生活+英語+国語+理科の話ー。
野山(のやま)に紅葉(もみじ)を見に行くこと、「紅葉狩り(もみじがり)」と。
それを英訳したときに関わったりする語、
「excursion(エクスカージョン)/小旅行(しょうりょこう)など」*1の話を。
前置き。
まず「紅葉狩り(もみじがり)/紅葉狩」とは、紅葉(もみじ)/紅葉(こうよう)を見て楽しむことですね。
といっても、自宅(の庭)などで見るというよりは、
山(やま)や野原(のはら)に出かけて、野生(やせい)の物を見て楽しむことを指すようです(※国語辞典などによれば)。
で、「紅葉狩り」という日本語には「狩り」という語が入っているので、
ちょっと「紅葉(の葉っぱ)を『狩る(集める)』のかな?」とも誤解(ごかい)しそうですね。
(実際「イチゴ狩り」や「キノコ狩り」では、イチゴやキノコ自体を集めますし)
なので、この辺りは、英語での「紅葉狩り」の方がわかりやすいかもしれません。
というのも、「小旅行(しょうりょこう)」などを意味する英語が関わったりするからですね。
まず手元の和英辞典では、
「紅葉狩り」に「excursion(エクスカージョン)」*2などで英語などで表されていました。
英和辞典によれば「excursion(エクスカージョン)」には「小旅行(しょうりょこう)」や「遠足(えんそく)」の意味があるようで。
なので「school excursion(スクール・エクスカージョン)」というと、「学校の遠足」や「修学旅行」を表したりするようですね。
そう考えると、「紅葉狩り」が英語で「excursion」で表されているということから、
「『紅葉狩り(もみじがり)』は『小旅行(しょうりょこう/excursion)』の一種!」と言えるかもですね。
「遠足」でもいいのですが、どこか学校行事っぽいので、
学校外で出かけるなら、「小旅行」の方がそれっぽいかな…なんて個人的に思います。
※
まあわざわざ英語にしなくても、
みなさまは「紅葉狩り」がどういうものか、分かっておられるかもですが。
(筆者は小さな頃からしばらく、「紅葉自体を狩る(集める)こと」と誤解していた気がしますが)
でも、もし割と近くで「紅葉」を見られる機会があって、
そして少し「お出かけ気分」を味わいたい…という時は。
「『紅葉狩り』の『小旅行(excursion)』にでも行くか~」と思ってみると、
ちょっと旅行っぽくなって、より楽しくなるかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに昨日の記事ではわかりやすさを優先して、
「狩猟」と「狩り」を似たような物として書いていましたが。
ただ例えば「紅葉狩り」を「紅葉狩猟」、「イチゴ狩り」を「イチゴ狩猟」というとなんか違和感もある気がするので、
「狩猟」と(それ以外の色んな物にも使われる)「狩り」の語では、また少し違うかもしれません。
*1:「excursion(エクスカージョン)」や「修学旅行(しゅうがくりょこう)」については 11/24 学+英他:「修学旅行(しゅうがくりょこう)」は「必殺技(ひっさつわざ)」っぽいですか? ~「修学旅行/school excursion(スクール・エクスカージョン)」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:正確には「an excursion for viewing scarlet maple leaves(または「autumnal leaves」)」という感じです。ざっくり訳すと「赤いカエデ(楓)の葉、または紅葉を見に出かけること(遠足、小旅行)」みたいな感じですかね。