費がいい」は、意味的には大体「低燃費」と同じとされるようです。
　少し筆者なりの理解も入りますが、

　同じ「燃料」で多くの「距離」を進める→「燃費がいい」
　同じ「距離」を低い「燃料」で進める→「低燃費」

　…という印象です。
　それぞれの順番・目線で、効率（こうりつ）*4の良さを表している感じですね。

　あと、「燃費がいい／悪い」表現は、人間相手に使われることもあります。
　例えば少しの食べ物でも動ける人は「燃費がいい」、
　逆にたくさん食べたのに、動いてすぐにお腹が減ってしまう人は「燃費が悪い」なんて言われる印象ですね。

追記３
　ちなみに「燃費」を和英辞典で調べてみると、
　「燃費がいい」の英訳に「economical（エコノミカル）」という語もありました。
　この「economical（エコノミカル）」は　「経済的（けいざいてき）な」という意味もあったりします。
　「経済的（けいざいてき）」とは、お得（おとく）、節約（せつやく）できる、ってことですね。

追記４
　ちなみに冒頭で少し書いた「腹持ち（はらもち）がいい」ですが、
　国語辞典によれば「腹持ち」は、「食べ物の消化が遅く、お腹がすいた感じがしないこと」らしいです。
　これは食べ物などが「長く満腹感（まんぷくかん）が続く」ということですね。
　（関連する言葉に「腹にたまる」などもあります）

　消化が遅い…というとマイナスっぽくも聞こえますが、
　特にダイエット関連などでは、プラスっぽく捉えられる印象です。
　（そもそも満腹感が長く続く→「腹持ちが『いい（良い）』」という表現ですしね）

　そして国語辞典には「餅（もち）は腹持ち（はらもち）がいい」という例文もありました。…ちょっとジョークっぽいですね。

◆用語集
・燃費（ねんぴ）：
　ちなみに「電費（でんぴ）」という言葉もあるようだ。
　関連用語：「距離（きょり）」、「効率（こうりつ）」、「コスト」、「コストパフォーマンス」*5、「飛行機（ひこうき）」*6、「石油（せきゆ）」*7、「消費（しょうひ）」*8、「生産（せいさん）」、「生産性（せいさんせい）」、「カーボ・ローディング」*9、「カーボパーティー」、「ＤＰＳ（ディーピーエス）」*10、「燃焼（ねんしょう）」*11、「リーズナブル」*12、「仕事率（しごとりつ）」*13
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