理科+英語+国語の話ー。
星の一種「北極星(ほっきょくせい)/the Polestar(ザ・ポールスター)等」と、
「極(きょく)」などを意味する英語、①「pole(ポール)」、
そして「棒(ぼう)」などを意味する英語、②「pole(ポール)」の話を。
トラブルで遅くなってしまったので、とても簡単に。
前置き。
まず「星(ほし)」の形(かたち)というと、
「☆」の形の、いわゆる「星形(ほしがた)」も有名ですが。
しかし、実際の星はそれこそ「地球(ちきゅう)」のように、
丸い「球(きゅう)」の形が多い印象です。
…ですが、その一方で名前としては、
「棒(ぼう)の星」と見える物があったりもします。
何故なら「北極星(ほっきょくせい)」のことを、「ポールスター」と呼んだりもするらしいからですね。
まず「北極星(ほっきょくせい)」というと、
いわゆる「天の北極(ほっきょく)」にある星…、
具体的には「北*1の空の中心(ちゅうしん)で動かないように見える星」のことですが。
和英辞典によればこの「北極星」のことを、
「the Polestar(ザ・ポールスター)」と呼んだりもするようです。
(他にも「the polar star(ザ・ポーラー・スター)」や「the North Star(ザ・ノース・スター)」、「Polaris(ポラリス)」などというようです。また英和辞典では「pole-star」表記がありました)
まあ、この場合の①「pole(ポール)」とは「極(きょく)」のことであり、
それこそ「北極(ほっきょく)/the North pole(ザ・ノース・ポール)」等に関係しているわけですが…。
…しかし「pole(ポール)」という語はそれだけでなく、
「棒(ぼう)」等を意味する②「pole(ポール)」という語もあったりします。
なので、それを知ってから「the Polestar/北極星」という語を見ると、
ちょっと「『棒(pole)』の(形の)『星(star)』ってなーんだ?」ってクイズも出せそうで、面白いですね(※すでにどこかにあったらすみません)。
星というより、宇宙ステーションやSFのスペースコロニーっぽい気もする
※
ちなみに、「北極星/the Polestar」に②「pole/棒」を絡(から)めたのは、ジョークではありますが。
しかし手元の英和辞典には、①「pole/極」の方も、元々は「回転軸(かいてんじく)」という意味だった…という話が載っていました。
「軸(じく)」とはつまり「回転(かいてん)などの中心になる棒」なので、
その意味で②「pole/棒」とも関係ありそうですね、
いずれにせよ、学校の理科のテストなどでは、
それこそ「北極星を『軸』に、他の星が回転しているように見える図」が出てきたりするので。
「北極星/the Polestar」の「pole」は①「pole(ポール)/極」の方…と思いつつも、
②「pole(ポール)/棒」の方も頭に入れておくのも、いいかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・北極星(ほっきょくせい):
関連用語:「北(きた)」
逆っぽい語:「みなみじゅうじ座」*2
関連記事:『北を表す外国語セブン』*3
・天の北極(てんのほっきょく):
・北極(ほっきょく):
関連用語:「南極(なんきょく)」
・pole(ポール)【棒】:
関連用語:「棹(さお)/pole」*4
*1:「北(きた)」や「方位(ほうい)」、「南極(なんきょく)」については 3/16 理+社:方位(ほうい)はすべて「南(みなみ)」になりました ~方位のからくり~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「みなみじゅうじ座」については 12/24 理+社:南の「十字(じゅうじ)」は人を導く!? ~「南十字星(みなみじゅうじせい)」、「みなみじゅうじ座」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:記事『北を表す外国語セブン』については 2/4 社+諸外他:「北(きた)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「pole(ポール)」で表されたりもする語「棹(さお)」については 6/26 生+国:「棹(さお)」を「食べる」ことはできますか? ~道具(どうぐ)の「棹」と、「棹菓子(さおがし)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。