美術+国語+ゲームの話ー。
物を透かして見る「透視(とうし)」と、
美術の技法、「一点透視図法(いってんとうしずほう)」などの話を。
用事があるので、とても簡単に。
前置き。
まず「透視(とうし)」というと、何かを透(す)かして見る、という意味がある語ですね。
普通の人間は、物(もの)を透かして見ることは出来ないので、
この「透視」は、「超能力(ちょうのうりょく)」関係でよく聞く印象もあります。
(例えば箱の中身を「透視」で当てたり、壁の向こうにある物を「透視」するなど)
そんな訳で個人的には、
「普通の人は『透視』できない」と思っていたのですが。
ですが調べてみると、意外と身近な場所で「透視」という語が使われているようです。
というのも、Wikipediaや手元の辞典によれば、
美術で「遠近感(えんきんかん)」…つまり絵の奥行き(おくゆき)を表現する時に、
「一点透視図法(いってんとうしずほう)」や「二点透視図法(にてんとうしずほう)」などのものが使われたりするらしいからですね。
(これらはざっくり言うと、集中点をいくつか作ることで、そこに向かって奥行きがある…みたいに思わせる技のようです)
筆者もこれらは学校の美術の授業で習ったのですが、すっかり忘れていました。
もちろん超能力の「透視」と、「一点透視図法」などは違いますが。
でも超能力の「透視」をイメージした後に、
美術とかで、「この画家は『「一点透視図法(いってんとうしずほう)』をうまく使って~」といった説明を聞くと、
「この『画家(がか)』は(超能力の)『透視(とうし)』が使えるの…!?」って思いそうで、面白いですね。
※
まあ本当に超能力が使える「画家」さんは、そういないと思われますが。
ただ、世の中で天才(てんさい)と呼ばれる人たちは、
あまりのテクニックがすごい場合、
見ている人から「超能力みたい」とか「魔法(まほう)か…!?」と思われることは、ある気がします。
なので、教科書によく載っている「一点透視図法(いってんとうしずほう)」なども、
すごいレベルだとそれこそ「超能力」みたいに思われたり、
「この画家の『(一点)透視(図法)』がすごいんだよ…」と言われたりするかも?
「うまい絵でほめられたいぜ!」という方は、ちょっと意識してみても良いかもですね。
まあそんな感じで~。
◆用語集
・透視(とうし):
似てる語:「投資(とうし)」*1、「投機(とうき)」*2
*1:「投資(とうし)」については 7/24 国+社他:「投資(とうし)」といったら「銭投げ(ぜになげ)」ですか? ~「資(し)」を「投(とう)じる」ことの話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。
*2:「投機(とうき)」については 11/18 社+こころ他:「投機(とうき)」は「心(こころ)」を「投(な)げる」ことですか? ~禅宗(ぜんしゅう)の「機(き)/心のはたらき」の話~ - のっぽさんの勉強メモ を参照。