ゲーム+英語+生活の話ー。
主にギャンブル*1のためのゲーム機、「スロットマシン」と、
それを表す英語の一つ、「one-armed bandit(ワン・アームド・バンディット)」の話を。
「one-armed(ワン・アームド)/片腕(かたうで)の」や「bandit(バンディット)/盗賊(とうぞく)*2」の説明をしつつ。
前置き
まず「スロットマシン(slot machine)」とは、メダル・お金を入れて遊ぶゲーム機のことですね。
基本的にはギャンブル…賭け事(かけごと)目的の物で、
中央のスロット(slot、細長い穴の部分)の、絵柄(えがら)を揃(そろ)えたらお金がもらえる、みたいな感じです。
で、仮に「スロットマシン」の当たり確率(かくりつ)が低いにしても、
「スロットマシンを『盗賊(とうぞく)』呼ばわりはどうなの?」と思った方もおられるかもですが。
(「盗賊(とうぞく)」は、お金を無理やり奪(うば)う人のことなので)
しかし筆者の意図とはかかわらず、
英語では「スロットマシン」を「盗賊」と呼ぶことがあるようです。
というのも英和辞典では、
「one-armed bandit(ワン・アームド・バンディット)」という語の訳が、
「スロットマシン」となっていたのですが。
英和辞典によれば「one-armed(ワン・アームド)」が「片腕(かたうで)の」、
「bandit(バンディット)は「盗賊」などを表すようなので、
直訳すると「片腕の(one-armed)盗賊(bandit)」→「スロットマシン(one-armed bandit)」って感じですかね。
何故この名前で呼ばれているのかは、不明だったので、
仮説として「スロットマシンには機械の片側(かたがわ)だけにレバーがついているからかな…」と思っていたら。
後でネットで調べた感じでは、どうもそれっぽいですね。
ただそれでも「bandit(盗賊)」と呼ばれている理由は不明で、
また関連するデータは少なめだったので、一応記しておくに留めます。
ともあれ英和辞典では、
「one-armed bandit」の意味が「スロットマシン」とさらっと書かれていたので。
「『スロットマシン』は『盗賊(bandit)』だった…!?」って感じがして、ちょっと面白いですね。
※
ちなみに和英辞典で「スロットマシン」などを調べた時には、
上記の「one-armed bandit」や、「bandit」の語は出てきませんでした。
またネットで調べたら「bandit」と書かれたスロットマシンや、
それこそ盗賊(bandit)っぽい外見のスロットマシンもあったので、
全体ではなく、一部のスロットマシンが「bandit」と呼ばれるのかもしれません。
ただ、やはりギャンブル自体、お金をかなり失うリスクがありますので。
例えばスロットマシンで、「次こそお金を増やせるのでは…?」と熱くなったら、
「いや、確か『スロットマシン』は『片腕の盗賊(bandit)』とも呼ばれてたような…」
「『盗賊(bandit)』って、金を奪(うば)うヤツだよな…」
なんて思ってみて、頭を冷やしてみるのもいいかも?
まあそんな感じで~。
◆用語集
・スロットマシン(slot machine):
関連用語:「ジュークボックス」*3
・slot(スロット):
・bandit(バンディット):
関連用語:「thief(シーフ)」、「泥棒(どろぼう)」*4、「rogue(ローグ)/悪党(あくとう)」*5、「悪党(あくとう)」
*1:「ギャンブル」や「賭け事(かけごと)」、また記事『賭け事に関する英語セブン』については 10/12 英+社他:(注意も含めて)「賭け事(かけごと)」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「盗賊(とうぞく)」や「thief(シーフ)」については 7/19 英+ゲーム:「ファンタジー世界の職業」に関する英語7つ+α! ~今週の英語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「ジュークボックス」については 11/9 音+英:「ジュークボックス」は「ワルっぽい箱(はこ)」ですか? ~「ジュークボックス」と「juke(ジューク)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「泥棒(どろぼう)」については 12/27 国+英他:「泥棒猫(どろぼうねこ)」は「こそこそ猫」ですか? ~「slink(スリンク)」と「slinking cat(スリンキング・キャット)」~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:悪党などを表す英語「rogue(ローグ)」や、「悪党(あくとう)」については 7/21 英語:色んな「ローグ」の話! ~「映画(えいが)」と「神(かみ)」と、あと「悪党(あくとう)」!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。