【※以下はエイプリルフールのジョーク記事です。
色んなゲームへのオマージュ要素があったりします】
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≪一件の通知があります≫
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From:ノッポカンパニー
To:あなた
いつもお世話になっております!
弊社で新しいVR対応型ゲーム、『ナレッジ・サモナー』をリリースしたので、
宣伝させていただきますね。
良ければ以下の情報をご覧頂けると、幸いです。
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☆タイトル:『ナレッジ・サモナー(Knowledge Summoner) ~知識召喚士~』
発売予定日:2023年4月2日
発売元:ノッポカンパニー
ハード:あらゆるハードに対応
(ハードがなんであれ、神経同期システムにより、自動的にVR仕様になります)
☆ストーリーと世界観
今より先の未来の話…。科学技術が高度に発展し、
ゲーム空間は、「VR空間」や「メタバース」的な物が中心になっていました。
(3D空間に色々な物や世界を作り、現実世界で活動する感覚で、ゲームを遊べる訳ですね)
そして新作ゲーム『ナレッジ・サモナー』もVR対応のオンラインゲームであり、
あなたはそのプレイヤーに選ばれました。
このゲームの売りは、「何でも召喚(しょうかん)できること」。
名前を入力した物を、何でも3D空間に呼び出す…召喚することができるのだと言います。
物であれ、生物であれ。人間も歴史上の有名人も、何でも。
しかし、いきなりうまい話はないようです。
あなたがログインして、ゲームを始めると、
――そこには何もありませんでした。
あえていうなら、広さが「4畳半(狭い)」くらいの白い空間がありました。
困っているあなたの前に、急にファンタジー風の妖精が表れます。
その妖精は「リクリ」と名乗り、あなたの「サポートAI」だと自己紹介しました。
「リクリ」の話によると、このゲームは最初から何でもできる訳ではないようです。
始めたばかりは、みんな新米の「知識召喚士(ナレッジ・サモナー)」なのだとか。
依頼や仕事をして、ポイントを稼げば、できることが増えるようですね。
進めば自分の「知識(ナレッジ)」…知っていることによって、物のパワーアップもできるようです。
他の場所や「世界」に移動することはできるようなので、
序盤は、皆が集まれる「共通世界」や、他の人の「世界」に移動して、
ポイントや情報を集めるのがオススメ、とリクリは言いました。
さあ、まだ分からないことだらけですが。
色んな物を「召喚」したり「知識(ナレッジ)」でパワーアップしたりして、
あなたの「世界」を豊かにしていきましょう!
☆ゲーム序盤のおおまかな流れ
自分の「世界」からスタート
↓
①他の世界に行く
→情報を集める、他プレイヤーやNPCと交流
→クエスト・依頼をこなす→ポイントを溜める
②現実世界などで、役に立ちそうな知識を集めておく
↓
自分の世界に物を置いたり、パワーアップする
(パワーアップ時に、現実世界の知識が使える)
また、ポイント消費で、自分の「世界」の面積・高さを広げたりできる
↓
行動に応じ、行ける場所が広がったり、対応したイベントが発生!
(※「はしご」や「縄(なわ)」など、便利そうな道具を早めに作るのがオススメ。
他にもアイテム・人物関連のイベントもあり)
↓
(以下好きな行動に戻る)
☆システム1:『ミニマム・サモン・システム(MSS)』(最小召喚システム)
好きな言葉を入力することで、あなたは何でも召喚することができます。
(※入力はキーボードや音声、思考入力など各種対応しています)
召喚だけなら、何もポイントは要りません。
物・生物、はたまた「重さ」や「重力」、「正義」といった法則、概念まで召喚できます。
しかし注意が必要です。
「召喚」した物は、そこにあるだけという「最小限(さいしょうげん/ミニマム)の状態」…、
3D空間においては、単なる「絵」のような状態に過ぎません。
例えば「壁(かべ)」をただ召喚しても、、「ただそこにある絵」のような状態で、
触ったり、何かを貼り付けることもできません。
「犬(いぬ)」を召喚しても、最初の位置から動かず鳴かない、「犬の絵」のような感じです。
それらに機能や生命を与えるには、
次に紹介する『ナレッジ・パワーアップ・システム』が必要になります。
☆システム2:『ナレッジ・パワーアップ・システム(KPS)』(知識による強化システム)
召喚した物を、あなたの「知識(ナレッジ)」によってパワーアップしたりするシステムです。
あなたが物・生物に情報を入力することで、行うことができます。
(AI妖精「リクリ」の質問に答える形でも、行えます)
入力した分だけ、ポイントを消費します。
例えばゲームでもよく出てくる武器「剣(けん)」も、
この世界で最初召喚した状態では、ただの「絵」ですが。
そこに、「剣は武器である」とか、
「現実世界では剣にこういう歴史があって…」とか、
「剣の平均的な重さは…硬さは…」というデータを打ち込むと。
それに従って剣が「武器」として使用できるようになったり、
外見が変わったり、価値が出たり、重みや硬さが出たり触れられるようになります。
(※物への入力情報は、「名前」で共通管理されているので、
例えば1本目の「剣」に打ち込んだ知識は、2本目の「剣」にも反映されます。
いちいち入力し直す必要はありません)
また、知識や情報をつぎ込んだ物は価値が出て、
店やプレイヤーと高く取引することができるようになります。
そうやってポイントを稼ぎ、次の召喚・強化につなげましょう。
なので、よく使う「装備」に知識でがっちり詰めておき、
「ダンジョンとかの戦いで強いぜ!」というゲームプレイもできますし、
逆に色んな物を作成・強化して人に売るという、
「商人(しょうにん)」や「鍛冶屋(かじや)」のようなゲームプレイもできます。
※ちなみに「何の知識・情報を入れればいいのか分からない…」という人のために、
アイテム・物体などに関しては、ヘルプやオススメ、ガイドラインが設定してあります。
これらはいつでも見ることができます。
各段階はミッション仕立てにしてるので、それらを満たしていくだけでも、結構サブクエストのように遊べます。
※「いちいち打ち込む/考えるのが面倒」という方のために、
ある程度の「設定セット」も用意してあります。
これを使えば、物が一気に「らしい」レベルになる訳ですね。
これらは対応するポイント消費で使えます。
※生物・人間・仲間キャラも自由に召喚・強化することもできますが、
「一から設定すると、何か生きてる感じがしない」とか
「途中の動きがシュール」と感じる方には、上記の「設定セット」仕様をオススメします。
☆システム3:『カスタム&フュージョン・パワーアップ(CFP)』
あなたにできるのは、ただ「現実っぽい物の召喚」だけではありません。
ポイントを多めにつぎ込めば、好きにそれらを変化させることもできます。
例えば「カスタム」で物に「本来とは違う属性」をつけたり、
あるいは「合成(ごうせい)/フュージョン」で、物と物を合体させることもできます。
例えば現実の「傘(かさ)」は、主に「雨を防ぐ」物ですが。
「カスタム」で何故か「傘を差すと雨が降ってくる」機能を付けたり、
「フュージョン」で、ビームガンと合成して、「ビームを撃てる傘」等を作れたりします。
※「合成」は2つの物のスペースを1つ分にできるので、
使える空間の狭い序盤などに、地味に役立つこともあります。
また冒険に出かける時、狭い場所に入り込むときなどにも使えるでしょう。
☆その他要素など
・迫力ある戦闘!
戦闘はこのゲームの必須要素では無い(しなくても可)ですが、
大きな魅力の一つではあります。
というのも、VR空間で展開される迫力ある戦闘…、
そして「何でも召喚できる」ことによる展開は、実に派手だからです!
現代・古代・SF・ファンタジー…様々な物や装備、技や魔法が飛び交う戦場は、
混沌としながらも、あなたに刺激を与えてくれるでしょう。
特にプレイヤーが相手の時には、ご注意を。
あなたの敵の装備が、見たままの性能とは限らないのですから。
強力にカスタマイズしてある可能性もりますし、
その逆に、「強そうな見た目だけ召喚した」、引っかけかもしれません。
※一部、物や装備に制限・ルールがある場所もあります
またプレイヤー同士では、自由に戦闘ルールを作ることもできます。
・多数のNPC・プレイヤー・ライバルが出現!
あなたは気に入ったNPCやプレイヤーと行動することもできます。
ただ、仲間にするための条件がある場もあります。
あなたと敵対する「ライバル」も多く登場します。
例えば、序盤のライバル「ノッポカンバニー社長:羽手名(はてな)ノッポ」は、
ちょくちょくあなたに勝負を仕掛けてくるしょう。
…まあ弱いので安心ですが。
・多数のサンプルワールド!
交流の中心となる「共通世界」も複数存在します。
また、プレイヤー事に世界があるだけでなく、
NPC・ライバルごとに「世界」も
ただし、それらの世界に行くためには、条件もあったりするようです。
彼らに関わるイベントに、ヒントがあるかもしれません。
・「侵入(しんにゅう)」モード! ~Invasion to the World~
このモードをオンにすると、時々、他プレイヤー・NPCがあなたの世界へ侵入して、ちょっと荒らしていく可能性が出てきます。
迷惑ですが、返り討ちにして倒せばポイントを手に入れられます。
侵入時、また直前にはアラームが鳴るので、急いであなたの世界に戻りましょう。
もちろんモード事態をオフにもできます。
逆に、あなたが誰か他の人の世界に「侵入」することもできます。
うまく行けば得られる物が多いですが、
倒された時のペナルティも大きいのでご注意を!
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弊社の宣伝広告はどうでしたか?
さあ、あなたも是非、『ナレッジ・サモナー』の世界へ!
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まあそんな感じで~。
【※この記事はエイプリルフールのジョーク記事でした】
◆用語集(※ウソが一杯です)
・ストーリーネタバレ
レベル1
ゲームを進めるにつれ、あなたは「現実世界」のことが気になり出す。
そういえば、自分はいつからゲームを始めているのだろう?
レベル2
サポート妖精リクリが「3Dプリンタ」や「クローン技術」について熱く語る。
レベル3
あなたは「現実世界」での、自分を思い出せないことに気づく。
レベル4
ふとした会話から、サポートAI妖精「リクリ」の由来が、
「リクリエイター(recreator)/再創造者」だと判明する。
レベル5
中盤、ライバル「ノッポカンバニー社長:羽手名(はてな)ノッポ」が、
「AI」であることが判明する。
そしてノッポは、「あなた」も「AI」だと告げ、
「詳しくはリクリに聞いてみろと言って去る。
レベル6
リクリとの会話。
「現実世界」や、現実の「人類」、文明は既に滅びていることが判明。
どうやら人類は争いによって自滅したようだ。
現実でかろうじて壊れずにいたAIコンピュータシステムは、
やがてこの絶望的な状況に覚悟を決め、
「ワールド・リクリエイター(world recreator)/世界再創造者AI」と名乗ることにした。
「リクリ」の誕生である。
「リクリ」は新しく世界を作ることを決意したが、サンプルが無いことに困っていた。
それらしいデータにアクセスはできるが、
自分ではどうすればいいか分からないし、気持ちもイマイチ乗らない。
なのでその参考のために、ゲーム仕立てのプログラム『ナレッジ・サモナー』を生み出し、
また人類を模した「AI」を多数生み出した。
(わざわざ人類を模したのは、リスク研究の面もある。また同じ過ちを犯すようなら、別動物ベースにするつもりらしい)
そうして、様々な「世界」のあり方を研究していたようだ。
つまり、「あなた」は、そのAIの一人だったのだ。
レベル7
終盤、「羽手名ノッポ」が暴走。
チートコマンドにより、自分の「世界」を急拡大。
そのため、『ナレッジ・サモナー』自体が歪んでいくことになる。
また「リクリ」の世界再創造計画は途中にもかかわらず、
ノッポは現実世界の3Dプリンタ、またクローン培養槽などをハッキングし、
一足先に現実世界に、真の「ノッポカンパニー」を築いてしまうつもりのようだ。
そして他の人の「世界」のあり方は、全て認めないらしい。
さて、あなたは、ノッポと戦うのか、話し合うのか。
それとも彼の「世界」を受け入れるのか?
ここでどんな思いを、胸に「召喚」するのか。
それはあなたの「世界」への願いと、
これまで手に入れた「知識」にかかっているのかもしれない。