社会+国語+こころ+理科の話ー。
「花を上手に育てられる者が、強い武士になる…!」的な話ではありません。
武士(ぶし)の心構え(こころがまえ)を表す語、「武士道(ぶしどう)」と。
その「精髄(せいずい)」…一番大事な部分を表す語、
「武士道の花(ぶしどうのはな)」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
今日は8月7日…8(は)・7(な)の日と言うことで、
「花(はな)」を調べていたら、関係語が面白かったのでその話を。
※
まず「武士道(ぶしどう)」とは、武士(ぶし)としての心構え(こころがまえ)のことですね。
ざっくり言うと「武士として守るべきルール、マナー」って感じかもしれません。
細かい内容は、時代や場所によっても違うようですが、
例えば「主君(しゅくん)を大事にする」、「信義(しんぎ)を大切にする」といったものがあるようですね。
一方、「花(はな)」というと植物の一種や、
または植物の中でも、きれいな・派手(はで)な部分を表す語ですね。
なので、まじめで、時に派手(はで)なものを避(さ)けそうな「武士道」と、
「花」はあまり関係ないようにも見えますが…。
ですが実際には、「武士道」と「花」は深く関わったりするようです。
何故なら「武士道の花(ぶしどうのはな)」という言葉があるからですね。
といっても、「武士道という名前の花」があるという話ではなく。
(探せばどこかにあるかもですが。
ちなみに花言葉(はなことば)が「武士道」関係との植物はあるようです)
まず国語辞典で、「花(はな)」の欄(らん)を見てみると、
「美しくて、だれでも持っていたいと思う物」という意味も載っていまして。
またその一例にサラッと、「武士道の花(=精髄)」という語が書いてありました。
(また和英辞典では「武士道の華(はな)」表記で載っていました)
ちなみに、国語辞典によれば「精髄(せいずい)」とは、
「それを欠(か)くとその物全体の意義(いぎ)が無くなる、最も重要な部分」らしいです。
なので「武士道の花(精髄)」とは、
「武士道の最も重要な部分」ということになりますね。
(上記の様に「花」の「美しくて、だれでも~」の意味の例として載っていたので、「武士道の美しい部分」という意味も込められているかもしれません)
そして、「花」や「精髄」が「最も重要な部分」ということは、
それは「武士道」の「中心(ちゅうしん)」部分…と言えるかもなので。
ある意味では、
「『武士道(ぶしどう)』の『中心(ちゅうしん)』は『花(精髄)』…!」と言えるかもですね。
なんか花を育てる修行(しゅぎょう)をしていそうで面白いです。
※
まあ、どんなものにも「中心」や「精髄」はあると考えると、
別に「中心が花(精髄)」なのは、「武士道」に限った話でもないですが。
でも武士の固(かた)そうなイメージと、花のふわっとしたイメージは、
ちょっとギャップもある感じで面白いですね(※それぞれ個人的感想)。
(一方で「桜(さくら)」などは武士の精神性を表すともされますが、それはさておき)
なので、もしあなたが歴史の宿題やゲームなどで、
「武士道(ぶしどう)」という言葉を目にしたり、
強そうな「武士(ぶし)」やキャラを見ることがあれば。
何か似合いそうな「花(はな)」を、思い浮かべてみても楽しいかも?
まあそんな感じで~。