生活(家庭科)+国語の話ー。
裁縫(さいほう)の、縫(ぬ)い方の一種、「かがり縫い」と。
その難しそうな漢字(を増した)表記、「縢り縫い(かがりぬい)」の話を。
諸事情で遅くなってしまったので簡単に。
前置き。
まず「かがり縫(ぬ)い」とは、縫(ぬ)い方の一種ですね。
手元の国語辞典等に載っていなかったので、ネットで調べてみると、
布(ぬの)の端(はし)を糸(いと)で巻き込んで、(端が)ほつれないようにする縫い方のようです。
筆者も、学校の家庭科(かていか)の授業で習った記憶がありますね、
で、筆者がこれを学校で習った時の表記は、
「かがり縫い」というものだった気がするのですが。
しかし、この前半のひらがな部分は、漢字にするとけっこう難しいようです。
というのも、「縢り縫い(かがりぬい)」と書くらしいからですね。
手元の国語辞典等には、「縢る(かがる)」という動詞が載っていたのですが。
この「縢る(かがる)」は、「もとの布と縫いつけた布とが離(はな)れないように、しっかりと縫う」などの意味を持つようです。
またネット等で確認すると、「かがり縫い」の「縢り縫い」とも書かれたりしていましたので、
この「縢る」手法を使ったのが「かがり縫い/縢り縫い」のようですね。
…しかし、調べていて思ったのですが、
この「縢」(漢和辞典によれば読みは「縢(とう)」)の字は難しいですね。
教科書やネットでも「『かがり』縫い」とひらがなが多かったのが、分かる気がします。
なので「かがり縫い」が普通に/上手くできる、という方でも。
文章(ぶんしょう)などで、
「あなたは『縢り縫い(かがりぬい)』ができますか?」と聞かれたら。
「難しそう、多分まだできない…!」と思ったりしそうですね、ちょっと面白いです。
※
ちなみに国語辞典では「かがり(縢り)」の説明として、
「すそを糸で『綴(と)じる』こと」と載っていました。
…また難しい漢字(「綴」)が出てきましたね。
裁縫系の語は、「裁縫」という表記からしても、何かと画数(かくすう)が多くて難しく見える気がします。
もちろん今の家庭科では、読みやすいようにひらがなを多くしたりして、
そこまで難しい漢字は使われないかもですが。
でももし、あなたが家庭科…もとい「裁縫(さいほう)」系に興味があり、
ちょっと古めの(裁縫系の)資料を読む、ことがあれば。
「縢り縫い(かがりぬい)」や「綴(と)じる」のような、
難しげな語を調べやすいように。
スマホや辞典を、手元に置きながらやるといいかも?
まあそんな感じで~。