ゲーム+英語+こころの話ー。
トランプゲームの一種、
①『神経衰弱(しんけいすいじゃく)/memory(メモリー)など』と。
一般的なこころの症状(しょうじょう)としての、
②「神経衰弱(しんけいすいじゃく)/nervous breakdown(ナーバス・ブレイクダウン)など」の話を。
遅くなってしまったので簡単に。
【※ゲームの話が中心ではありますが、
「神経衰弱」など、心や心理的な不安に関わるワード、説明・描写などを含みます。
なのですみませんが、苦手な方はご注意下さい。】
前置き。
まずトランプの①『神経衰弱(しんけいすいじゃく)』というと、ゲームの一種ですね。
裏向きに置いたカードをめくって、それと同じ数字(すうじ)のカードを当てて遊ぶ感じです。
基本的には、いきなり当ててペアを揃(そろ)えるのを目指すのではなく、
既にめくられたカードの位置(いち)を覚えておくという、記憶力(きおくりょく)が重要なゲームです。
で、そんな①『神経衰弱』についてですが。
このゲーム…「①『神経衰弱』を英語で何(なん)というのか?」を調べる時は、
少し注意が必要かもしれません。
というのも、別の(一般の)②「神経衰弱(しんけいすいじゃく)」という用語があるからですね。
まず一般に②「神経衰弱(しんけいすいじゃく)」というと、
ざっくり言うと神経が弱っている…心が弱っているとか、注意力(ちゅういりょく)が下がっている状態を表すようです。
国語辞典では「極度の不安などが原因で、気力が落ち思考力が働かなくなったり、注意力が散漫(さんまん)になったりする症状。ノイローゼ」と書いてありました。
(そして辞典の問題かもしれませんが、「神経衰弱」という語ではこちらの意味だけ載っており、ゲームについては触れられていませんでした)
なので和英辞典で「神経衰弱」を調べると、
まず②症状としての「神経衰弱」を表す英語、「nervous breakdown(ナーバス・ブレイクダウン)」などが書いてあり、
その後に①ゲームの『神経衰弱』を表す英語、「memory(メモリー)」や「Pelmanism(ペルマニズム)」、「consentration(コンセントレーション)」などが書いてありました。
(それぞれの意味は後の追記で)
なのでもし、「(ゲームの)①『神経衰弱』は英語で何ですか?」と聞かれた時。
和英辞典を調べて最初に出てきた語、
「nervous breakdown(ナーバス・ブレイクダウン)」と答えたくなるかもですが。
英語に詳しい人からは、
「それは違う②『神経衰弱』の方だよ…!」とツッコまれてしまうかもですね。
…というか日本語の①『神経衰弱』のタイトル、改めて考えるとすごいですね。
(※残念ながら調べた範囲では、名前の由来は不明でした)
※
まあ①『神経衰弱』や②「神経衰弱」を英語にすることも、そんなに無いかもですが。
でも他にも「ゲームとしての(日本語・英語の)名前」と、
「一般的な(日本語/英語の)名前」で、かなり違うことがあるかもなので。
調べものをするときは、ちょっと注意しておくと良いかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに本文では略しましたが、
英和辞典によれば「nervous(ナーバス)」は「神経(しんけい)の」、
「breakdown(ブレイクダウン)」は「衰弱(すいじゃく)」などを表すらしいので、
まさに「神経の(nervous)衰弱(breakdown)」→「神経衰弱(nervous breakdown)」という感じですかね。
そして英語「memory(メモリー)」は「記憶(きおく)」、
「consentration(コンセントレーション)」は「集中(しゅうちゅう)」などの意味なので。
それぞれ記憶力や集中力が必要な①『神経衰弱』を表すのに、ぴったりという感じがしますね。
…「神経衰弱(nervous breakdown)」よりかなりほのぼのしているギャップが、ちょっとシュールですね(個人的感想)。
ちなみに「Pelmanism(ペルマニズム)」は手元の英和辞典には載っていなかったのですが、
ネットやWikipedia英語版で調べると、昔そういう名前の「頭脳を鍛えるシステム」が、イギリスにあったようです。
◆用語集
・『神経衰弱(しんけいすいじゃく)』【トランプゲーム】:
関連用語:「貝合わせ(かいあわせ)」*1【遊び・合わせ物】
・神経衰弱(しんけいすいじゃく):
・衰弱(すいじゃく):
*1:平安時代などの貝を洗わせる遊び「貝合わせ(かいあわせ)」については 3/3 歴+家他:「ハマグリ(蛤)のお吸い物」で恋愛運アップ!? ~ひな祭りとハマグリの関係~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。