「風(かぜ)」*1や「空気(くうき)」関係でよく聞く英語、
「エアロ」についてのクイズ話です。
前置き。
まず「エアロ」とは、風(かぜ)や空気(くうき)等に関係する印象の言葉ですね。
日本でもよくカタカナで見る印象で、
例えばネットでは「エアロビクス」や「エアロバイク」、「エアロパーツ」などのカタカナ語も見られました。
またゲームでも、「風」関係の魔法の名前に付けられていたりもします。
(RPG『ファイナルファンタジー』のものが有名そうですね)
なので、日本でも割とお馴染み(おなじみ)っぽい「エアロ」ですが…。
ではここで突然ですが、クイズです。
あなたは「エアロ」を英語(のアルファベット)で書けますか?
良ければちょっと考えてみて下さい。
…どうでしょう?
もちろん分からなくても大丈夫です。
まず英和辞典によれば、
「エアロ」は英語では「aero(エアロ)」と書くようです。
…といっても、まずちょっと注意が必要でして。
ネットでいくつか「aero」の発音を聞くと、「エロウ、エロ-」や「『エとアの間の発音』+ロ」という風にも聞こえました。
(なので、カタカナ表記のようにしっかり順番に「エ」「ア」「ロ」が発音されるわけでは無さそうです)
また「aero」発音はイギリス英語とアメリカ英語でも違うようなので、さらに注意が必要そうですが。
とりあえず上では分かりやすさを優先して、「aero(エアロ)」と書かせて頂いています。
不正確(ふせいかく)でしたらすみません。
さて、その上で改めて「aero(エアロ)」の話ですが。
「a」は「ア」、「e」は「エ」と発音されることも多いので、
筆者などは、今でもついつい「aero」を「アエロ」と読んでしまいそうになります。
もしかしたら、同じような方がおられるかもですね。
(※実は他の外国語では「アエロ」に近かったりもするのですが、その辺りは追記で)
なので「aero」を知らない状態で、
「『エアロ』を英語で書けますか?」と聞かれたら。
「a=ア」、「e=エ」という知識に従って、
「earo(エアロ)」と、スペルを書き間違えてしまうかもしれませんね。
どちらかというと「ear(イヤー)/耳(みみ)」に近くなってしまう
※
まあ「エアロ」を英語で書く必要は、日本ではそれほど無いかもですが。
でも知っていたはずの語を、意外と書けないというのも面白い気もしますね。
…特に筆者はゲームで見慣れていた印象なので、少し恥ずかしい反面、余計に面白いです。
スペルがあやふやなまま魔法「エアロ○○」とか使ってました
なので、あなたが今度「エアロ」という語をどこかで見たり、
あるいは逆に「aero」のスペルを見ることがあれば。
「もう『aero(エアロ)』って知ってるから、ちゃんと読めるし書けるぜ~!」
なんて思ってみても、楽しいかも?
まあそんな感じで~。
追記
ちなみに今回は英語の「aero」がテーマなので
「aero(エアロ)」は「アエロ」じゃない、という風に書いていますが。
しかしこれは、あくまで英語での話だったりします。
というのも、例えばWikipediaによればそもそも、
「エアロ」が「空気・空中・航空」などの意味を持つラテン語接頭辞「アエロ」の英語読み…ということも書いてありました。
また当ブログの過去記事で調べた中でも、
「空気」を表す語として、ラテン語「aer(アーエール、アエル)」*2、ギリシャ語「αέρας.(アエラス)」といったものが見られました。
そのため別に「ae」=どの言語でも「エア」読みというわけではなく、
英語では「ae」は「エア」読みが多くても、他外国語では「ae」は「アエ」読みだったりもする…ということですかね。
なので、どこかで英語「aero」を「アエロ」と読んじゃうことがあれば。
「あー、ちょっとラテン語・ギリシャ語っぽく読んじゃったわ~」
「『ae』の発音もね、色々あるからね~」
なんてごまかしてみても、ちょっと面白いかもですね。
追記2
ちなみに日本語で「エアリアル」と書かれる語も、
英語だと「aerial(エアリアル)」というスペルになるようです。
…つい「アエリアル」と読みたくなってしまいますね(個人的うかつさ)。
その上に英語「air(エアー)/空気」ともスペルが違うので、さらに注意が必要です。
(「air+ial」ではなく、「aerial(エアリアル)」)
といってもこれらに関しては、
「エアリアル」というお菓子があったり、
また「エアリアル」というスキー競技もあるようなので。
「それらを見て知ってたぜ!」という方もおられるかもですね。
◆用語集
・aero(エアロ)【英語】:
ちなみに「航空力学(こうくうりきがく)」という分野は英語でaerodynamics(エアロダイナミクス)」というらしい。名前の響きがカッコいい。
また以前は『Aero(エアロ)』という名前のチョコレートが日本でも発売していたようだが、調べた感じでは現在は発売していない様子。
関連用語:「空(そら)」*3、「飛行機(ひこうき)」*4、「空港(くうこう)」、「航空券(こうくうけん)」*5
関連記事:『風に関する外国語セブン』*6、『空気を表す外国語セブン』、『空を表す外国語セブン』、『翼を表す外国語セブン』*7
・aerial(エアリアル、エーリアル、エリアル):
ちなみに対戦格闘ゲームでは「空中コンボ」(空中に浮かした相手に技をつなげて当てるテクニック的なもの)という技があったりするのだが、これが「エリアルレイヴ」と呼ばれることもあるようだ。対応しているのは上記単語「aerial」。
そしてWikipediaによればシェイクスピアの戯曲『テンペスト』には、空気の妖精・精霊「エアリアル/エアリエル」という存在が出てくるよう…なのだが。しかし英語版のWikipediaも調べてみるとスペルが「Ariel」だったので、また別の単語の様子。
関連用語:「無人航空機(むじんこうくうき)/ドローン/Unmanned aerial vehicle(アンマンド・エアリアル・ヴィークル,、UAV)」*8
・エアリアル【テンペスト】:
ちなみにアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』には「ガンダム・エアリアル」など、上記『テンペスト』の登場人物などに似た名称のキャラ・機体が多く出てくるようだ。
*1:「風(かぜ)」や「空気(くうき)」については 5/22 理科:四大元素(しだいげんそ)の話 ~地水火風~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:空気などを表すラテン語「aer(アーエール、アエル)」やギリシャ語「αέρας.(アエラス)」については 6/10 理+諸外他:「空気(くうき)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*3:「空(そら)」や、記事『空を表す外国語セブン』については 6/11 理+諸外:「空(そら)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*4:「飛行機(ひこうき)」や「空港(くうこう)」については 5/14 生活:図書館(としょかん) is 無料エアポート(空港)!? - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*5:「航空券(こうくうけん)」については 10/3 英+国:「航空券(こうくうけん)」は「空気(くうき)のチケット」ですか? ~「航空券」と「air ticket」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*6:記事『風に関する外国語セブン』については 5/8 英+諸:「風(かぜ)」に関する外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*7:記事『翼を表す外国語セブン』については 5/14 理+諸外:「翼(つばさ)」を表す外国語7つ+α! ~今週の外国語セブン~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*8:「無人航空機(むじんこうくうき)/ドローン/Unmanned aerial vehicle(アンマンド・エアリアル・ヴィークル,、UAV)」 についてはを 11/29 社+英:「FMS(エフエムエス)」の話 ~日本とアメリカの、兵器などの取引~ - のっぽさんの勉強メモ 参照。