生活+英語+理科+こころの話―。
暑い夏の不快(ふかい)さを表す「不快指数(ふかいしすう)」と。
そのまま逆…という訳ではないですが、「快適(かいてき)さ」の意味もあって逆っぽい語、
英語の「amenity(アメニティ)」の話を。
前置き。
先日の記事で「不和(ふわ)」や「付和(ふわ)」について調べた後、
少し似た語の「不快指数(ふかいしすう)」が気になったので、その話を。
※
まず「不快指数(ふかいしすう)」とは、夏(なつ)に感じる「不快(ふかい)さ」を表す数字のことですね。
主に温度(おんど)と湿度(しつど)から計算される物で、
「この数字があんまり高いと、不快でしんどいよね…」という感じです。
で、そんな「不快指数」を調べていて、ふと思ったのですが。
「不快指数」が「不快さを表す数字」なら、
その逆の「快適(かいてき)さ」を表す数字…「快適指数(かいてきしすう)」はあるのかな?と思いまして。
まあ、なさそうかな…と思って調べたら、割と似た語はあるようで。
(例えばWikipediaには「快適性評価(かいてきせいひょうか)」というページがありました)
しかもその関連語の中に、割と聞き慣れた語もありました。
というのも、「アメニティ」という語があったからですね。
筆者は「アメニティ」と聞くと、ホテルの色々な備品(ひびん)…というイメージだったのですが。
英和辞典によれば、英語の「amenity(アメニティ)」は、
「(場所・気候などの)心地(ここち)よさ」、「快適さ」といった意味があるようです。
またWikipediaを見た感じでは、まず「アメニティ」は上記のような「場所の心地よさ」を表す物で、
その後に筆者の書いたような、ホテルの備品としての「アメニティ」の意味合いが生まれたっぽいですね。
まあ「不快指数」は「蒸し暑さ(むしあつさ)」などを表す物なので、
「アメニティ」がそのまま逆の言葉になる訳ではないですが。
(「暑さ」⇔「寒さ」のような真逆のセットではない)
でも「不快指数」≒「不快さ(ふかいさ)」とざっくり考えると、
その逆は「快適さ/amenity(アメニティ)」になりそうなので、
ある意味「『不快指数(不快さ)』の逆は『アメニティ(快適さ)』(っぽい)!」と言えたりするかもですね。
※
まあまだ「3月」なので、夏の「不快指数」・「蒸し暑さ」は遠い話かもですが。
ただ明日などから、「雨(あめ)」の上に「暑くなる」地域もあるようなので、
それこそ「蒸し暑くなる」地域もあったりするです。
なので夏でなくとも、「不快指数」的な物は高まったりするかもなので。
(暑さに限らずですが)「この天気や空気の感じ、ダルいな…」と思ったら、
「色んな『アメニティ(快適さ)』を高めて対抗(たいこう)するぜ…!」
なんて方向に、力(ちから)を入れてみても良いかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・不快指数(ふかいしすう):
関連用語:「調子(ちょうし)」*1、「酷暑(こくしょ)」*2
・不快(ふかい):
関連用語:「不(ふ)」*3、「不調(ふちょう)」
・amenity(アメニティ)【英語一般】:
・アメニティ【ホテルの備品など】
*1:「調子(ちょうし)」や「不調(ふちょう)」については 7/5 国語:「好(こう)」の「反対(はんたい)」は「不(ふ)」ですか? ~「好調(こうちょう)」と「不調(ふちょう)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「酷暑(こくしょ)」については 8/1 生+英他:「酷暑(こくしょ)」は「情熱(じょうねつ)」になりませんか?(願望) ~「酷暑/intense heat」と「intense(インテンス)/情熱的な」等の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「不(ふ)」については 11/8 国語:対義語(たいぎご)/「非(ひ)・不(ふ)・未(み)」を国語の入り口にする!? ~打消しで作った対義語(たいぎご)の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。