体育+英語+生活の話ー。
スポーツなどでよく聞く、何かを「渡(わた)す」意味の①「pass(パス)」と。
遊園地(ゆうえんち)の「年間パス」などで聞く、
「通行証(つうこうしょう)」としての②「pass(パス)」の話を。
遅くなってしまったので、とても簡単に。
前置き。
まず日本で普段①「pass(パス)」というと、
何かを渡(わた)すこと、というイメージも強い語ですね。
特にスポーツでは「ボールをパスする」などと言ったりしますし、
「パリ五輪」…オリンピックがやっている今なら、さらによく聞くかもしれません。
で、その一方で、「遊園地(ゆうえんち)」などには、
②「年間パス」といったものもあったりします。
これを持っていると、その年はずっと無料で遊園地に入れるといったものですね。
(※名称については後の「追記」で補足を)
英和辞典によれば、「pass(パス)」には、
名詞で②「通行証(つうこうしょう)」の意味があるようです。
(英和辞典によれば同じ「pass」に、「渡す」と「通行証」、両方の意味がありました)
なので、①「パス/渡す」と②「パス/通行証」ではまた違うのですが。
しかしよく考えてみると、
人にあげられるタイプの②「通行証」なら、①「渡す」こともあるかもしれませんね。
(※本人しか使えないタイプだと無理ですが)
なので誰かに通行証を渡す…、特に勢(いきお)いよく渡す場合には、
「『パス(①通行証)』を『パス(①渡す)』する!」なんて言えるかもですね。
…行動としては割と普通なのに、ジョークっぽいのが面白いですね。
※
まあ、ややこしいので実際に言うことはないかもですが。
でももしあなたが、スポーツで「パス(pass)」を見たり、
あるいは遊園地で「通行証(pass)」を見ることがあれば。
色々思い出してみても、面白いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに「年間パス」とおそらく同じものに、
「年間パスポート」というものもあります。
しかしネットで見た感じではどちらの表記もあり、
また「pass」自体に「通行証」の意味もあります、
なので、全ての「年間パス」の正式名称が「年間パスポート」…という訳でもないかもです。
(遊園地によって違うかもです)
追記2
ちなみに、「path(パス)」という英語もあります。
これは英和辞典によれば「小道(こみち)」、「通り道(とおりみち)」、「進路(しんろ)」の意味がある語のようで、
また例として「the path of a hurricane(ザ・パス・オブ・ア・ハリケーン)/ハリケーンの進路」という語も載っていました。
(「ハリケーン」は、すごいざっくり言うと台風(たいふう)みたいなものですね。
分かりにくければ「台風の進路」と考えてもいいかもです)
…でも日本で「パス」というと、「pass(パス)/渡す」のイメージも強いですね。
なので「ザ・パス(path)・オブ・ア・ハリケーン/(ハリケーンの進路)」を聞いて、
「ハリケーンが何か『パス(pass)』してくるのか…!?」と思う(誤解する)人もおられるかもですね。
◆用語集
・pass(パス):
関連用語:「敬遠(けいえん)/故意四球(こいしきゅう)」*1【野球】
・path(パス):
・passport(パスポート):
関連用語:「空港(くうこう)」*2
*1:野球の「敬遠(けいえん)/故意四球(こいしきゅう)」については 8/11 体+英他:「敬遠(けいえん)」に「敬(けい)」の字は必要ですか? ~野球の「敬遠/intentional walk(インテンショナル・ウォーク)」等の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「空港(くうこう)」については 5/14 生活:図書館(としょかん) is 無料エアポート(空港)!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。