生活+国語(漢字)の話ー。
野外でお米を炊(た)くための道具、「飯盒(はんごう)」と。
飯盒を使ってお米を炊くこと、「炊爨(すいさん)」、
そしてこれらを合わせた「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」の字が難しそう…という話を。
体調がイマイチなので簡単に。
前置き。
今日は8月5日…8(は)・5(ご)の日と言うことで、
「飯ごう(はんごう)」について調べてみました。
※
まず「飯ごう(はんごう)」とは、野外(やがい)でお米を炊(た)く為の容器(ようき)ですね。
形は色々あるようですが、基本的に取っ手のようなものがついていて、
それを引っかけて、容器を下から火(ひ)で炙(あぶ)って炊く…みたいな感じです。
(和英辞典等に寄れば英語では「mess tin(メス・ティン、メスティン)」ともいうようですが、商品としての「飯ごう」と「メスティン」は違ったりもするようです)
ちなみに「飯ごう」は、主に学校の野外学習やキャンプで使ったり、
または軍隊(ぐんたい)等の野外の食事で使ったり…というイメージがありますね。
なので、そういった機会に何度か経験した人ならば、
「飯ごう」をうまく使うことはできるかも…と、思いますが。
しかし「文で『飯ごう』を使う」のは、また話が違(ちが)うかもしれません。
何故なら、関係する漢字がなかなか難しいからですね。
まず、上では「飯ごう」と書いてきましたが、
これは全て漢字だと「飯盒(はんごう)」となります。
…後ろの字がちょっと難しそうですね。
さらに「飯盒(はんごう)」を使ってご飯を炊くことを、「すいさん」というのですが。
これは漢字では「炊爨(すいさん)」と書くようです。
…後ろの字の画数(かくすう)がすごい多いですね。
で、上記の語は合わせて「はんごうすいさん」と言ったりもしますが、
全部漢字だと「飯盒炊爨(はんごうすいさん)」となります。
…スマホやパソコンならともかく、手書きだとなかなか難しそうですね。
そのため、実際の「飯ごう」はうまく使える方でも、
「飯ごう」関係の漢字(飯盒、炊爨、飯盒炊爨)が難しいという理由で、
文では「『飯ごう』をうまく使えない(というか書けない)…!」という方も、おられるかもですね。
※
まあ、そもそも「飯ごう」表記もよく見ますし、
また手書きで「飯盒炊爨」と書く機会もあまりないかもなので、
あまり気にしなくてよさそうですが。
でももしあなたが、どこかで「飯盒(はんごう)」を見かけたり、
それを使ってお米を炊く…つまり「炊爨(すいさん)」の様子を見かけたら。
「どういう字を書くんだっけ…」なんて思い出してみても、面白いかもですね。
まあそんな感じで~。