のっぽさんの勉強メモ

主に中学の学習内容と、それに絡みそうな色んなネタを扱っています。不定期更新ですー。あ、何か探したいことがある場合は、右の「検索」や記事上のタグやページ右にある「カテゴリー」から関係ある記事が見られたりします。

8/17 ゲーム+英他:「肝試し(きもだめし)」は「レバー・テスト」ですか? ~「肝(きも)/liver(レバー)」と「肝/courage(カーリッジ)」等の話~

 ゲーム+英語+生活+国語+こころの話ー。
 多くの「肝試し」は多分「レバー・テスト」ではないので、悪しからず。


 怖(こわ)い場所に行って恐怖(きょうふ)に耐える、「肝試し(きもだめし)」と。
 色々な意味があるため、英語だと「liver(レバー)/肝臓(かんぞう)」courage(カーリッジ)/勇気(ゆうき)」なと色々に訳される、
 日本語の「肝(きも)」の話を。


 前置き。

 まず「肝試し(きもだめし)」とは、ゲーム、イベントの一種ですね。
 怖(こわ)そうな場所に行って、恐怖(きょうふ)に耐(た)える…という感じです。
 肝試しは、日本ではよく夏の風物詩(ふうぶつし)…イベントとされ、
 関連するホラーとか、怪談(かいだん)の話も多い気がしますね。


 で、そんな感じで怖くもありつつ、
 ミステリアスな雰囲気(ふんいき)がある気もする、「肝試し」という語ですが。


 ただ、これを英語にする時は、少し注意が必要かもしれません。
 何故なら、間違えると食材(しょくざい)の「レバー」が絡んでくるかもしれないからですね。


 どういうことかというと。
 手元の和英辞典で「肝(きも)」を調べてみると、
 まず対応する英語として「liver(レバー、リバー)」が出てきまして。


 英和辞典によれば、この「liver(レバー)」とは「肝臓(かんぞう)」などを表す語ですね。
 日本でも見る、食材としての「レバー」はこれのことだったりします。
 (つまり牛のレバーや鶏のレバーは、牛の肝臓、鶏の肝臓ということですね)


 もちろん「肝試し」の「肝」は、度胸(どきょう)や勇気(ゆうき)のことで、
 「肝臓」や、食品の「レバー」のことではないと思われますが…。
 (もちろん「勇気」としての「肝」も、和英辞典には載っていました。後述するcourage(カーリッジ)」ですね)


 …ただ手元の和英辞典では「肝試し」の独立した欄(らん)は無く、
 「肝(きも)」の説明の中に、関連語として「肝試し」が載(の)っている感じでした。


 なので、例えば和英辞典をよく見ないまま、
 「『肝』は『liver(レバー)』か…」
 「じゃあ『試す(ためす)』は『test(テスト)」かな?」という感じで、


 「『肝試し(きもだめし)』は『レバー・テスト(liver test)』…!?」みたいに誤解(ごかい)する可能性もありそうですね。
 …食品の衛生検査(えいせいけんさ)みたいです。別の意味で怖い話、食中毒とか


 ちなみに、和英辞典では「肝試し」は
 ざっくり言うと英語で「test of ○○'s courage(テスト・オブ・○○ズ・カーリッジ)」(○○さんの肝を試す)という感じのようでした*1
 なので「肝試し」の「肝」はcourage(カーリッジ)」等ということですね。


 …ただ、この英語courage(カーリッジ)」は、
 「勇気」の意味があり、またその意味でファンタジー系の物語に出てきたりします。
 なので「test of ○○'s courage」は、すごくヒロイックに「勇気(courage)を試す(test)…!」的な感じにも見えますね。
 軽い気持ちで肝試しというより、壮大(そうだい)なストーリーが始まりそうです。


 もちろん、上記は勝手な筆者のイメージではありますが。
 でも、もしあなたがどこかで、
 「怖いけど『肝試し(きもだめし)』に行かなくちゃ…」ということになったら。


 「test of ○○'s courage/肝試し」という英語を思い出し、
 「『私の(my)』『勇気(courage)』を見せてやる!」と、
 ヒーロー/ヒロインっぽい気分になってみても、良いかも?




 まあそんな感じで~。





追記
 ちなみに国語辞典やWikipedia等によれば、
 「肝試し(きもだめし)」は「試胆会(したんかい)」ともいうようです。

 使っている漢字は「肝試し」とそう変わらないのですが…。
 …なんか、一気に根性(こんじょう)系のイベントっぽいですね。
 バトルマンガとかである「道場(どうじょう)の弟子入り(でしいり)の時のテスト」っぽいです。

 ちなみにラブコメマンガとかでは、「肝試し」のシーンも多い印象で、
 その最中に、ちょっとラブコメアクシデントやイチャイチャが起きる気がしますが。

 でも「肝試ししようぜ!」というのを「『試胆会』しようぜ!」と変えると、
 内容は変わってないはずなのに、急に「修行(しゅぎょう)か…!?」とか「イチャついてる余裕(よゆう)はなさそうだな…!?」という感じもして面白いですね(個人的感想)。


追記2
 ちなみに「肝(きも)」に対応する英語には、「guts(ガッツ)」もあったりします。
 英和辞典によれば、根性(こんじょう)や勇気(ゆうき)などの意味もあるようですね。

 そのため「肝試し」の英訳にも使えるかもですが…。
 …でも日本で「ガッツ」というと、勇気よりは「根性」のイメージが強いですね。

 なので「ガッツ(guts)を試す」とか「ガッツのテスト(test)」というと、
 ホラー系のイベントと言うよりは、やはりバトルマンガとか、熱血(ねっけつ)スポーツマンガみたいな感じもします。そして「ガッツ・テスト(肝試し)」でもラブコメイベントは起こりにくそう






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*1:正確には和英辞典で「肝試し」は「test of sb's courage(テスト・オブ・sb's・カーリッジ)」で、「sb's」のところが「his(ヒズ)/彼の」や「her(ハー)/彼女の」とかの所有格(しょゆうかく)になったりするわけですが。ただ本文ではわかりやすさのために「○○'s」としています。