社会+英語+生活の話ー。
「他の世代(せだい)は…全く活躍できませんでした…」的な話ではありません。
古代と近世の間を指す語、「中世(ちゅうせい)/the Middle Ages(ザ・ミドル・エイジス)」と。
青年と老年の間を指す語、「中年(ちゅうねん)/middle age(ミドル・エイジ)」の話を。
前置き。
まず「中世(ちゅうせい)」とは、時代区分(じだいくぶん)…時代(じだい)の分け方の一つですね。
国語辞典では、古代(こだい)と近世(きんせい)の間、とされていました。
ちなみに、日本のライトノベル・ゲーム等でも「中世ヨーロッパ」がモデルの物は多かったりするので、
そちらで「中世」の語をよく聞いている、という方もおられるかもですね。
一方の「中年(ちゅうねん)」とは、年齢(ねんれい)による分け方の一つですね。
Wikipediaでは青年(せいねん)と老年(ろうねん)の間、とされ、
だいたい「40代以降・または40歳~65歳」みたいな感じ年齢を指すとされていました。
で、そんな「中世(ちゅうせい)」と「中年(ちゅうねん)」は、
日本語だと、まあ「どちらも『中(ちゅう)』の字が入っている」くらいなのですが。
しかしこれらの語は、英語だとかなり似ているようです。
というのも、どちらも「middle age(ミドル・エイジ)」という語を含(ふく)むからですね。
まず和英辞典によれば、
「中世(ちゅうせい)」は英語で「the Middle Ages(ザ・ミドル・エイジス)」、
「中年(ちゅうねん)」は英語で「middle age(ミドル・エイジ)」というようです。
(ちなみにWikipediaで「中世」は「Middle Ages(ミドル・エイジス)」となっていました)
どうしてこんなに似ているのか?というと。
英和辞典によれば「middle(ミドル)」には「真ん中(まんなか)の」や「中間(ちゅうかん)の」、
「age(エイジ)」には「年齢(ねんれい)」や「時代(じだい)」の意味があるようです。
なので、
「古代と近世の『中間(middle)』の『時代(age)』」→「中世(the Middle Ages)」*1
「青年と老年の『中間(middle)』の『年齢(age)』」→「中年(middle age)」
という感じですかね。
なので「the Middle Ages/中世」と「middle age/中年」とで、かなり似ているわけですが。
しかし「middle age/中年」という語を見た後に、
「the Middle Ages/中世」という語を知ったら。
「『中世(the Middle Ages)』は『中年(middle age)』の(人が支配する)時代だった…!?」なんて、ちょっと思ったりするかもですね。
※
まあ、上のことはジョークではありますが。
しかし日本でも「中年」の人のことを「ミドル」と読んだりしますし、
またネットで調べたら、日本でも中年の人のことを「ミドルエイジ」なんて読んだりもするようです。
なので初めて「the Middle Ages(中世)」という語を見たら、
やはり「『ミドルエイジ』…『中年』のことか…?」と思ったりするかもですね。
もちろん間違えても、だいたいは大丈夫かと思いますが。
ただ英語のテストだと得点(とくてん)に関わるかもなので、
「中世(the Middle Ages)」と「中年(middle age)」の違いを、ちょっと意識しておくといいかも?
まあそんな感じで~。
*1:「the Middle Ages/中世」の方だけ大文字(おおもじ)が使われているのは、固有名詞(こゆうめいし)…時代としては一つしかない具体的な物だからかと思われます。ただ「Ages」と、最後に「s」が付いている理由は不明です…。すみません